グレープシードオイルってご存知でしょうか?健康成分が多く、食用だけでなく美容面でも活用されているオイルで、アロマオイルや、なんと育毛剤にも用いられているそうです。大注目のスーパーオイルですね!では、実際にはどんな効果があるのでしょうか?使い方や特徴、注意点など気になりますよね。今回は、
- グレープシードオイルとは?
- グレープシードオイルには危険性もあるの?
- グレープシードオイルの効果とは?
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目次
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グレープシードオイルとは?
グレープシードオイルは、オリーブオイルとは異なり、味や香りがほとんどないのが特徴です。風味が強いオイルが苦手な方や、素材そのままの風味を楽しみたい方に好まれています。
ぶどうの種を絞って抽出したもの
グレープシードオイルとは、名前のとおり、ぶどうの種をしぼって抽出した植物性のオイルになります。ワインを製造する過程で取り除かれる種子を乾燥して圧搾し、精製したものです。
非常に栄養価が高い
良質な脂肪分や各種ビタミン類、抗酸化物質などさまざまな種類の成分が含まれています。また、飽和脂肪酸が少なく、体内で作ることができない多価不飽和脂肪酸の「オメガ6」であるリノール酸が約70%含まれています。適量を摂取するなら健康効果が非常に高いと考えられています。
日本ではあまり馴染みがない
ぶどうの種に含まれるオイルは10%程度のため、ワインの生産地であるフランスやチリ、イタリアなどで盛んに作られていますが、日本ではあまり馴染みがないかもしれません。
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グレープシードオイルには危険性もあるの?
大量に摂取すると危険
グレープシードオイルには、健康のために摂り入れたい成分が多く含まれていますが、過剰摂取は禁物です。不飽和脂肪酸のn-6系脂肪酸は、摂取しすぎると、善玉コレステロールも減らしてしまい、動脈硬化のリスクが高まるといいます。
リノール酸の過剰摂取
グレープシードオイルに含まれているリノール酸は体内で作り出すことができないため「必須脂肪酸」と呼ばれ、善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす働きがあると言われています。
適量であれば動脈硬化を予防する働きがありますが、過剰に摂取すると、肥満や生活習慣病を引き起こすおそれがあると言われています。
酸化すると危険
グレープシードオイルはリノール酸がメインの脂肪酸組成で酸化しやすいため、揚げ物のような高温にする加熱には向いていません。加熱によってトランス脂肪酸や有害物質が発生する恐れがあります。
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グレープシードオイルの効果とは?
グレープシードオイルを摂取することでどのような効果が得られるのでしょうか。
抗酸化作用
抗酸化作用は、老化や動脈硬化などにつながる活性酸素を取り除く働きのことです。グレープシードオイルには、その抗酸化作用のあるビタミンEやポリフェノールが豊富に含まれています。
日々発生する活性酸素を取り除くだけでなく、身体への悪影響を減らす効果もあります。
抗菌作用
グレープシードオイルには、食中毒菌である黄色ブドウ球菌や大腸菌が増えるのを抑える働きがあると考えられています。黄色ブドウ球菌は食中毒の代表的な菌であり、お弁当や乳製品、肉製品、お菓子などさまざまな食べ物が原因となっています。
食中毒対策として、抗菌作用の無いオイルよりも抗菌作用のあるオイルを使用すると良いかもしれません。
がん予防
グレープシードオイルに含まれるポリフェノールの一種であるプロアントシアニジンには、抗がん作用があるとされています。がん細胞の抗増殖効果、腫瘍細胞のみに作用する毒性などが確認されており、がん細胞の増殖を抑える働きへの期待が高まっています。
むくみを抑える
グレープシードオイルは、肌の収れん作用や保湿効果が高いと言われています。顔や体のむくみが気になる場所にマッサージするときに使用すると良いでしょう。伸びも良く、べたつかないのがグレープシードオイルの特徴です。
まとめ
いかがでしたか?
この記事をまとめると
- グレープシードオイルは、ぶどうの種をしぼって抽出したオイル
- グレープシードオイルは過剰摂取すると動脈硬化や肥満、生活習慣病を引き起こすおそれがある
- グレープシードオイルには、抗酸化作用・抗菌作用・がん予防・むくみ抑制の効果がある
グレープシードオイルはたくさんの健康成分があるのですね。難しいオイルと敬遠するのではなく、特徴を正しく知って、日々の料理やスキンケアに役立てていただければと思います。
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