「グラパラリーフ」という植物をご存知でしょうか。日本では馴染みの薄い植物ですが、世界的には有名な野菜です。そんなグラパラリーフの栄養成分は?日本ではどのように入手できるのでしょうか。そこで今回は
- グラパラリーフって何?
- グラパラリーフの味はまずい?
- グラパラリーフの食べ方
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目次
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グラパラリーフって何?
日本ではまだまだマイナーなグラパラリーフですが、世界的には食用として食べられています。本来はサボテンの仲間で多肉植物と呼ばれる植物です。生命力が非常に強い植物で最近はレストランでも使用されることがあるようです。
グラパラリーフとは
「グラパラリーフ」とは、多肉植物の一種を食用として品種改良して誕生した植物です。日本では観賞用の多肉植物として流通されることが多いです。アグリアシストジャパン株式会社が食用に改良した後、農林水産省に新種として登録されています。
肉厚な葉が花のように広がっていき、葉の皮を剥くと鮮やかな緑色な果肉が出てきます。この葉の部分を食べるのですが、そのまま食べる事ができます。
栽培方法や特徴
生命力が強く、栽培しやすい植物ですので家庭菜園に向いています。原産地はメキシコですので日当たりの良い暖かな場所を好みます。ただし、強い日光に長時間当ててしまうと葉が焼けてしまいますので注意が必要です。
一方、ある程度の低温でも耐えられますが、雪や霜に触れてしまうと枯れてしまいます。雪の降る地域では室内で栽培するようにしましょう。水はけの良い土を好みますので水やりは毎日いりません。
水を多く与えてしまうと根や葉が腐りやすくなります。土が乾いたり、葉がしわしわになったりしたらたっぷり水をあげるようにしましょう。販売元の会社では月に2~3回、希釈した液肥を与えることを推奨しています。
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グラパラリーフの味はまずい?
グラパラリーフの味や食べ方がなかなか想像できないですよね。次にグラパラリーフはどのように食べ、どのような味がするのか、またどのような栄養成分が含まれているのかをご紹介します。
味は甘酸っぱく植物感が強い
皮はパリっと、中は水分が多く瑞々しい食感です。シャキシャキ感を生かしてサラダに用いられることが多いです。味は甘味が少なめで酸味が強めに感じられます。
どのような風味がするのかと問われた際によく例えられるのはりんごです。甘みは少ないですが、シャキシャキとした食感と酸味、含まれているリンゴ酸がリンゴを連想させるのでしょう。
りんごに似ていて葉りんごとも呼ばれる
グラパラリーフは別名「はりんご」と呼ばれ、リンゴの風味がします。リンゴの風味に似ている理由は、リンゴ酸が含まれている為です。
実は、リンゴから見つけられた成分であるためリンゴ酸と名前がついていますが、ブドウやバナナといった果物に含まれている成分です。グラパラリーフにも当てはまっており、しかも本家のリンゴより多く含まれるそうです。
カルシウムやマグネシウムなどの栄養豊富
牛乳コップ1杯分のカルシウムはグラパラリーフの葉8枚分で摂取出来ます。また、マグネシウムは100gあたり48.9mg含まれており、ケールと同じぐらい含まれています。
その他にも20種類に及ぶミネラルやビタミンが含まれていますので、身体に良い食材と言えるでしょう。先ほどご紹介したリンゴ酸には疲労回復の効果があります。
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グラパラリーフの食べ方
グラパラリーフは栄養成分が豊富に含まれていることが分かりましたが、どのように入手すればいいのでしょうか。また、オススメの食べ方もご紹介します。
入手方法
グラパラリーフはアグリアシストジャパン株式会社のオンラインショップで購入することができます。葉の部分をグラム別に販売しているほか、苗も販売されています。試しに葉を購入して、定期的に食べていきたいのであれば苗を買うのも良いですね。
癖がありそのままは食べづらい
食用として品種改良されてはいますが、元は観賞用の多肉植物です。独特な風味ですので、好き嫌いが分かれるかと思います。生のままで挑戦したい方は味噌や蜂蜜、チョコレートソースにディップして食べるのがおすすめです。
おすすめレシピ
グラパラリーフはメインで用いられるというより、料理のアクセントとして取り入れることが多いです。先ほど紹介したそのまま食べる方法が苦手だった方は、調理してから食べる方が食べやすいので試してみてください。
- サラダ
- ヨーグルト
- スムージー
- スープ
葉を数枚使用するだけでも存在感が強いかと思います。スムージーやスープに入れると他の食材の味と馴染んで比較的食べやすいかと思います。
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まとめ
「グラパラリーフの特徴や食べ方」などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- グラパラリーフとはサボテンの仲間で世界的に食べられている
- 酸味が強く、リンゴの様な風味
- 様々な栄養成分が含まれており、特にカルシウムとマグネシウムは含有量が多い
- 調理しても、そのままでも食べる事ができる
栄養価の高さより「野菜のサプリメント」と揶揄されることもあります。そして生命力が強く、栽培初心者でも安心して育てることができます。多肉植物として成長をさせていき、大きくなったら収穫して食べていくことでダブルの楽しさが生まれますのでおすすめです!
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