夏の旬野菜ゴーヤ。「にがうり」と呼ばれることも多いゴーヤですが、あの苦味は好みが別れるところです。お子さんに食べてもらうのもなかなか難しいですよね。
そこで今回は
- ゴーヤが苦い理由は?
- 苦くないゴーヤってあるの?
- ゴーヤの栄養
について紹介していきます。
スポンサードリンク
目次
|
|
ゴーヤが苦い理由は?
とにかくゴーヤといえばあの苦味が最大の特徴。「あの苦味がいいんだよね!」という人と「あの苦味は絶対に無理!」という方で意見が別れるところです。その苦味について詳しくお伝えします。
含まれる苦味成分
ゴーヤの苦味成分はモモルデシンという物質によるものです。とっても苦いけれどさまざまな栄養成分が含まれています。
その効果としては胃腸に働きかけて消化を促進したり、胃腸の粘膜を保護したりする成分です。
夏バテによる食欲不振に良い成分ですね。また血糖値や血圧を抑える効果もあるそうです。
食べる部分によって苦味が違う?
体に良いとわかっていても、ゴーヤの苦味がやっぱり苦手という方も多いのではないでしょうか。
ゴーヤの苦味を無くすことは難しいかもしれませんが、ゴーヤの苦味を抑えることはできます。まず、ゴーヤを割った時に中に入っている種とワタの部分。
ここが多いと苦味がかなりあります。ワタを取るときには、食べる果肉の部分からワタをできる限りていねいに取りましょう。
スプーンでこそげ落としてとるのがよく取れますが、ここでしっかりと取りきることが大事です。
でも、種とワタには果肉よりも多い栄養成分が含まれていますので、ゴーヤの苦味が苦手ではない方は種とワタも残して食べるのが良いでしょう。
もちろん果肉部分にも苦味はあります。こちらは薄く切って塩もみしたり、水にさらすことで和らげることができます。
また、炒めたりする加熱調理でも苦味が少し抑えられますので、ワタと種をしっかり取り、塩もみしたゴーヤにお肉・野菜・お豆腐・卵をたっぷり加えたゴーヤチャンプルにすると美味しく苦味も少なく食べられそうです。
他にも、薄く切って乾燥させたゴーヤチップスも苦味が少し抑えられていますのでチャレンジしてみてくださいね。
スポンサードリンク
苦くないゴーヤってあるの?
苦くないゴーヤの見分け方は?
苦味が全く無いゴーヤはありませんが、スーパーで購入する時に、苦味の少ないゴーヤを選ぶことはできます。苦味の少ないゴーヤは色が薄く、表面のイボイボが少ないまたは大きくて鋭くないものが苦味が少ないと言われています。
お店で購入する時にチェックしてみてくださいね。でも、そのようなものは栄養成分も少ないかもしれないとも言われています。また白ゴーヤと呼ばれる品種もあります。
こちらはその名の通り白い色がきれいなゴーヤです。苦味が少ない品種なので、薄切りにして塩もみするとサラダでも苦味が少なくおいしく食べられます。
またイボのないイボなしゴーヤという品種もあり、こちらも白ゴーヤと同様に苦味が少ない品種です。
あばしゴーヤ
沖縄には「あばしゴーヤ」という昔からの地場品種のゴーヤがあります。一般に売られているゴーヤより長さが短く太めでずんぐりとした形です。
水分がありみずみずしく、こちらも苦味がマイルドなので、生ではサラダや酢のもで食べることができます。
本島ではあまり見かけないかもしれませんが、見かけた時や沖縄へ行った時にはぜひ食べてみて、長いゴーヤの味と比べてみるのも良いですね。
スポンサードリンク
ゴーヤの栄養
ゴーヤにはモモルデシン以外にも体に良い成分がたくさん入っています。次はそれらの栄養成分について紹介していきます。
ビタミン成分
ゴーヤに含まれるビタミンCはレモンの2倍以上もあります。ビタミンCはとにかくお肌に良いイメージがありますよね。
コラーゲンを作ったり、鉄の吸収を良くする効果は貧血にも。
そのほか体の疲れにも良いので、まさに紫外線でのお肌の荒れや夏バテによる疲労にピッタリ。夏に食べるべき野菜と呼ばれるゆえんです。
ビタミンCは加熱しても壊れることのない成分ですので、やっぱりゴーヤチャンプルにぴったりですね。
カロチン
にんじんなどの色鮮やかな野菜に豊富に含まれ、栄養たっぷりの緑黄色野菜に多く入っているカロチンは緑色の濃いゴーヤにも多く含まれています。
カロチンはアンチエイジングや抗酸化作用にすぐれていてぜひとりたい栄養素です。
タンパク質
ゴーヤは他の野菜と同様にタンパク質があまり多くは含まれていませんので、たんぱく質が豊富な豆腐や豚肉と一緒に調理するゴーヤチャンプルで足りない栄養素を補うのが良さそうですね。
その他の成分
ゴーヤに含まれる食物繊維はなんとセロリの10倍以上。
便秘や便秘からくる肌荒れにも効果があります。植物繊維には腸内の善玉菌を増やす効果も期待できますので腸内環境をよくし食べ物の消化や吸収を助けます。
スポンサードリンク
まとめ
「ゴーヤの苦味や栄養について」たくさんご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
この記事をまとめると
- ゴーヤの苦味を抑えるにはワタや種をしっかり取ること
- ゴーヤの苦味を抑える調理方法は塩もみや水にさらすこと
- ゴーヤの苦味を見分けるには、色が薄くイボがないこと
- 栄養豊富なゴーヤはやっぱりゴーヤチャンプルにするのがピッタリ
夏の暑い日に食べたくなるゴーヤ。
「あの苦味が美味しい!」という方にはもちろん、「苦味が苦手で食べられない」という方も苦味を抑える方法をお伝えしましたので、この夏もたくさん食べて夏バテや日焼けに備えましょう。
スポンサードリンク