グレープフルーツで腹痛・下痢に!原因は？妊娠中や子供は食べても大丈夫？

グレープフルーツを食べてお腹が痛くなったり、緩くなってしまう原因はなんなのでしょう？ビタミンなど栄養豊富そうなグレープフルーツですが、なんの成分が原因となってお腹に影響しているのでしょうか？

これらのテーマに沿って、グレープフルーツについて詳しく解説していきます！

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グレープフルーツで腹痛・下痢が起こる原因 　

グレープフルーツを食べて起こる腹痛や下痢は、何が原因となっているのでしょうか？グレープフルーツに含まれる以下の2つの成分の影響が考えられます。

クエン酸

酸っぱさの素となるクエン酸。グレープフルーツ以外にもレモンやオレンジなどに含まれる成分ですが、これが消化器官へ過度な刺激を与えることがあります。

肝臓が弱っていたり、胃腸の調子がよくない時はグレープフルーツだけに限らずクエン酸が含まれているものは控えた方が良いかもしれません。 普段から胃腸が弱い方も注意が必要です。

果糖 　 　

「過敏性腸症候群」をご存知でしょうか？これは何ヵ月にもわかってお腹の調子が悪く下痢などが続く病気です。この病気を持っていると、グレープフルーツに多く含まれる果糖が反応し、症状をより強めてしまう働きがあります。

過敏性腸症候群は、上記の３タイプに分かれます。これのどれかに当てはまる方は、果糖により腹痛や下痢症状を起こす可能性があります。

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ジュースは特に注意が必要

多くのフルーツジュースは濃縮還元されており、たくさんの果汁が入っています。それにより、グレープフルーツジュースに含まれている果糖の分量が多くなり消化しきれず、胃や腸に刺激を与える確率が高くなります。

グレープフルーツは妊娠中に食べても大丈夫？

妊娠中は、あのさっぱりとした酸味や香りのグレープフルーツを食べたくなると聞いたことはないでしょうか？実際に筆者も、つわり中はひたすらさっぱりした甘夏を食べていた経験があります。

酸味の強いグレープフルーツなどの柑橘類には、妊婦さん達への危険性はないのでしょうか？

妊娠中に嬉しい効果 　 　

実は、グレープフルーツには妊娠中にしっかり取っておきたい栄養素がいくつも含まれています。それは、抗酸化作用のあるビタミンCや、むくみ予防や改善効果のあるカリウム、赤ちゃんの成長に欠かせない葉酸、また鉄分の吸収率を高める要素のあるクエン酸です。

クエン酸は、お腹が弱っていると腹痛や下痢の原因となる栄養素とお話しましたが、嬉しい効果もあるんですね。

気をつけるべき点

グレープフルーツ自体の栄養はたっぷりなので食べても全く問題ありませんが、農薬や薬との相性の関係で注意する点があります。

1. 防腐剤、防カビ剤・・・グレープフルーツの原産はアメリカであり、日本に流通している多くもアメリカ産です。遠くの国から時間をかけて輸入されて販売するため、防腐剤や防カビ剤が添加されていることになります。国産のグレープフルーツだと配送に時間がかからなため、薬剤は添加されていません。最近は国内産も少しずつマーケットや通販サイトなどで流通してきたので、できれば国産のものを食べるのが安心ですね。もし入手できないようであれば、しっかりと洗ってから食べるようにしましょう。
2. 薬との相互作用・・・もし服用されている薬があれば、グレープフルーツを食べるのはお医者さんや薬剤師さんに相談してからにしましょう。グレープフルーツは数種の薬と相互作用を起こすことがわかっているので注意しましょう。
   

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グレープフルーツは子供が食べても大丈夫？ 　 　

酸味の強いグレープフルーツは子供が食べても安心でしょうか？アレルギーについても見てみましょう。

いつから食べられる？ 　

グレープフルーツは早くて生後9ヶ月ごろから、また離乳食完了期の1歳ごろから食べて良いと言われています。しかし、グレープフルーツにはクエン酸の胃腸への負担がかかることがあるのと、酸が強く歯のエナメル質を溶かしてしまうこともあります。また、与えるときは果汁のみにするなどして、しっかり咀嚼して食べられるか様子を見ていく必要があります。

アレルギー

グレープフルーツはアレルギー品目に入っています。発疹や咳などのアレルギー反応が出ないかどうかも、子供に与えるときはしっかりと見てあげましょう。このような危険を回避するためにも少量ずつから与えることが望ましいですね。

おいしいグレープフルーツ

どんなグレープフルーツが美味しいのでしょうか？その見分け方と、ちょっとしたテクニックで美味しく食べられる方法をお伝えします！

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見分け方 

新鮮な果実は、しっかりと水分を含んでいて 表皮にもハリ があります。グレープフルーツの大きさでなく、重みで判断しましょう。また皮から柑橘類は乾燥していくので、ハリのある元気なものを選びましょう。

皮を剥いて１日寝かせる

グレープフルーツをより一層美味しく食べるとっても簡単な方法をご紹介します！

1. グレープフルーツの果肉を皮から取り外す。
2. タッパーなど密封容器に入れて冷蔵庫に一晩保存する。以上で完成です。

不思議なことに、こうするとあげるとよりみずみずしくなり、ほのかに甘みも増します。これはグレープフルーツの交雑種の一種「文旦」も同じです。購入してからちょっと日がたってしまったなぁ、という時などにぜひ試してみてください！

まとめ

「グレープフルーツによる腹痛や下痢の原因」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？

グレープフルーツには胃腸に刺激を与えるクエン酸や果糖が多く含まれていることがわかりましたね。食べるタイミングなどは、ご自身の体調に合わせる必要がありますが、それらも身体に効果をもたらす栄養素です。上手に付き合って美味しくグレープフルーツを日々に取り入れてみてくださいね。