牛筋の冷凍保存方法を解説!圧力鍋で下処理をすると柔らかくなる?

牛肉と言えばどうしても高価なイメージがありますが、部位によっては非常に安値で手に入るものもあります。それこそが、ズバリ牛すじ肉です。普通に調理しただけでは固くて食べられない牛すじ肉ですが、しっかりと下処理を行うことでトロトロの食感にすることが出来ますよ。

  • 牛すじを適切に冷凍保存する方法
  • 牛すじの上手な下処理方法
  • 冷凍牛すじを使用したおすすめレシピ

今回はこちらについて詳しく解説します。

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牛すじの冷凍保存の方法は?

保存方法

牛すじをたくさん下処理した場合、どうしても使い切れないことがあるでしょう。そんな場合は冷凍保存がおすすめです。

牛すじの冷凍保存方法

  1. 牛すじの粗熱をしっかりと取る
  2. ペーパータオルで牛すじの水気を拭く
  3. 牛すじを1食分ずつラップに包み空気を抜く
  4. ジップロックに入れて空気を抜き、しっかりと封をする

こうすることで、いつでも作りたての牛すじを楽しむことが出来ますよ。

解凍方法

牛すじを解凍する場合は、直接加熱してしまうのが最もおすすめ。既に下処理の段階でアクを除去出来ているためスムーズに調理が行えて非常に便利ですよ。記事の最後に冷凍牛すじを使用したレシピを紹介しているので是非参考にしてくださいね。

保存期間

しっかりと空気を抜いて冷凍保存を行えば、牛すじは約1か月間保存が可能です。

Point
保存期間はあくまでも目安。使用する前にしっかりと見た目と匂いに変化がないかを確認することが大切です。

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牛すじの下処理の方法は?

名前の通り筋があり固い牛すじですが、しっかりと下処理すればとても柔らかい食感にすることが出来ます。ここでは2パターンの下処理方法を解説します。ご自身の調理環境に合った方法を選択してくださいね。

圧力鍋がおすすめ

最も簡単でおすすめなのは圧力鍋を使用した下処理方法です。圧倒的短時間で牛すじを柔らかくすることが出来るため、忙しい人にぴったりの調理方法とも言えるでしょう。

用意するもの:牛すじ1kg 水400CC

  1. 普通の鍋に牛すじを入れて、全体が浸る程度の水(レシピ外)を入れて沸騰させる
  2. 牛すじの色が変わったら、火を止めてザルに上げる
  3. 流水で牛すじ表面のアクと汚れを取り除き、大きめの一口大にカットする
  4. 圧力なべに牛すじと水400CCを入れて、蓋をする
  5. 強火で熱し、蒸気が出始めたら弱火に変更して10分ほど煮る
  6. 加熱終了後、ザルに上げれば出来上がり

    point
    圧力鍋で加熱したあとは非常に熱くなっているため、火傷には細心の注意を払うようにしてください

圧力鍋が無い場合は?

自宅に圧力なべが無い場合でも諦めないで!以下の手順を守れば多少の手間は掛かりますが、牛すじを上手に下処理することが出来ますよ。

用意するもの:牛すじ肉500g、生姜1かけ、長ネギ(青い部分)1本

  1. 生姜を皮が付いた状態で5㎜幅の輪切りにする
  2. 牛すじをボウルに溜めた水の中に入れてよく擦る

    Point
    目的は、よく擦ることで牛すじ表面についた汚れを落とすためです
  3. 鍋に牛すじを入れて、完全に浸るまで水を注ぐ
  4. 中火にかけて沸騰させる
  5. 沸騰後、アクが出るまで約1分間そのまま沸かし続ける

    Point
    牛すじを煮ている最中に湯量が減少した場合は、都度牛すじが浸るまで水を継ぎ足しましょう
  6. 1分後、牛すじをザルに上げて流水で改めて汚れを洗い流す
  7. 一度鍋を洗い、牛すじを戻す
  8. 鍋に生姜とねぎを加えて再び牛すじが浸るまで水を注ぎ、沸騰するまで中火で加熱する
  9. 沸騰後、弱火に変えてそのまま1時間半~2時間程度ゆで続ける

    Point
    途中アクが出たら、念入りにすくい取りましょう
  10. 下処理終了!牛すじをゆで汁から取り出せばそのまま使用できます

    Point
    上記の方法で牛すじを煮込んだゆで汁には、牛の旨味がたっぷり溶け込んでいます。少し味を整えるだけで、極上の味わいを持つスープに早変わりです。捨ててしまうのはもったいないため、しっかり活用しましょう。

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冷凍牛すじの使い方

 

レシピ

ここでは、冷凍の牛すじを使用して作る簡単で美味しいメニューを紹介します。

煮込み

引用:クックパッド

圧力鍋を使用してトロトロになった牛すじを使用した煮込み。ご飯のおかずからお酒のお供まで、なんにでも合う万能メニューです。一緒に煮込んだこんにゃくも、牛すじの出汁を吸収して最高の味になっていますよ。

おでん

引用:クックパッド

寒い冬に絶対食べたいメニューと言えば、やっぱりおでん。具の好みは人それぞれですが、トロトロに煮込んだ牛すじは大人気になること間違いなしです。

カレー

引用:クックパッド

牛すじとたっぷり野菜を煮て作るカレーは、食べれば元気になること間違いなし。大人から子供まで人気の高いカレーは作り置きにも便利な、主婦の大きな味方です。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 下処理後の牛すじは、適切な手法を守れば1ヶ月間冷凍保存が可能
  • 解凍する際は、そのまま加熱して調理するのが最も簡単でおすすめ
  • 下処理方法は、圧力鍋を使用すると時間と手間の両方が省けて非常に楽
  • 圧力釜が無い場合もしっかり茹でれば、時間はかかるものの下処理は可能
  • 牛すじを使用したメニューは多彩で、様々な料理に使用することが出来る

いかがだったでしょうか。

安値な部位の肉であっても、調理方法1つでとても美味しく生まれ変わらせることが可能です。トロトロに煮込んだ牛すじは、一度食べたら忘れられない味。是非、試してみてくださいね。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

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