グリーンピースは生で食べれる?食べられない?美味しい茹で方を解説

みなさんはグリーンピースはお好きですか?メインの食材にはなりづらいですが、シチューの具に入っていたり、シュウマイにのっていたりと、料理を彩ってくれる名脇役です。

家庭では冷凍や缶詰でグリーンピースを使うことが多いかと思います。サヤから料理しようと思っても調理の仕方を知らないという方も多いのではないでしょうか?今回は

  • グリーンピースってどんな食べ物?

  • グリーンピースは生でも食べられる?

  • グリーンピースを美味しくゆでる方法

これらについて解説します。

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グリーンピースってどんな食べ物?

さやえんどうとエンドウ豆の兄弟

グリーンピースと聞くと、近年輸入された外国の豆と思っている方も多いのではないでしょうか。実はグリーンピースは江戸時代から日本で栽培されてきたさやえんどうやエンドウ豆と同じ豆です。

グリーンピースになる前のさやが若くて柔らかい時期に収穫したものがさやえんどうです。グリーンピースは未成熟の柔らかい実の時に収穫したものを指し、成熟し切ったものを乾燥させたのがエンドウ豆です。いまいちピンと来ない方は、枝豆と大豆の関係を思い浮かべてもらえればわかりやすいかと思います。

ちなみにエンドウ豆の苗が豆苗で、近年では安くて栄養価も高いと人気が高まっています。グリーンピースをさやごと食べれるようにアメリカで品種改良されたスナップエンドウなどもあります。

さやがまた柔らかいものを収穫するとさやえんどう

グリーンピースになる前にサヤが若く柔らかい時期に収穫するのが、さやえんどうです。グリーンピースやエンドウ豆とは違い、さやごと食べれることが大きな特徴です。シャキシャキとした食感でお味噌汁や煮物に彩りを添えてくれます。グリーンピースよりも青臭さが気にならないので、グリーンピースは苦手な方でもさやえんどうなら食べれると言う方も多いかと思います。

MEMO
さやえんどうは関東では絹さやとよばれています。若いさやが風で揺れる時にさや同士がこすれて、まるで絹がすれるような音がしたことに由来していると言われています。

実が未熟なものをグリーンピース

エンドウ豆に成熟し切る前の未熟な状態で収穫されるのがグリーンピースです。缶詰や冷凍食品にされて出回っているので一年中手に入りますが、グリーンピースの旬は春から初夏です。加工されていないグリーンピースは冷凍や缶詰にはない香りや甘味、ほっこりとした食感を感じることができるので、炊き込みご飯やスープに入れると絶品です。

一粒一粒は小さいですが、食物繊維を多く含むので、便秘などに悩んでいる方にもオススメしたい野菜です。また、ビタミンBやカリウムも含まれており、疲労回復やむくみ改善の効果なども期待することができます。

成熟したものがエンドウ豆

グリーンピースをさらに育てて完熟した実を乾燥させたものがエンドウ豆になります。

エンドウ豆には赤えんどうと青えんどうの二種類があり、赤えんどうはあんみつのみつ豆や豆大福などに使用され、青えんどうは甘納豆やうぐいす餡、煮豆などに使用されています。

エンドウ豆の歴史は古く、少なくとも1万年前から食べられてきたと言われています。エジプトのツタンカーメンの棺の中から見つかったり、中世フランスの国王ルイ14世がエンドウ豆が好きだったという逸話もあります。

近年では良質なタンパク質がエンドウ豆に多く含まれていることが注目され、ピープロテインというプロテイン製品が発売されているほどです。

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グリーンピースは生でも食べられる?

生では食べられない

生のグリーンピースに毒があるわけではないので、加熱前に食べても中毒を起こすということはありません。ですが、グリーンピースの実を一度サヤから出してしまうと、乾燥して固くなってしまうので、あまり美味しいとはいえないです。生で食べることはおすすめできません

茹でて食べよう

グリーンピースはあまり日持ちしない野菜です。収穫後も育ってしまうので、実から芽が生えてきてしまうためです。買ってきたら、なるべく早く下処理をすることをオススメします。サヤから出した実をタッパーに入れて水につけておくか、下茹でして冷蔵保存しましょう。固めに茹でれば冷凍保存も可能です。冷蔵保存で2~3日、冷凍保存で3週間を目安に使い切りましょう。常温においておくと芽が育つのが早まってしまうので、避けるようにしましょう。

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グリーンピースを美味しくゆでる方法

グリーンピースを美味しく茹でる方法をご紹介します。

材料

  • さや付きグリーンピース 約200g

  • 塩 小さじ1

  • 3カップ (600ml)

茹で方

【準備】鍋に水を入れて沸かしておく

①グリーンピースをサヤからだします。

サヤの丸みのある方から指を入れていくと、サヤが開くのでグリーンピースを出していきます。200gのサヤから取れるグリーンピースの量は約120gです。

②塩をまぶす

サヤから出したグリーンピースに小さじ1の塩をまぶします。茹でる前に塩をまぶすことで、アクが抜けて綺麗な色に茹で上げることができます。

③鍋で茹でる

火にかけていた鍋のお湯が沸騰したら、2で塩をまぶしたグリーンピースをそのまま入れます。2分ほど茹でたら火からおろし、鍋にグリーンピースを入れたまま粗熱をとります。

ポイント

グリーンピースを美味しくゆでるポイントは以下の2つです。

ポイント

1.茹でる直前に実をとりだす

2.茹でた後鍋に入れたまま粗熱をとる

グリーンピースは乾燥に弱く、すぐに固くなりシワが寄ってしまいます。グリーンピースの実をサヤからだすのは茹でる直前にし、鍋に入れたまま粗熱をとることで乾燥してしまうのを防ぐことができます。

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まとめ

いかがでしたか?

この記事ではグリーンピースを美味しく茹でる方法・保存の仕方をご紹介しました。

この記事をまとめると

  • グリーンピースはエンドウ豆が成熟する前に収穫したもの

  • グリーンピースは生で食べても美味しくない

  • グリーンピースは乾燥に弱い

  • グリーンピースの常温保存はさける

  • 塩をまぶしてから下茹でする

  • お湯に入れたまま粗熱をとる

グリーンピースの茹で方は意外と簡単です。今まで冷凍や缶詰しか使用したことがなかった方も、挑戦してみてはいかがでしょうか。

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