「ぎんなん」はイチョウの木にできる実で匂いが強烈なものですが、茶碗蒸しに入れたり串焼きにしたり、料理にするととても美味しい季節の食材です。そんなぎんなんには薄皮がありますが、みなさんは食べていますか?今回は、
- 銀杏とはどんな食べ物?
- 薄皮に含まれる栄養素
- 銀杏の薄皮も食べられる
- ぎんなん殻割りのコツ
- ぎんなんの薄皮の剥き方・取り方
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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ぎんなんとはどんな食べ物?
学名 | Ginkgo biloba |
分類 | イチョウ科イチョウ属 |
原産地 | 中国 |
おいしい時期 | 9月〜11月 |
ぎんなんは銀杏(いちょう)の木になる実の中にある殻に包まれた胚乳種の部分を食べる野菜です。「木の実」に分類されそうですが実は野菜の仲間なのです。銀杏にはオスとメスそれぞれの木がありますが、ぎんなんがなるのはメスの木限定です。
果肉はみなさんもご存知の通り臭すぎるので食べることはできません。また「メチルピリドキシン」という成分が含まれており、食べ過ぎると食中毒の原因となります。ぎんなんは主に愛知県や大分県で収穫されたものが出回っています。
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銀杏の薄皮も食べられる
ぎんなんは食べ過ぎると中毒症状を起こす食材ですが、ぎんなんの薄皮も食べることができます。枝豆やそら豆などにも薄皮があるように、取ることもできますが食べても問題はありません。
薄皮の栄養
ぎんなんの薄皮に含まれる栄養素は、ポリフェノールが代表的です。ポリフェノールには強い抗酸化作用があり、体のサビつきを防止したり生活習慣病を予防する働きがあります。
しかし、ぎんなんの薄皮の栄養素はまだまだま研究段階で、更に詳しいことはあまり判明していません。
- ポリフェノール:ポリフェノールは、植物に含まれている成分で苦味や色素の成分で、5000種類ほど存在していると言われており、その種類ごとに特徴ある健康効果を持つ栄養素です。共通点はとても強い抗酸化作用を持ち、活性酸素の除去や体の酸化による老化に関わる病気の予防に役立つ栄養素です
ぎんなんの殻割りのコツ
ぎんなんの食べる部分は、匂いが強烈な果肉⇒殻⇒薄皮といったように包まれています。一番剥きにくいのが「殻」の部分です。殻はかなりの硬さがあるので、素手で剥くのはまず難しいでしょう。そこで活躍するのがコチラ!
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100均アイテム活用
引用:小さなトクの節約記録
そこで活躍するのが 100均アイテム です。100均にはありとあらゆるものが売られてかなり魅力的な場所ですが…ぎんなんの殻割りアイテムもあります!
上記の写真がそのアイテムで、ペンチのような形をした中心部に殻付きぎんなんをセットし、ぎゅっと握ることで殻がパキンと割れる仕組みです。
銀杏の薄皮の剥き方・取り方
銀杏の薄皮は一緒に食べることができますが、口当たりや食感が気になる場合は剥いてから食べましょう。銀杏の薄皮の簡単な剥き方・取り方をご紹介します。
①水に浸ける
1つ目は 「水に浸ける方法」 です。銀杏を水に10分ほど浸けることで薄皮が柔らかくなり、ツルンと剥きやすくなります。冷水よりもぬるま湯を使った方が効果的です◎
②茹でる
2つ目は 「茹でる方法」 です。沸騰したお湯で5〜7分ほど茹でるのですが、茹でている間に自然と薄皮が剥けていることが多いので便利な方法です◎
③フランパンで煎る
3つ目は「フライパンで煎る方法」です。強火で熱したフライパンでコロコロと転がしながら煎ることで、薄皮が取れていきます。粗熱が取れたら残った薄皮を手で取りましょう◎
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まとめ
「ぎんなんの薄皮の栄養や剥き方・取り方」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 銀杏の薄皮にはポリフェノールが含まれているが、まだ研究段階
- 薄皮を取る方法は、①水に浸ける ②茹でる ③フライパンで煎る
銀杏の薄皮は食べることもできますが、口当たりが気になる場合はご紹介した3つの方法のいづれかの方法で剥いてみましょう。秋限定の食材なので、茶碗蒸しや素焼きなどで堪能してみてくださいね。
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