牛乳の種類はどれがいい?子供、離乳食に良いのは?健康で安全なものは?

牛乳と言っても今はさまざまな商品が販売されていますが、どういう違いがあるかご存知でしょうか?成分無調整のものや低脂肪乳、加工乳など、種類が多くてどれを買ったらいいか迷いますよね。今回は、

  • 牛乳の種類って?
  • 安全な牛乳とは?
  • 美味しくて安全な牛乳とは?
といったテーマでお伝えします。

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牛乳のおおまかな種類

牛から絞ったままの乳を生乳といいます。この生乳だけを原料にしていて、「生乳100%」と表示されているものは以下の4つです。

牛乳

生乳を加熱殺菌しただけのもの。水を加えたり成分を減らしたりすることは禁止されています。ただし、季節で牛乳の成分が変わるため、乳脂肪分や無脂乳固形分の%表示に「以上」と記載されています。

パックには【種類別 牛乳】と表記され、乳脂肪分3.0%以上、無脂乳固形成分8.0%以上含んでいることが条件となっています。

成分調整牛乳

成分調整牛乳は生乳から水分、乳脂肪分、ミネラルなど一部の成分を除去して調整されています。無脂乳固形分は牛乳と同じで8.0%以上あります。

低脂肪牛乳

遠心分離で生乳から乳脂肪分の一部を除き、乳脂肪分を0.5%~1.5%以下と低脂肪にしたもの。牛乳と同じく、水や他の原料は加えていません。乳脂肪分以外の成分は牛乳とほぼ同じです。

無脂肪牛乳

低脂肪牛乳からさらに乳脂肪分を除き、乳脂肪分を0.5%未満にしたもの。乳脂肪分以外の成分は牛乳とほぼ同じです。

低脂肪牛乳や無脂肪牛乳は乳脂肪分を減らして作られているため、カロリーが低いことが特徴です。牛乳を飲むのと同じ栄養を摂りながらカロリーを抑えることができるので、ダイエット中の方やカロリーが気になる人におすすめの牛乳になります。

MEMO
牛乳と比べて低脂肪牛乳や無脂肪牛乳の方が安いわけ

生乳から除去された乳脂肪は、バターやチーズなどの原料となります。つまり、バターやチーズとしても売れるので牛乳より安くなるということです。

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安全な牛乳の種類はどれ?

市販で牛乳コーナーに並んでいる牛乳にはいろいろあります。その中には低脂肪牛乳、加工乳、乳飲料なども含まれます。低脂肪牛乳には脱脂粉乳などの安い材料を加えているものもあるため、成分表示をよく確認してから買いましょう。

成分無調整牛乳

生乳の成分にまったく手を加えていないのが成分無調整牛乳です。

低温殺菌牛乳

牛乳は生きている牛から絞られているため、雑菌が増えやすいです。そのために衛生上、殺菌が必要となります。一般的には120~130℃で2~3秒加熱する、超高温殺菌という方法をとりますが、高温で加熱するために品質が変わってしまうというデメリットがあります。

そこで、品質を変えずに殺菌できる方法が低温長時間殺菌です。63~65℃で30分加熱するという方法です。時間はかかりますが、牛乳本来の栄養を壊さない殺菌方法です。

  • できるだけ牛乳本来の味を楽しみたい
  • 加工されていると不安…

という方は、牛乳や成分無調整牛乳がいいでしょう。

脂肪分を抑えたいなら低脂肪牛乳、無脂肪牛乳を選びましょう。料理やお菓子に使う場合はコクのある牛乳や成分調整牛乳がおすすめです。ただ、パックの表示がややこしいので見間違いに注意してください。低脂肪と思って買ったら加工乳や乳飲料だった、というのはよくある話です。

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おいしくて安全な商品

では、赤ちゃんの離乳食期に与えても大丈夫な、安全な牛乳はどれでしょうか。おすすめしたい牛乳はは3つあります。

明治おいしい牛乳

種類別名称 牛乳
無脂乳固形分 8.3%以上
乳脂肪分 3.5%以上
原材料名 生乳100%
殺菌 130℃2秒間

「おいしい牛乳とはどんな牛乳か」を考え、牛乳の短所である「乳臭さ」をなくすことを目指して作った商品です。牛乳に含まれる酸素を極限まで減らして酸化による味の劣化を防ぎ、しぼりたての生乳の味に近づけた「ナチュラルテイスト製法」は、従来の牛乳より「乳臭さ」がなくなっています。

タカナシ 低温殺菌牛乳

種類別名称 牛乳
無脂乳固形分 8.4%以上
乳脂肪分 3.6%以上
殺菌 66℃30分間

連続式低温殺菌システムはタカナシが日本で初めて採用したそうです。生乳の生産地は岩手県葛巻町。生乳本来のおいしさそのままに、自然の甘みが感じられる牛乳です。

成城石井 成城石井牛乳

種類別名称 牛乳
原材料 生乳100%
無脂乳固形分 8.3%以上
乳脂肪分 3.5%以上
殺菌 65℃で30分(パスチャライズド製法)

成城石井で販売されている低温殺菌牛乳「成城石井牛乳」は低温殺菌牛乳専門店のタカハシ乳業で作られているオリジナル牛乳です。

タカハシ乳業の牛乳は飼料からこだわり、乳牛はすべて遺伝子組み換えでない飼料で育てているという、こだわりの牛乳です。風味と栄養を損なわない牛乳です。

MEMO
離乳食に向いているのは生乳100%の牛乳か成分無調整牛乳でしょう。生後7〜8ヶ月の離乳食中期からスタートし、まずは一口から始められてはいかがでしょうか。その際は加熱するのを忘れないようにしましょう。

まとめ

今回は飲んでも料理でも活躍の牛乳についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • 牛乳の種類は大別すると牛乳・成分調整牛乳・低脂肪牛乳・無脂肪牛乳の4つ
  • 加工されていると不安な場合は牛乳や成分無調整牛乳がおすすめ
  • 美味しくて安全な牛乳のおすすめは「明治おいしい牛乳」「タカナシ低温殺菌牛乳」「成城石井 成城石井牛乳」

パッケージの表示内容を正しく理解して、ご自分にあった牛乳を選んでくださいね。

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