牛すじの代用3選!それぞれの違いは?出来上がりの違いはある?

おでんやカレーなどの具材に大活躍の牛すじ。そのぷるぷるとした食感が美味しいと、牛すじが好きな方も多いのではないでしょうか。

牛すじが好きでよく使ってはいるけれど、「もう少し値段を抑えたい」「ほかの安い部位で代用できないか」と考えたことはありませんか?

この記事では、

  • 牛すじの代用3選!
  • それぞれの食品の違いは?
  • 出来上がりに違いは出る?

をテーマに紹介していきます。牛すじ肉の代用品を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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牛すじの代用3選!

ほかの肉類と牛すじは食感も味も全然違いますので、替わりは基本的にありません。

豚足や牛以外の馬や鹿のすじ肉は存在しますが、牛すじよりも効果で手に入りにくいのが特徴です。

ここでは牛すじ肉より安価で手軽に手に入り、煮込み料理と相性の良い部位をピックアップしてみました。

豚バラ

豚バラ肉なら牛すじよりも柔らかい部位なので、牛すじのように長時間煮込む必要がありません。10~20分ほど煮込めば十分でしょう。

豚バラ肉を使った煮込み料理は美味しいとの意見もあります。また、おでんに入れるときは、串や爪楊枝にくるくると巻き付けて入れると食べやすくなるのでおすすめ。

豚のそのほかの部位よりもバラ肉が一番やわらかく仕上がります。また、食べ応えを求める方には、豚バラのブロック肉もおすすめです。

柔らかくするためには時間がかかりますが、美味しくいただけます。圧力鍋を使えば時短で調理することが可能です。

牛すじ肉が苦手なお子さまにも豚バラ肉はぴったりです。おでんに使えば豚バラ肉のいい出汁が出て美味しい洋風おでんに仕上がります。

手羽元・手羽先

牛すじ肉よりも短時間でできます。牛すじ煮込みやおでんで牛すじの代わりに使うのがおすすめ。

牛すじと違い煮出すとすぐに出汁が出てくるのも魅力です。脂が気になる方は、下処理をすることで、べたつきが気にならなくなります。

鶏肉のうま味を吸い込んでくれるので、大根との相性も抜群です。

鶏もも肉

おでんの具材に、牛すじ肉の代わりに鶏もも肉を使用しているという方もいます。おでんの味がしみ込んで美味しいそうです。

ぶつ切りでいれるのがポイント。鶏肉を入れたおでんは冷えると煮凝りのようになります。

皮がついているとなお美味しいでしょう。鶏団子にするのもおすすめです。

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それぞれの食品の違いは?

豚バラ肉・手羽元・手羽先・鶏もも肉それぞれの特徴を紹介していきます。

豚バラ

豚バラ肉とは、胸と腹のあばら周辺にある部分で赤身と脂肪が層になっています。三枚肉とも呼ばれ、加熱すると濃厚な旨味が出てきます。

うま味が汁に溶けだすため、煮物や汁物ぴったり。ジューシーな味わいが楽しめます。カリッと焼いて野菜の肉巻きやお好み焼きに使用するのもいいでしょう。

脂身が多く、やわらかい肉質が特徴です。そのためカロリーは高くなります。

手羽元・手羽先

  • 手羽元・・・手羽先とむねをつなぐ部分です。脂肪が少なく、ボリューム感があります。下処理は必要ないため手軽に調理でき、子どもでも食べやすいのが特徴です。揚げ物にもぴったりですが、骨から出汁が出るため、煮込み料理にも合います。手羽先に比べて骨が太く、脂肪が少ないです。
  • 手羽先・・・手羽の中で、手羽元を除いた部分が手羽先です。腕から羽根の先端部分を指し、骨は細く皮が厚いのが特徴。肉は少なめですが、うま味は十分にあります。揚げ物や焼き物にぴったりです。うま味があるためだしとしてもよく使われています。

鶏もも肉

鶏もも肉はももから足にかけた部分のことを指します。筋肉が多いので硬く噛み応えのある食感が特徴。

さまざまな調理法で活躍できるため、鶏肉の部位で一番使われています。弾力・厚み・つやがあるのも魅力です。

たんぱく質はもちろん、鉄分・ビタミンB2が豊富に含まれています。和食とも相性のいい部位です。

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牛すじ代用品のおすすめレシピ

牛すじの代わりになる代用品を使った、おすすめレシピを紹介します。

豚バラでおでん

材料(4人分)

  • 豚バラブロック肉 400g
  • 厚揚げ 1枚(200g)
  • 大根 12cm(360g)
  • こんにゃく 1枚(250g)
  • ※だし汁(カツオ) 1000cc
  • ※みりん 大さじ2
  • ※しょうゆ 大さじ2
  • ※塩 小さじ1/3

作り方

  1. 大根は8等分に切り、皮を厚めに剥きます。片面に1cmほどの深さの切り込みを十字に入れてください。
  2. 鍋に大根とかぶる程度の水を入れて中火で煮立たせます。弱火にし、大根に6割程度火が通るまで10分ほど茹で水気を切ってください。
  3. 厚揚げは長い辺を半分に切り、三角形になるように斜め2等分に切ります。こんにゃくは片面に5mm幅程度の切り込みを格子状に入れ、長い辺を半分に切り、三角形になるように斜め2等分に切ります。ボウルにこんにゃくを入れ、塩をふってもみこみ、5分おきます。
  4. 2の鍋を洗ってこんにゃく・かぶる程度の水を入れて中火で煮立たせます。3分ゆでて水気を切ってください。
  5. 豚肉は2cm幅に切ります。
  6. 4の鍋を洗って豚肉・かぶる程度の水を入れて中火で熱し、煮立ったら2分ほどゆでて水気を切ります。
  7. 土鍋に※・豚肉・厚揚げ・こんにゃく・大根を入れて煮立ったらふたをして弱火で30分ほど煮て完成です。

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手羽先煮込み

材料(2人分)

  • 手羽先 8本(480g)
  • サラダ油 大さじ1/2
  • しょうが(薄切り) 2枚
  • ※酒 大さじ1
  • ※みりん 大さじ1
  • ※砂糖 大さじ1/2
  • ※しょうゆ 大さじ1と1/2
  • ※水 150cc

作り方

  1. 手羽先は関節のところで手羽中と先端に切り分けます。手羽中は皮目を下にしておき、骨に沿って縦に1本切り込みを入れます。
  2. 鍋にサラダ油を入れて中火で熱し、手羽中を皮目を下にして入れます。隙間に先端を加えてそれぞれこんがりと焼き色が付くまで焼きます。裏返し、同様に焼きます。
  3. ※・しょうがを加えて煮立たせます。ふたをして肉に火が通り、味がしみるまで弱火で15分ほど煮ます。ふたをとり、上下を返しながら中火で照りが出るまで3分ほど煮詰めて完成です。

 

まとめ

牛すじ肉の代用品について紹介してきましたが、いかがでしたか?牛すじ肉独特のぷるぷるとした食感を代用品で楽しむのが難しいですが、牛すじ肉がないときは、他の肉類で代用してみましょう。

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