岩塩は体に悪い?体に良い?添加物や発がん性は?他の塩との違いは?

ミネラルが豊富で健康にいいとされている岩塩。その一方で体に悪いという話も聞いたことはありませんか?いったいどっちの話が本当なのでしょうか。

この記事では、岩塩の健康効果や、体に悪いという噂の真相について紹介していきます。岩塩は体に良いのか気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

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岩塩は体に悪い?良い?

岩塩は体にいいのでしょうか?ここでは岩塩の成分や、体に悪いという噂をチェックし、岩塩が身体に与える影響について考えていきましょう。

岩塩の成分

岩塩は自然が作り出した天然のものなので、含有量や成分に変動が起こりやすい食品です。そのため目安ではありますが、岩塩の主な成分は以下の通りです。

  • 塩化ナトリウム
  • カルシウム
  • 4マグネシウム
  • マンガン

ミネラルが豊富で、なめるだけでも栄養摂取できると言われている程、一般的な塩より岩塩の方が、約1.5倍の成分が含まれています。

岩塩のピンクは着色料?

岩塩についている色は人工的に着色したものではありません。岩塩は本来無色透明をしていますが、含まれる成分によって色と味が変化します。

岩塩がピンク色になるのは、鉄分によるものです。カリウムが大量に含まれた岩塩は青色になります。

ブラックソルトと呼ばれている黒い岩塩は、硫黄が含まれており、口に含むと温泉の味がします。

ブラックソルトは結晶化したのち、マグマの高温で焼かれることで成分が変化し、硫黄を多く含むようになります。

発がん性について

ヒマラヤ岩塩には発がん性物質があるという話が存在します。しかし、岩塩の色は上記の通り着色されたものではなく、含まれている成分によるものです。

そのため、岩塩は体に悪いものではありません。では、なぜ岩塩には発がん性があると言われているのでしょうか?

それは、岩塩に含まれている亜硝酸塩が原因です。亜硝酸塩とは、亜硝酸イオンをもつ塩のこと。

アミノ酸と反応し、発がん性のあるニトロソアミンを作る性質があると言われています。亜硝酸塩単体では発がん性はありません。

どのくらいの量を摂取すると体に影響が出るのか、まだはっきりわかっていないのが現状です。気になる方は、食べすぎに注意しましょう。

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岩塩と他の塩の違い

ここでは、岩塩と他の塩の作り方や成分を比較しながら、岩塩の特徴を紹介していきます。

作り方の違い

岩塩は、地殻変動などにより、海が閉じ込められ、その海水が長い年月をかけて結晶化したものです。

世界でもっとも使用されている塩と言われており、アメリカやドイツ・イタリアなどで採取されています。残念ながら日本では岩塩が取れません。

一方、家庭でよく使用されている海塩は、海水をくみ上げ、天日干ししたり煮詰めて水分を飛ばして作られます。

成分の違い

岩塩と言えばピンクソルトが有名。ピンクソルトはヒマラヤ山脈がつながるパキスタンで主に採取されています。

ピンクソルトはおよそ84種類ものミネラルが含まれており、体に良い岩塩です。また、ミネラルの含有量が多いため、食塩に比べて甘みがあり角がないのが特徴。

一方精製された食塩の成分は、ほとんどが塩化ナトリウムでできており、ミネラルがほとんど含まれていません。そのため塩分濃度が高いのが特徴です。

海塩は海水から作られているため、食塩よりもミネラルが含まれています。が、塩化ナトリウムも約80%含まれています。食塩よりもまろやかさを感じるでしょう。

どっちが健康に良い?

ミネラルが豊富に含まれている岩塩の方が、健康にいいと言えるでしょう。

岩塩は自然の力で作られ、カルシウムやマグネシウム・ナトリウム・鉄分などが含まれています。

一方、一般的な食塩は精製されて作られています。そのため添加物が入っており、ミネラルがほとんど含まれていません。

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岩塩の健康効果、効能

岩塩には健康効果が期待できると言われていますが、具体的にどんな効果があるのでしょうか?岩塩の健康上のメリットをチェックしてみましょう。

健康上のメリット

岩塩は、体内のミネラルとほぼ同じバランスのミネラルを保有していると言われています。そのため、体内の毒素を排出する効果が期待できます。

基礎代謝が上がり、腎臓や心臓などの機能アップなど、体の器官にいい影響をもたらします。

また、循環器官以外に消化器官にもいい影響を与えます。消化液を分泌させ体内のphバランスを整えてくれる効果が期待できます。

消化器官の働きが改善されれば空腹感が抑制され、ダイエットにもつながるでしょう。

とある実験結果によると、岩塩は睡眠の質を高めるとも言われています。ナトリウムを1日2,000mg摂取した人と、1日5,000mgを摂取した人の睡眠時間を調査したところ、ナトリウムを多く摂取した人の方がよく寝られたという結果が出たのです。

歯磨き粉に岩塩を振りかければ、歯槽膿漏の予防にもなると言われています。

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岩塩はお風呂で使える?

岩塩は入浴剤として使用できます。発汗作用があるため汗をかきやすくなり、デトックス効果が期待できるでしょう。

岩塩には抗酸化作用があるとも言われており、シミやしわの改善など、アンチエイジング効果も期待できます。

そのほか、保温効果・保湿効果・殺菌効果もあると言われています。身体がぽかぽかになるので、寒い季節にもぴったりです。

入浴中はこまめに水分補給して、脱水症状にならないように気をつけてください。

まとめ

岩塩は健康に良いのか、それとも悪いのか、その疑問にお答えしました。岩塩はミネラルが豊富で、体に害がある食品ではありません。

デトックスしたい方やダイエット中の方は、普段の生活に岩塩を取り入れてみましょう。

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