スーパーにはたくさんの形状の麺類がありますが、それぞれ乾麺、生麺、茹で麺、蒸し麺など様々な名前がありますよね。購入するにあたってどの麺を選べばよいのか少し迷ってしまいがちですが、なんとなく生麺の方が美味しく仕上がりそうなイメージがありますよね。
今回の記事では生麺と乾麺の間をとった「半生麺」とはどのようなものなのか、麺の状態別の賞味期限や保存方法、半生麺は賞味期限切れでも食べることができるのかについて解説していきたいと思います。
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目次
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半生麺ってなに?
半生めんとは小麦粉と塩水の練り合わせて製麺し、常温か加熱空気を使用することにより乾めん類よりも高い水分量を保持した状態で止めたものを言います。乾麺のメリットと生麺のメリットを両方を持ち合わせているハイブリッドな麺で、最近ではこの使いやすく保存しやすい半生麺の普及が進んでいます。
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生麺の方が美味しい?
生麺と乾麺の違いはやはり水分の量です。生麺よりも水分が少ない乾麺は、生麺よりも茹で時間が長くなります。そうなると茹でている間に小麦粉の風味が飛ばされてしまうので、麺そのものの味わいが少なくなってしまう傾向にあります。
逆に言うと生麺の方は茹で時間が短くて済みますので、麺独特の香りや風味を感じることができるのです。これが生麺と乾麺の大きな違いでしょう。
その他の違いはやはり保存期間の違いですね。乾麺の方が生麺よりも水分が入っていない分、細菌の繁殖を抑えることができるので10倍以上も長持ちさせることができます。
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麺類の賞味期限を種類別に比較
- ゆで麺:5日
- 蒸し麺:5日
- 半生麺:60~90日
- 生麺: 14~90日
ラーメンの麺類には様々なタイプがあり、加工方法の違いによって賞味期限が異なります。最も賞味期限が近いのがゆで麺と蒸し麺です。冷蔵保存したとしても賞味期限は5日と非常に短いので早めに消費する必要があります。
一方で半生麺のように乾麺になる手前で乾燥を止めたものをは常温保存も可能なものが多いです。また半生麺ではなく生麺の場合は常温保存と冷蔵保存のタイプがありますのでしっかりと確認してから保存するようにしましょう。
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製粉メーカーは基本的には乾麺しか作らない
主に製粉をしているメーカーは基本的には乾麺しか提供していないところが主流です。一方で個人のラーメン店や、そのラーメン店の味をそのままパッケージにして販売しているメーカーについては生麺や、半生麺で販売されていることがほとんどです。やはり生麺や半生麺で加工するというのは手間がかかるので、製粉を主に行なっているメーカーでは比較的長期保存が可能な乾麺を同時に製造する方が都合が良いのでしょう。
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半生麺を保存していたら賞味期限が切れていた・・・食べられる?
半生麺の保存期間は2ヶ月から3ヶ月ほどですが、保存していると忘れていてあっという間に賞味期限が切れていたということもよくありますよね。
基本的に賞味期限が切れていたものに関しては、「食べる分には問題はないけれど、賞味期限以内に食べるよりも風味や味が劣化していることが多い」と言われています。
製造日から賞味期限までの期間に1.5倍した長さであればOK
よく言われているのが製造日から賞味期限までの期間に1.5倍した長さまでであれば安心して食べることができるということです。
例えば3か月の賞味期限が設定されている半生麺の場合は、3を1.5倍して4.5ヶ月までであれば問題なく食べることができるということになります。少し味が落ちてしまいますが、通常の使い方で問題なく食べることができます。
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麺が腐るとどうなるの?
では半生麺が傷んだり、腐ってしまうとどのような状態変化を起こすのでしょうか。麺が腐った時にどのような状態になるのかを以下にまとめてみました。
- アルコール臭がする
- 酸っぱい匂いがする
- 麺の色がくすんでいる、茶色になっている
- 酸味を感じる
- カビの匂いがする
- 袋が明らかに膨らんでいる
このような状態になっているものは、微生物による腐敗が進んでいる証拠ですので中の成分が変わっている可能性があります。少し食べた程度では、胃の中の酸が殺菌してくれるので全く問題ないのですがたくさんの量を一度に食べたり、体調が悪い時に食べてしまったり、高齢者や妊娠中の方などの免疫力が落ちている人が食べた場合食中毒をきたしてしまう可能性がありますので注意しましょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、
この記事をまとめると
- 半生麺は乾麺と生麺の良いとこ取りをしたハイブリッド製品
- 乾麺は茹で時間が長いので風味が飛んでしまうことが多いが、保存期間がとても長い
- 生麺は茹で時間が短くて済むので風味を残しながら調理することができるが、保存期間が短い
- 生麺は腐ると色が変わったりアルコール臭、酸っぱい匂いなどが発生する場合がある
- 少し食べた程度では問題ないが、状態が怪しいと思ったらそれ以上は食べないようにしよう
今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。
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