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「発酵あんこ」を作ったことはありますか?SNS等の口コミでは、発酵あんこを自作したものの、「水っぽくなってしまった」「失敗した!」という声も・・・。そんなときは、どう対処したらいいのでしょうか。今回は、
- 発酵あんことは?
- 発酵あんこが失敗する原因・対処法
- 発酵あんこの美味しい作り方
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目次
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発酵あんことは?
発酵あんこの特徴
「発酵あんこ」とは、砂糖を使用せず、麹の力で小豆を発酵させて作られる発酵食品のことです。麹に含まれるアミラーゼという酵素が小豆に含まれるでんぷんを発酵させ、甘味を出します。小豆と米麹の自然な甘さが特徴です。
味の特徴
発酵あんこは、砂糖を一切使用していません。茹でた小豆の甘味はほとんどありません。保温をすることで、米麹に由来する酵素が働き、自然な甘みが出てきます。砂糖を加えて作る一般的なあんこよりも甘さは控えめです。
カロリー・栄養成分
カロリー:100gあたり429kcal
栄養成分:
小豆⇒たんぱく質、鉄分、ポリフェノール、サポニン、食物繊維、ビタミンB群など。ポリフェノール含有量は、豆類の中でもトップクラス!黒大豆と比べても約2.3倍も含まれているそうです。薬膳では、解毒作用、血栓や動脈硬化の予防にも効果があると言われています。
麹⇒ビタミンB1、オリゴ糖、アミノ酸など。脳と腸にうれしい栄養素を含み、メンタルの安定効果も期待されています。
何で作れる?
家庭で炊飯器や圧力鍋、ヨーグルトメーカーを使って手作りすることができます。甘酒の作り方を応用して作ることができます。
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発酵あんこが失敗する原因・対処法
水っぽい場合
小豆の水分量が多過ぎたことが原因でみずっぽくなることがあります。水っぽい出来上がりになってしまったら、ガーゼを水に濡らして絞り、ザルに敷いて発酵あんこをのせ、ボウルなどで受けて水切りをします。それでも十分でないときは、小豆をよく煮詰めて水分を飛ばしましょう。
甘くない場合
小豆の渋切りをしていない、もしくは、発酵がうまく進んでいないと甘くならないことがあります。そんなときは、砂糖、ラカント、はちみつ、みりんなどで甘みを加えましょう。
リメイク方法
失敗してしまった発酵あんこは、リメイクして無駄なくいただきましょう。煮物やデザートなどにすることで美味しい料理に変身も可能です。
例1:発酵あんことかぼちゃのいとこ煮
かぼちゃと小豆で作るいとこ煮は、砂糖無しでも十分甘いのが特徴です。また、栄養価も高く、マクロビ・ヴィーガン対応メニューとしてもおすすめです。
例2:発酵あんこムース
発酵あんこに豆乳と甘酒、くず粉を加えたムースです。美味しくて整腸作用のあるデザート。甘いものがやめられない方におすすめです。寒い日には、甘酒でのばしておしるこにリメイクするのもおすすめです。
他にも、SNSの投稿レシピサイトでは、失敗した発酵あんこを使って、「甘酒や豆乳を加えたムース」「ヨーグルトのトッピング」「チリビーンズ」「抹茶ロールケーキ」などのメニューが投稿されています。ぜひ、チェックしてみてください。
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発酵あんこの美味しい作り方
材料
材料
- 乾燥小豆 200g
- 米麹 200g
- 塩 小さじ½
- 水 1リットル
- 炊飯器(圧力鍋でも作ることができます)
作り方(手順)
- 鍋にたっぷりの湯を沸かす
- 小豆を軽く洗い、鍋に入れて中火で10分茹でる
- 火を止めて、鍋に蓋をして30分蒸らす
- 小豆をザルにあげる
- 小豆を別の鍋に入れ、たっぷりの水を注いで沸騰させる
- 小豆とゆで汁を分けて、小豆が60℃程度になるまで冷ます
- 炊飯器の内釜に小豆と米麹を入れ、ゆで汁を適量加えて混ぜる
- 炊飯器の保温機能で10時間保温する(蓋はしない)
- 甘みが出たら塩を入れ、保存容器に移す
ポイント
その1:乾燥小豆は事前に浸水させる必要はなく、そのまま茹で始めることができます。
その2:小豆を茹でる時は、弱火で豆が割れないように煮てください。やわらかさの目安は、小豆を指で軽くつまんで潰れる程度。
その3:保温の際、温度が高すぎると発酵が働かないので、炊飯器の蓋をせず、ぬれた布巾を2重にかけるのがおすすめ。70℃以上になると麹菌が死滅してしまうので注意してください。
その4:発酵時にしっかりと混ぜたほうが均一に発酵できて甘みが増します。
保存方法
冷蔵保存:密閉できる容器や袋に入れてなるべく空気に触れないようにして保存しましょう。保存期間は、1週間程度です。
冷凍保存:密閉できる容器やラップに包んで冷凍庫で保存します。冷凍すると発酵がほぼ止まります。保存期間は2~3か月ほど。
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まとめ
今回は、発酵あんこが水っぽい場合の対処法などについてご紹介しました。
この記事をまとめると
- 発酵あんこは砂糖を一切使用していないため甘さは控え目
- カロリーは、100gあたり429kcal(甘いあんこに比べカロリー・糖質は低い)
- 発酵あんこが水っぽい場合は、よく煮詰めて水分を飛ばす
- 失敗した発酵あんこは、煮物やデザートにリメイクしよう
発酵あんこは、栄養価の高い発酵食品です。健康・美容のためにもぜひ作ってみてくださいね。
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