生姜を生でそのまま食べると体が冷える?効能や副作用を紹介!

生姜には、冷え性の改善や便秘解消など、女性に嬉しい効果がたくさんありますよね。

寒い時期はもちろん、暑い時期には食欲が刺激されて夏バテ防止にも一役買ってくれます。

そんな生姜を生でそのまま食べると、逆に体を冷やすことがあるとご存じでしたか?

温めようとしたら、逆に冷えていたなんてことになるかもしれません。そこで今回は、

  • 生姜がもつうれしい効能とは?
  • 生姜を生でそのまま食べると体が冷える?
  • 生姜にはどんな副作用が?
  • 食べ過ぎると?生姜の効果的な食べ方!

についてご紹介します。

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生姜がもつうれしい効能とは?

生姜には様々な効能があることが知られています。

ここでは、その効能を詳しく解説していきます。

基礎代謝をアップさせる

 血行をよくすることで基礎代謝がアップ し、さまざまな不調を解消してくれます。

加熱・乾燥させることで、ジンゲロールがショウガオール変化しますが、このショウガオールはジンゲロールより体を温める作用が強く、3~4時間ほど効果が持続すると言われています。

より効果を実感したい場合は、加熱・乾燥したものを摂取するのがおすすめです。

便秘解消でデトックス効果

生姜には食物繊維も豊富ですので、 腸内環境を整え、老廃物の排出の手助けをしてくれます。 

また、冷えからくる便秘の解消にも有効です。

胃腸の働きを活性化させる

 胃腸の血行が良くなり、胃腸の働きが活発になることで消化吸収力がUP します。

さらに、胃潰瘍の予防、ヘリコバクターやピロリ菌の殺菌効果もありますので、胃腸が弱い方やピロリ菌が気になる方は、無理のない範囲で摂取するといいでしょう。

風邪予防で免疫力アップ

 生姜には抗菌作用 があるため、風邪に引き始めや喉の不調、さらに近年の実験から、歯肉炎や歯周炎などにも効果が期待できると言われています。

ジンゲロールには、免疫力を向上させる働きがあり、風邪の予防、引き始めに摂取すると症状緩和が期待できます。

冷え性改善

ジンゲロールやショウガオールによって、 末端の毛細血管まで血行が良くなるので、冷え性改善効果が期待 できます。

皮にも栄養が?

皮には ポリフェノールとジンゲロールが含まれている と言われています。

特にジンゲロールが多く含まれているのが実と皮に近く、皮を剥くとその部分を残すのが難しくなります。

そのため、皮ごと食べた方がより多く摂取できるということです。

皮ごと食べる時は、

  • 鮮度のいいもの
  • 皮が乾燥していないもの

を選びましょう。

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生姜を生でそのまま食べると体が冷える?

生の生姜を食べると体が冷えると言いますが、実際はどうなのでしょうか?

詳しく解説していきます。

生の生姜と熱した生姜の違い

生の生姜と熟した生姜の違いは、「ジンゲロール」「ショウガオール」です。

 生の生姜は「ジンゲロール」が、加熱・乾燥した生姜には「ショウガオール」が多く含まれています。 
ジンゲロール

ファイトケミカルの一種。

酸化しやすく、空気に触れると3分ほどで劣化する。

血管を拡張し、血流をよくすることで体を温める。

ショウガオール

ジンゲロールが熱や脱水によって変化したものの一部。

炭水化物を分解しエネルギーに変換、代謝を促すことで体を温める。

症状別に使い分けが重要

生の生姜は、血管を拡張することで血流が良くなり、手先までぽかぽかしてきます。

しかし、 血管が拡張したままだと、どんどん熱が放出されされ、体温が下がってきます。 

加えて、汗をかくと蒸発する際に熱を奪われるのでさらに冷えてしまうというわけです。

一方、加熱した生姜は、 体内でエネルギーを消費することで熱を発生させます。 

汗をかいて体温が奪われても、またエネルギーを消費して熱を発生させるので、持続的に体の芯が温まることになります。

解熱目的なら生の生姜を、冷え性対策なら加熱した生姜を摂るようにしましょう。

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生姜にはどんな副作用が?食べ過ぎると?

生姜を主役にしたメニューだと、つい食べ過ぎてしまうこともありますよね。

食べ過ぎたときの副作用などはあるのでしょうか?

腹痛や下痢に

食物繊維が多いので、 消化不良を起こし、腹痛や下痢 になることがあります。

胸やけに

刺激がある食材ですので、 食べ過ぎると胸やけ がすることがあります。

動悸やアレルギーに

稀にアレルギーを発症することがあります。

発症しても、 遅延型ですので6時間~数日後に、肌荒れ・動機・だるさ・鼻炎など、アレルギーと結びつかない症状 が現れる程度で、気づかないことが多いです。

治まるのに数カ月かかることもありますので、長く続く不調がある場合は一度検査してみましょう。

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生姜の効果的な食べ方!

生姜の栄養をしっかり摂取しつつ、副作用が起こらない効率的な食べ方はあるのでしょうか?

適量や使い分けについて解説していきます。

毎日食べるなら一日の適量はどれくらい?

生:1日10g

乾燥:1日1~2g

 生の生姜はスライスで6枚前後 です。

乾燥生姜は成分が凝縮されていますので、摂取のし過ぎに注意してください。

一度にたくさん摂取するより、継続して摂取する方が健康・美容どちらの面でも効果が感じやすいと思いますよ。

生姜を加熱するときの注意点は?

加熱するとショウガオールが増えますが、 高温で加熱すると逆に減ってしまうことがあるので注意しましょう。 

80℃ぐらいでゆっくり加熱するのがおすすめです。

炒め物などでも焦げ付いたり香りが飛んだりするほど熱を入れすぎないのがコツです。

乾燥しょうがにして食べる!

生姜のエキスがギュッと詰まった乾燥生姜は、手軽で汎用性が高くおすすめです。

自宅でもつくれますので、生姜が消費しきれないときなどは作ってみるといいでしょう。

乾燥生姜の作り方

作り方
  1. 生姜を洗って皮付きのまま1mmくらいの薄切りにする

  2. 80~100℃に余熱したオーブンで1時間ほど乾燥させる

  3. 乾燥したら砕いて完成

フードドライヤーがあればそちらでも作れます。

まとめ

今回は、生姜の効能や副作用、おすすめの食べ方についてご紹介しましたが、いかがでしたか?

この記事をまとめると

  • ジンゲロールは血行を良くして体を温める
  • ショウガオールは炭水化物をエネルギーとして消費して体を温める
  • 生の生姜はジンゲロールの効果で体を冷やす
  • 冷え性改善なら加熱・乾燥させた生姜がおすすめ
  • 食べ過ぎは胃痛・胸やけ・アレルギーなどの危険性がある

生姜は季節関係なく料理に使いますし、旬の時期には皮ごと摂取したい食材です。

とくに、乾燥生姜を作っておけばお湯で溶かして生姜湯やスープにもできます。

健康はもちろん、美容のためにも、日常生活に生姜を取り入れてみてください。

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