コチュジャンの効能・栄養成分|食べ過ぎは体に悪い?副作用は?

韓国料理にかかせない調味料といえばコチュジャンですよね。コチュジャンをお料理に加えることによって、甘辛くなり、一気に韓国の味が味わえますよね。

コチュジャンは栄養成分や効能はどうなのでしょうか?食べ過ぎは体に悪いのでしょうか?知りたいですよね。

今回は

  • コチュジャンとはどんな調味料?
  • コチュジャンの効能
  • コチュジャンの食べ過ぎは体に悪い?

これらのテーマでご紹介いたします。

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コチュジャンとはどんな調味料?

コチュジャンとは、もち米麹と唐辛子の粉などを主な材料とする発酵食品のことをいいます。唐辛子の辛さもありますが、麹由来の甘みもしっかり感じることのできる、韓国生まれの調味料です。

コチュジャンをコチジャンとも呼ぶ人もいますし、日本では、これを味噌の一種とみなして唐辛子味噌とも呼ぶこともあります。

ビビンバを食べるときにはコチュジャンはなければならない調味料です。その他には、鍋物や煮物や炒め物や和え物から薬味などにも用い、そのまま生野菜につけたり、直接飯に混ぜ込んで食べたりもします。

 用途がきわめて広く頻繁に用いられる ため、日常の食事に欠かせない調味料となっています。

特徴

コチュジャンは、数ある韓国調味料のなかでも使い勝手がよく甘辛さと深いうま味・コクが特徴です。料理にプラスすると、辛さに加えてうま味も一段と上がります。

どんな味?まずい?美味しい?

コチュジャンは甘辛い味で美味しいです。豆板醤よりも甘めの味付けです。 コチュジャンは蒸したもち米に粉唐辛子、大豆麹、麦芽粉、塩を入れて1年ほど発酵させて作る味噌 です。

作りたてのコチュジャンはさらっとして鮮やかな赤色をしていますが、発酵期間が長くなるにつれて味噌特有の粘りと濃い赤みを帯び、香りと味に深みが増します。

現在スーパーなどで売られているものは 水飴 を使用しているため、伝統的なものより甘みが強く、口あたりがなめらかになっています。

辛さとともに広がるこの甘みは、韓国料理のベースとして使われ、炒め物や和え物、つけダレとその用途はまさに万能調味料です。

原材料

コチュジャンの原材料は、地域によって大豆や小麦など異なってきますが、一般的な原材料は、もち米に粉唐辛子、大豆麹、麦芽粉、塩です。

コチュジャンの原材料のイメージとしては、味噌の原材料と同じイメージです。味噌も地域によって原材料が違いますよね。

日本の味噌の大豆だけじゃなく大豆に米麹を合わせた米味噌や大豆に麦麹を合わせた麦味噌と種類があります。地域ごとに赤味噌や白味噌もありますよね。

コチジャンも 地域によっては、大豆や麦、小麦粉をベースに作られたりと、原材料がさまざまご当地の味があります。 

使い方

コチュジャン

コチュジャンはいろいろな料理にアレンジできて、幅広い使い方があります。コチュジャンを使うことによって、 一段とお料理の美味しさが増します。  主な使い方は以下のとおりです。

  • 定番のビビンバに使う
  • 炒め物に使えばごはんが進むピリ辛料理に
  • 茹でた食材と混ぜる
  • 色々な具材と共に、コチュジャンをスープの調味料として使う
  • コチュジャンにお肉などを漬けて焼く

栄養成分

コチュジャンには以下の栄養成分があります。

  • カプサイシン
  • ビタミンE
  • ビタミンA
  • 麹菌

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コチュジャンの効能

健康な人

脂肪燃焼・代謝アップ

唐辛子に含まれているカプサイシンには、脂肪燃焼効果があるためダイエットをサポートしてくれます。

また強い抗酸化作用があり若返りのビタミンとも呼ばれるビタミンEには毛細血管を広げる働きがあるので、 冷え性を改善し基礎代謝の向上に期待がもてます。 

整腸効果

コチュジャンに含まれる 麹が腸内環境の改善を促す ため、便秘の解消や予防に期待がもてます。

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コチュジャンの食べ過ぎは体に悪い?

下痢・腹痛

コチュジャンには唐辛子がたくさん使われています。唐辛子には豊富にカプサイシンという成分が含まれています。カプサイシンは感覚を管理している神経にくっ付きやすい性質があります。

「感覚神経」は全身に張り巡らされているので、舌を麻痺させたカプサイシンは、次に喉の感覚神経を刺激し、次に胃の中に入ると、 胃の感覚神経を刺激します。 

胃は感覚神経が刺激されると、胃酸を多く分泌します。これが腹痛の症状を起こします。

胃の中には「胃酸」と「胃粘液」という2つの液体とてバランスを取っているのですが、胃酸が多くなるとこのバランスが崩れてしまい、胃が溶けてシクシク、ズキズキという痛みが発生します。

胃の「感覚神経」には、胃粘膜を保護する働きがあります。しかし、カプサイシンによる胃への攻撃が長期にわたると、「感覚神経」は「胃粘膜の保護」をしなくなってしまうのです。

肌荒れ

唐辛子にはカプサイシンのほか、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEが含まれていて、ビタミンCはビタミンEとの組み合わせで抗酸化作用を発現し、 酸化されたビタミンEを元に戻す力 があります。

抗酸化でできる活性酸素は、シワやシミや老化や糖尿病などいろいろな物の原因になります。

その活性酸素を除去して酸化を抑えるのが抗酸化というビタミンAやCやEは抗酸化物質で、これらは体が酸化する前に自ら酸化することで体の酸化を防いでくれるという役目があるのです。

塩分過多による高血圧

コチュジャンは塩分が高いです。血液中の塩分濃度が高くなると、その濃度を下げるために血流量が増えて血圧が上がります。

塩分過多の状態が続けば、 慢性的な高血圧になるリスクがあります。 

太る

コチュジャン自体はカロリーがそれほど高くありませんが、食べ物との組み合わせに注意しなければなりません。韓国料理のレシピは基本的に肉を使うことが多く、カロリーが高くなる傾向にあります。

コチュジャンの 糖質は高い ので、糖質ダイエットをしている方は避けましょう。

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まとめ

この記事をまとめると

  • コチュジャンとはもち米麹と唐辛子の粉などを主な材料とする甘辛い味の韓国生まれの調味料です。
  • コチュジャンの効能は、脂肪燃焼や代謝アップや整腸効果があります。
  • コチュジャンの食べ過ぎは下痢や腹痛を引き起こす可能性があります。また、塩分過多による高血圧のリスクや太ってしまう可能性があります。

コチュジャンの食べ過ぎには気をつけましょう。

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