「ニンニクを食べると元気になる!」という言葉をよく聞く方も多いのではないかと思います。実際にニンニクに含まれる栄養素には様々な効果が期待でき、古代エジプトでは今から5000年以上前にも関わらずニンニクは労働者たちのエネルギー源とされていました。今回はそんなニンニクに含まれる栄養素や効果についてまとめてみました。
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目次
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感染症対策にいいニンニク
ニンニクは古くから人々の健康を支える食材として知られていて日本においても万葉集や源氏物語に登場しています。あくまでもニンニクは人間自体の免疫力アップや健康に役立つものなので、ウイルスを予防するものではなく、コロナウイルスに関しても「ニンニク予防効果は根拠なし」としてWHOが正式に発表しています。しかし自分の免疫を強めることは最大の自衛になるので、他の病気にもかかりづらくなるはずです。
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ニンニクに含まれるアリシンの効果
ニンニクの主成分として有名なのがアリシンで、これはにんにくの匂いのもとでもあります。もともとはアリインというアミノ酸の一種で、それが酵素の働きによって変化したのがアリシンです。つまりニンニクが皮を剥いた状態では匂わず刻んだりすりおろしたりすることで強い匂いを放つようになるのは、アリシンが発生するためなのです。このアリシンはニンニクの薬効に大きく関わっていて、にんにくに期待される様々な健康効果はアリシンの効果と言っても過言ではありません。
免疫力アップ
アリシンはサルモネラ菌やコレラ菌などの病原体から体を守る働きがあるとされていて、免疫力のアップが期待できます。実際に源氏物語では、にんにくが風邪薬として使用されていたと記載されています。また、アリシンはビタミンB1と結びついて体を動かすエネルギーの生成を持続させたり、糖の代謝を促してくれるため、疲労回復効果が期待できます。「ニンニクを食べるとスタミナが付く」と言われているのはこのためですね。
殺菌・抗菌
アリシンはもともと、動物が嫌がる強烈な匂いを放つことで野生の動物たちから食べられないように身を守る役割があります。この外敵を除去する力は対動物に限ったことではなく、カビや細菌などにも該当します。そのためアリシンには強い殺菌効果や抗菌効果が備わっているのです。
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殺菌効果で期待できること
では実際にニンニクに含まれるアリシンの殺菌効果で期待できることはどのようなことがあるのでしょうか。
風邪などの感染症予防・治療
アリシンの殺菌効果や免疫力アップによって風邪などの予防や治療効果が期待できます。先述の通り実際に源氏物語の時代にはニンニクは風邪薬として使用されていました。現代でもニンニクによってウイルスや細菌に勝つ体作りをすることは推奨されています。殺菌効果以外にもにんにくには食欲を増進する働きがあるので、風邪で食欲がない時やストレスで食べる気が起きない時にはとくに取り入れるとよいでしょう。生の状態だと胃腸への刺激が強いので、すりおろして料理に混ぜたり加熱して食べたりするのがおすすめです。
傷の手当て
にんにくは傷の手当てにも使用されていました。にんにくを傷口に塗ることで膿にならないということで、昔は人々の中で常識的に浸透していたようです。たしかにニンニクの殺菌作用は傷口の菌を殺してくれますが、ニンニクの殺菌作用は強いので、逆に皮膚がまけて痒くなったり炎症を起こす場合もあります。現代は性能のいい傷薬がたくさんあるので、にんにくではなく薬を塗った方が安全でしょう。
回虫の駆除
ニンニクには駆虫性も期待でき、実際に回虫やギョウチュウ、サナダムシや十二指腸虫などの駆除薬としても用いられます。人間以外にも効果はあるので、薬を嫌がるネコちゃんの餌に刻んだ生ニンニクを入れることで寄生虫の殺虫補助ができるようです。ただしニンニクの強烈な匂いを嫌がる場合もあるので、様子をみながら少しずつあげる必要があります。
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まとめ
今回はニンニクに含まれる成分アリシンについてまとめてみました。にんにくはおいしいだけではなく、体の健康まで守ってくれるんですね。翌日の口臭や体臭など気になる点もあるかもしれませんが、たくさん食べて免疫力をつけ、ウイルスにも負けない体づくりをしましょう!!
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