ゴーダチーズにカビが…正しい保存方法は?青カビや赤カビの違いは?

チーズと聞いて、あなたが最初に思い浮かべるのはどんなチーズでしょう。スライスチーズ?それともカマンベールチーズでしょうか。世界中に様々な種類の存在するチーズは、本当に奥が深いもの。その中でも特にワインとの相性が良いとされるゴーダチーズのことはご存じでしょうか?

  • ゴーダチーズってどんなチーズ?
  • チーズにカビが生えたらどうなる
  • 正しい保存方法

今回はこちらについて詳しく解説します。

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ゴーダチーズとは

まずはゴーダチーズとは、どんなチーズなのかを解説していきます。

特徴

ゴーダチーズはオランダを代表するチーズであり、その生産量はオランダで生産されるチーズ全体の50%以上にも及ぶほど。ゴーダチーズは加熱すると、糸を引くように伸びるためピザやグラタンなどに使用されることも多くなっています。

ゴーダチーズの特徴といえば、なんといってもその形。円盤型の大きなチーズを誰でも一度は見たことがあるのではないでしょうか。あれこそが世界中で愛されているゴーダチーズなのです。

チーズの大きさが決まっている?
ゴーダチーズの代名詞でもある円盤状の形ですが、実はサイズが定められていることはご存じでしょうか?そのサイズとはズバリ「直径35㎝×高さ11㎝・重さ約12㎏」が正式なもの。これより小さなサイズのゴーダチーズは、「ベビーコーダ」と呼ばれています。

ゴーダチーズの味は、数あるチーズの中でもクセがなくマイルドなため特に日本人の嗜好に合っていると評されています。ワインに合わせることは勿論のこと、おつまみや食事など幅広い用途で愛されていることもゴーダチーズの大きな特徴です。また、熟成度合いによって味が変化していくのもゴーだチーズの魅力の一つと言えるでしょう。

青カビと白カビ

チーズを解説する上で、忘れてはならないのがカビについてです。チーズはその作り方や熟成方法によって大きく7種類に分けることが出来ますが、その中でも特に有名なのが下記の2種類でしょう。

  • 青カビタイプ(ゴルゴンゾーラチーズ、ロックフォールチーズなど)

    青カビタイプのチーズは、製造工程で青カビを混ぜ込んで作るのが特徴的。青カビが繁殖しやすいように金串でチーズに空気孔を開けるのも独特です。
  • 白カビタイプ(カマンベールチーズ、ブリーチーズなど)

    表面に白カビを繁殖させて作る白カビタイプのチーズは、熟成するにつれて内部が柔らかくなる特徴があります。

その一方で、ゴーダチーズは細菌を熟成させて作る「セミハードタイプ」のチーズとして知られています。セミハードタイプとは、その名の通り比較的硬めで他のチーズと比べて保存が出来る特徴があります。

ゴーダチーズは外側をロウでコーティングすることによって、乾燥や雑菌を寄せ付けることがありません。そのため、青カビや白カビも発生しにくいと言えるでしょう。なお、食べる際にはこのロウを剥がして食べることが主流となっています。

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ゴーダチーズにカビが…

いざ、ゴーダチーズを食べようとしたらなにやらカビのようなものが…。ここではゴーダチーズにカビが生えたらどうするべきかを解説します。

カビが生える原因

チーズにカビが生える主な原因は、主に3つ。

  • 温度が高すぎる

    チーズの適切な保存温度は5℃前後が適切と言われています。そのため、常温下などで保存を行ってしまうと温度が高すぎることで雑菌が繁殖してカビが生えてしまう可能性があります。
  • 水分が付着している

    チーズは水分の付着を嫌います。水分が付着するとそこから品質が劣化し、黒カビなどが発生する可能性があるため注意が必要です。
  • 過度に空気に触れている

    熟成が大切なチーズですが、過度に空気に触れてしまうとそこから雑菌が付着してカビが生えることもがあります。

腐ったらどうなる?

ゴーダチーズにカビが生えてしまった場合、すぐに捨ててしまう必要はありません。セミハードタイプと呼ばれるゴーダチーズは、水分が少なく固いため内部までカビが浸透しにくい特徴をもっているため。もしカビが生えてしまった場合は、カビの周辺を少し広範囲に削ぎ落とせば残りは捨てずに楽しむことが出来ます。

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ゴーダチーズの保存方法

保存・日持ち

賞味期限は?

ゴーダチーズの賞味期限は、未開封か開封済かどうかによって異なります。

  • 未開封

    ゴーダチーズ製品に記載されている賞味期限に従いましょう。
  • 開封後

    適切な保存温度帯である冷蔵庫内で5℃前後を保ちつつ、約2週間程度で使い切りましょう。冷凍する際は約1ヶ月で使い切ることをおすすめします。

ナチュラルチーズの保存方法は?

熟成が大切なポイントとなるナチュラルチーズは、野菜などと同じように保存方法には気をつけなければなりません。保存の際の主なポイントは3つです。

  1. 温度帯と保存場所を守る

    チーズの適切な保存温度は、先ほども解説した通り5℃前後と言われています。そのため、冷蔵庫での保管が最適になりますがその中でも野菜室やチルド室での保存が好ましいでしょう。これは、冷蔵スペースと比較すると空間が狭くなっていることからより温度帯の変化が起こりにくいためです。
  2. ラップ+ジップロックに包む

    チーズをラップに包むことで、他の食材からの臭い移りを防ぐことは重要です。しかし、ラップだけでは完全に臭い移りを防ぐことは難しいことも。冷蔵保存・冷凍保存を問わず、ラップに包んだチーズをジップロックに入れて封をすることでしっかりと空気との接触を遮断することが可能です。
  3. 冷凍したチーズはそのまま加熱する

    一度冷凍保存したチーズは、長く保存が出来る分どうしても食感がボソボソとしてしまいがち。そんな場合は、常温などでの解凍を避けてそのまま加熱料理に使用してしまうのがおすすめです。

チェダーチーズの保存方法は?

チーズの分類としてはハードタイプとなるチェダーチーズ。保存する場合は、他のチーズと同様にラップとジップロックを使用して冷蔵庫内で保存することが大切です。また、しっかりと密封していてもチーズの内部から出る水分でラップ内に水滴が付いてしまうことがあるため、適度にラップを交換すると良いでしょう。交換の目安は3日〜4日に一度を目安となります。

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まとめ

この記事をまとめると

  • ゴーダチーズは大きな円盤型が特徴のオランダ産チーズで、クセのない味は特に日本人好みと言われている。
  • ゴーダチーズは、温度・水分・空気が苦手なため保存する際は注意をしないとカビが生えてしまう。
  • 一度開封したゴーダチーズは約2週間を目安として使い切るようにすることが大切。
  • 冷凍することで1ヶ月程度保存が可能だが、使用する際は解凍せずに直接加熱するとボソボソとした食感を防ぐことが可能。

いかがだったでしょうか。

チーズは種類によって特徴が大きく異なります。同時に保存方法なども異なってくるためゴーダチーズの特徴をしっかりと把握することで美味しさを十二分に楽しむことが出来るようになるでしょう。

この記事がみなさんの参考になれば幸いです。