銀ダラが高い理由とは?タラとは違う魚って本当?マダラ・銀ダラの使い方

皆さんはタラはお好きですか?10月になって徐々に寒くなると同時に、あたたかい鍋が食べたくなりますよね。特に冬の魚である鱈を使った鍋は、とても風味高くタラの豊かな味わいを味わうことができてとってもおいしいですよね。

そんなタラですが、スーパーなどに行くとマダラや銀ダラ、甘塩タラ、生たらなど様々な種類があってどれを買ったらいいか困ってしまうことはありませんか?今回の記事ではタラの種類の違いや、タラの選び方について解説していきたいと思います。

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タラってどんな食材?

英名 Cod
別名・和名
エネルギー(100gあたり) 77kcal
糖質量(100gあたり) 0.1g

タラ(鱈)はマダラはタラ科マダラ属の魚で、大きなものは全長1mほどにまで成長します。「ホンダラ」や「アカハダ」と呼ばれることもあり、小さなものは「ポンタラ」と言います。

日本では北海道と宮城県産が半数以上を占めており、12〜2月頃の冬の時期を旬としています。最近はロシアやアメリカ産の輸入モノも多く出回っています。

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タラの種類とは

いろんな料理に使うことのできるタラは非常に人気な食材です。鮮魚コーナーでよく見かけるのは「マダラ」「生たら」「甘塩タラ」「銀ダラ」の四つが主な品種ですね。これを料理に合わせて選ぼうとすると少し大変ですよね。 では今回はそんな4種類の店の違いや選び方についてお伝えします。

マダラ・生たら・甘塩タラは同じ魚!

皆さんも想像はつくと思いますが、マダラと生たらと甘塩タラに関しては全て同じマダラという魚です。生たらというのは「冷凍されていないということを伝えるため」に生という文字を使っており、買う人の目を引きやすいようにしているようです。

甘塩タラは塩漬けにしたマダラのこと」を言い、調理する時に下味をつける手間を省く事ができます。ちなみに甘塩というのは甘い味の塩と言うことではなく、「塩を使っているけれど塩分が控えめの状態」を指すので注意しましょう。

これらのマダラは脂身が少なくあっさりとしているので、「鍋料理や揚げ物」にするのがとても良いとされています。

銀ダラだけ実は別の種類!

実はこの中で銀ダラだけはタラではありません。銀ダラは「スズキ目」の魚で、しかも深海魚なのです。日本人がかつてマスやサケを獲りに行った時に見たことのない深海魚が網にたまたま引っ掛かっており、深海魚が泳ぐ姿がたらに似ていたことや、銀色の皮を持っており切り身にするとたらにそっくりだったことから「銀ダラ」というようになりました。

銀ダラはマダラに比べて脂がしっかりのっており、鍋料理よりも焼き魚や煮付けとの相性が良いと言われています。

〇銀ダラの産地

銀ダラは北海道や三陸沖でも獲れますが、量はそこまで多くありません。そのため、基本的には海外から輸入されています。

主な産地はアメリカ(アラスカ)やカナダです。そして旬の時期は秋から冬にかけてですが、基本的に輸入している銀ダラは冷凍された状態で運ばれてくるのでスーパーでは一年中通して購入することができます。

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どうして銀ダラだけ少し高めなの?

スーパーに行くとタラと銀ダラが販売されていますが、少しだけ銀ダラの方が値段が高いように感じます。元々はタラの人気が高く、銀だらは安い魚の種類としてとても有名でした。しかし日本人の食に対する好みが変わってきたり、世界的に銀ダラの人気上がり需要が増えたため、銀ダラの価格が上がったと言われているのです。

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マダラは栄養価にとても優れている!

マダラは魚介類の中でもビタミンDやタンパク質、そして水銀の少なさに定評がある食材なんです!特に妊娠中の女性におすすめとも言われているんですよ!ちなみに銀だらの方はレチノールと呼ばれる栄養素がたくさん含まれているので、妊娠中に食べ過ぎ注意な食材です!

タラに多く含まれる主な4つの栄養素

タラは高タンパク低脂質なのでヘルシーな食材としてオススメな魚ですが、グルタミン酸やロイシンヤリジンといった旨み成分であるアミノ酸が豊富に含まれています。

  • グルタミン酸:グルタミン酸は体内で脳内物質のGABAの生成に関わっており、緊張をほぐす効果があります。体内では有害なアンモニアの分解する力を持ち、血圧を下げる効果があると言われています。肌を構成するケラチンの材料でも知られており美肌効果も持っています。
  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • ナトリウム:ナトリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分保持に欠かせないミネラルです。人間の体内の水分を留める働きを持ち、普段は細胞外液に多く存在しています。ナトリウムとカリウムはセットで働き体内の水分調節とともに、老廃物の排出や栄養の取り込み、血圧に関わるミネラルです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • タラは様々な加工方法で販売されているため名前が異なる
  • 銀ダラだけは種類が違う魚!
  • タラは鍋料理や揚げ物にするのがおすすめ
  • 銀だらは焼き魚や煮付けにするのがおすすめ
  • タラはヘルシーだが高タンパクでとても優秀な栄養素をたくさん含んでいる食材

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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