みなさんは「葉にんにく」と呼ばれる食材をご存じでしょうか?出荷時期が短いため、スーパーなどで見かける機会は少ないかもしれませんがとても美味しい野菜ですよ。
にんにくと同様の風味を味わえるため、炒め物などではとても重宝します。そんな葉にんにくですが、なかなか近所のスーパーでは売っていないものですよね。
葉にんにくが材料の場合は何か代用品はないのでしょうか?そこで今回は、
- 葉にんにくの代用品は?
- 葉にんにくには危険な要素が…?
- 葉にんにくは栽培できる?
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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葉にんにくの代用品は?
葉にんにくはにんにくの成長過程の途中で収穫する、にんにくの若葉です。12~2月頃の2か月程度でしか収穫できないため、とても貴重な野菜です。
通常のスーパーなどでは時期になっても取り扱っていない場所も多いため、手に入れることが困難でもあります。何か代用できる野菜などはないのでしょうか?詳しく紹介していきます。
ニラ
葉にんにくの代用品として一番馴染みのある野菜と言えば「ニラ」でしょう。にらは葉にんにくとは別の野菜に見えますが、実は同じユリ科の野菜のため仲間とも言えます。
風味は多少違うものの、同じような用途で使えるでしょう。炒め物で使用するのであれば、通常のにんにくも一緒に炒めれば、葉にんにくを炒めた場合により近くなるでしょう。
葉たまねぎは?
実は葉にんにくととても良く似た野菜で「葉玉ねぎ」というものがあります。葉玉ねぎの方が球根部分がぷっくりと膨らんでいる場合もありますが、若採りしている場合はほとんど区別がつきません。
それに同じユリ科ネギ属の野菜ですし、代用品にもなると考えられます。しかしにんにくと玉ねぎですから、多少風味の違いはありますので完全に同じとはいきませんよ。
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葉にんにくには危険な要素が…?
にんにくよりも優しい風味が漂う葉にんにくは、食べやすいためついついたくさん食べてしまいがちです。しかしにんにくなどは成分が強いため、食べ過ぎには注意が必要です。食べ過ぎてしまうとどのようなことが起きるのでしょうか?
食中毒の危険性は?
葉にんにくには、にんにくや玉ねぎ同様「硫化アリル」と呼ばれる成分が含まれています。硫化アリルはにんにくや玉ねぎの匂い成分で、葉にんにくなどには「アリシン」と呼ばれるアミノ酸が含まれています。
通常であればアリシンは強い薬効があるため、アリシンを含んでいるにんにくや玉ねぎを食べると様々な健康効果が期待できると言えます。
しかしアリシンは成分が強いため、一度にたくさん食べたり、長期間食べ続けると体質によっては腹痛や胃痛、嘔吐や下痢などを引き起こす可能性もあります。他にも皮膚炎や口内炎を引き起こす可能性もあります。
逆にメリットは?
胃腸が弱い方や、体質と合わない方の場合は食べない方がよいですが、基本的に硫化アリルは体に様々なメリットをもたらしてくれる良い栄養です。アリシンの効能は、
- 糖代謝促進による疲労回復効果
- 抗酸化作用による様々な生活習慣病の予防
- 血糖値上昇を抑制し糖尿病を予防する効果
- 血流改善による高血圧や動脈硬化などの予防
- 食欲増進効果
- 風邪や感染症などの予防
このように様々な効能が期待できます。玉ねぎや長ネギなどが健康に良いと言われるのは、「アリシン」によるものとも考えられます。
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葉にんにくは栽培できる?
葉にんにくはにんにくの若葉のため、通常のにんにくの鱗片を1片ずつ植えても栽培・収穫することができます。具体的な方法について詳しく解説していきます。
にんにくから栽培できる
先ほども少し紹介しましたが、葉にんにくはにんにくを成長過程の途中で収穫したもので、市販のにんにくを1片ずつ植えることで栽培・収穫することも可能です。
しかし市販されている球にんにくは、そのまま使えるように球を大きく育ててあります。葉にんにくとして栽培するためには大きくて勿体ないようですから、
葉を伸ばすコツは?
葉にんにくを栽培する上のポイントをいくつかまとめてみました。
- 植え付けは8~12月までに行う
- 植え付け前に土を十分に湿らせる
- 土壌管理はあまり乾燥させ過ぎない程度に水を与える
- 芽が出てきたら葉色を確認して随時追肥する
- 日中は20~25度程度を目安に、夜温は0℃を下回らない
- 草丈が25~40㎝程度になったら収穫
重要なポイントをまとめてみました。より詳しい栽培方法が知りたい!という方は以下のサイトを参考にしてみてくださいね♪
まとめ
今回は葉にんにくの代用品や効能などについて紹介しました。
この記事をまとめると
- 葉にんにくはニラや葉玉ねぎでも代用可能
- 食べ過ぎるとお腹が痛くなることも
- にんにくの鱗片を植えて栽培することで葉にんにくを収穫できる
いかがでしたか?葉にんにくや葉玉ねぎは、春の訪れを教えてくれる「春の味覚の一つ」です。もし見かけた際は1年に1度、味わってみるのも良いのではないでしょうか?
葉にんにくの代用品について少しでも知識が深まったのであれば幸いです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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