牛タンは焼き肉などの際に、必ずと言っても良いくらい注文される人気メニューの一つですよね。さっぱりとした口当たりと牛肉の風味、なんといってもあのコリコリ食感がたまりません。
そんな牛タンですが、牛肉だから多少赤い部分が残っていても大丈夫!と、生焼けの状態で食べてしまう方も多いのではないでしょうか?
しかし牛タンは生焼けの状態で食べてしまうと、思わぬ食中毒などを招く可能性もあります。具体的にどのような点に注意しながら食べると良いのかなど、詳しく解説していきます。今回紹介していくテーマは、
- 牛タンの生焼けに注意
- 食中毒の症状
- 食中毒を防ぐ方法
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね。
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目次
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牛タンの生焼けに注意
タンというと、お肉の部位で表すと「舌」ですよね。そのため、牛以外でも豚タンなどもありますよね。豚タンはよく焼くけど、牛タンはレアが美味しいので生焼けで食べるという方も多いでしょう。
しかし実は、牛タンもしっかり焼かないと思わぬ食中毒を招く可能性があります。どのような症状が出るのか紹介していきます。
生焼けを食べたらどうなる?
牛肉を大きく分類分けすると、筋肉と内臓肉に分けられます。筋肉はロースやバラといった部位が、内臓肉はハツやレバーといった部位がそれぞれ代表的ですよね。
その中でも生焼けの状態、いわゆるレアで食べられる場所は筋肉の部位と言われています。タンは内臓肉に分類されるため、レアで食べると食中毒のリスクが高まるため危険といえます。
内臓肉には細菌が付着している可能性が高いため、レアで食べる危険なのです。内臓肉を食べる場合は必ず中まで加熱されていることを確認してから食べるようにしましょうね。
食中毒の危険性は?
牛タンなどの内臓肉には、様々な細菌が付着している可能性が高いため、加熱不足で食中毒となる危険性があります。内臓肉に付着している細菌を具体的に紹介すると、
- サルモネラ属菌
- カンピロバクター属菌
- セレウス菌
- 腸管出血性大腸菌
- リステリア
- モノサイトゲネス
これらの細菌が付着している可能性が高いのです。体調によっては食中毒を発症しない可能性もありますが、睡眠不足や疲労などで体の免疫機能が下がっている場合は注意が必要です。
感染してしまった場合は、腹痛や発熱、嘔吐や下痢など様々な食中毒症状を引き起こします。最悪の場合は死に至るケースも報告されていますから注意しましょう。ユッケを食べて集団食中毒となってしまった事件などは有名です。
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食中毒の症状
牛タンを生焼けで食べてしまった場合の食中毒症状について紹介していきます。具体的な症状や、生焼けで食べてしまった場合の対処法などについて詳しく解説していきます。
症状
先ほども紹介しましたが、牛タンなどのいわゆる「内臓肉」には、様々な食中毒菌が付着している可能性があります。具体的には、
- サルモネラ属菌
- カンピロバクター属菌
- セレウス菌
- 腸管出血性大腸菌
- リステリア
- モノサイトゲネス
これらの食中毒菌に感染してしまった場合は、腹痛や発熱、嘔吐や下痢など様々な食中毒症状を引き起こします。最悪の場合は死に至るケースも報告されていますから注意しましょう。
対処法
牛タンに限らず、食中毒を起こさないための対処法があります。「つけない・増やさない・やっつける」、これらが食中毒を防ぐ3原則と言われています。意識して生活すると食中毒のリスクを下げることができます。
また既に生焼けでお肉を食べてしまった、という場合は、
- 下痢
- 発熱
- 嘔吐
- 腹痛
これらの症状が7日以内に見られた場合は、食中毒に感染している可能性が高いです。最寄りの医療機関に受診し、対応してもらいましょう。
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食中毒を防ぐ方法
焼肉でお肉を食べる場合に注視するポイントについて紹介していきます。少し意識するだけで、それほど特別なことは行わないですから誰でも行えますよ。
おはしで生肉を触らない
焼き肉を焼く際、生のお肉を触るお箸と食べるお箸を別にする、これはとても重要なことです。面倒くさく全て一緒のお箸で食べてしまう方も多いのではないでしょうか。
生のお肉を触った時点でそのお箸には既に細菌が付着してしまっています。そのお箸でそのままご飯を食べれば体に細菌が入ります。お肉はトングなどで焼くなど、焼く道具と食べる道具は別にしましょう。
傷んでいる肉を食べない
傷んでいるお肉を食べないということは基本中の基本ですが、焼くから大丈夫と、意外にも多少異変を感じても食べてしまうという方も多いのではないでしょうか。
色や臭いに異変を感じた場合は割り切って食べない、ということを徹底しましょう。焼いたからといって死滅しない細菌も当然あります。注意しましょう。
よく焼く
焼肉で食中毒を防ぐためには、3原則のうちの「やっつける」が重要になります。よく焼くことは「やっつける」事へと繋がります。
多くの食中毒菌は「75~80℃程度の温度で1分以上加熱」で死滅します。表面ではなく「中心温度」なので注意してくださいね。
まとめ
今回は、牛タンの生焼けによる食中毒や、食中毒にならないために気を付けることなどについて紹介していきました。
この記事をまとめると
- 牛タンは内臓肉に分類されているためレアで食べるのは危険
- サルモネラ菌やカンピロバクターなど様々な食中毒の原因菌が付着している
- つけない・増やさない・やっつけるの3原則を意識する
いかがでしたか?牛タンは牛肉だからといって生焼けで食べてしまうと様々な食中毒にかかる可能性が高まります。注意してくださいね。
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