がんもどきの原材料が含むアレルギー|離乳食はいつから食べられる?

おでんや煮物、鍋物の具として定番なのが「がんもどき」です。子供が居る家庭では大人が食べるものを与えてもいいのか悩みます。

特に離乳食の時期の子供は食べられるもの、食べられない食品があるので注意したいです。がんもどきは何歳から食べられるのか知りたい方も多いと思います。そこで、今回は

  • がんもどきはアレルギー食品?
  • がんもどきによるアレルギーの主な症状
  • がんもどきは離乳食でいつから食べられる?

についてご紹介します。

スポンサードリンク

がんもどきはアレルギー食品?

子供の与える前に初めての食品はアレルギーが気になります。がんもどきはアレルギーを気にしなければいけない食品なのでしょうか。

子供に食べさせる前にがんもどきのアレルギーについてチェックしましょう!

含まれるアレルギー食品

がんもどきはメーカーによって使われている原材料に違いがあります。

  • 大豆
  • ごま
  • 山芋

中に入っている材料に違いがあっても大豆とごま、山芋はほとんどのがんもどきに入っています。

アレルゲンを含む食品に関する表示(以下「アレルギー表示」という。)につい ては、これまで、食物アレルギーの実態調査及び誘発物質の解明に関する研究を厚 生労働省所管時から進めています。これまでの実態調査等を基に、過去に一定の頻 度で血圧低下、呼吸困難又は意識障害等の重篤な健康危害が見られた症例から、そ の際に食した食品の中で明らかに特定された原材料について、アレルギー物質を含 む「特定原材料等」として指定しています。現在、特定原材料等は28品目あり、え び、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ)、アーモンド、あわび、い か、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、ごま、 さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼ ラチンが挙げられています。

引用:消費者庁

大豆やごま、山芋はアレルギーを引き起こしやすい食品になります。アレルギーが心配な時や初めてがんもどきを与える時には注意が必要です。

スポンサードリンク

がんもどきによるアレルギーの主な症状

がんもどきにはアレルギーを引き起こす可能性のある大豆やごま、山芋が含まれています。アレルギーがある方が食べてしまうとアレルギー症状が出ることがあります。

  • 即時性:食べてすぐ~30分以内に症状が出る
  • 遅延性:食べて数時間~数日後に症状がでる

アレルギー反応には2パターンあり、即時性は直ぐに反応が出るので原因の食品を特定しやすいですが、遅延性は食品の特定がしにくいです。

がんもどきを食べさせた時にはアレルギーの症状が出ていないか必ず様子を見ましょう。なケースですが呼吸困難や痙攣など重症になる可能性もあります。

蕁麻疹

アレルギーになる可能性がある食品を食べた時に蕁麻疹が出ることがあります蕁麻疹は皮膚の一部が赤く盛り上がる症状で痒みもでます。時間がたてば消えてしまうことも多いです。

  • 口の周り
  • 酷い場合は全身に出る

口の周りや舌に蕁麻疹が出る症状を口腔アレルギー症候群と言います。体質にもよりますが、全身に蕁麻疹が出る可能性もあります。

喉の痒み・イガイガ

喉の痒みやイガイガはアレルギーを引き起こす物質を食べたり、吸ったりすることで起きます。

喉の痒みやイガイガはアレルゲンが喉を刺激することで炎症が起きてしまい喉の分泌物が増えることで起きます。

酷い場合には激しい咳、痰などの症状がでることもあります

腹痛・下痢

アレルギーの症状は腹痛や下痢などとしても現れることがあります。特定の食品がアレルゲンとなり腸内で過敏に反応して起きてしまいます。

体に摂取した食べ物は消化酵素により消化、吸収されますが、その際に消化しきれないたんぱく質のペプチドが原因となり腸管粘膜に侵入し、消化器系を中心にアレルギー症状を引き起こします。

特に下痢の場合には脱水症状に気を付けましょう。

嘔吐・吐き気

アレルギー症状には嘔吐や吐き気などの症状も出ます。アレルギーは特定の食べ物を食べると体の免疫システムが過剰に反応して起きます。

  • 牛乳
  • 小麦
  • 大豆
  • 鶏卵

この種類の食べ物は子供のうちにアレルギーが発症しても大きくなるにつれて食べられるようになることも多いです。

発熱

食物アレルギー症状は皮膚症状が多いですが、様々な症状が出ます。発熱や頭痛、だるくて長時間寝てしまうなどのケースもあります。

食物アレルギーは湿疹や痒み、腫れ以外にも症状はあるのでアレルギーが出る可能性がある食べ物を食べた後に発熱した場合はアレルギーの可能性も考えましょう。

スポンサードリンク

がんもどきは離乳食でいつから食べられる?

がんもどきを食べられる時期は生後9~10か月頃から大丈夫だと言われています。ですが、与える時には量など注意が必要になります。

やっぱり心配・・・という方は離乳食完了期に入る1歳過ぎ頃からの方が安心です。大人と同じように与えるのは危険なので止めましょう。

注意点・与え方

子供にがんもどきを沢山食べさせるとアレルギーの可能性やお腹をこわすこともあるので、初めての時は1口、2口程度の少量から始めましょう。

  • 柔らかくする
  • 小さく刻む
  • しっかり油抜きをする
  • 他の食べ物に混ぜる
  • 具材に気を付ける

子供に与える時は小さく刻んで食べさせることで食べやすくなります。また、がんもどきは油で揚げてあるので食べさせる前にしっかりと油抜きをしましょう。

油抜きは下茹でによる油抜きがおすすめです。がんもどきは煮崩れしやすい食品ですが小さな子供にとっては柔らかい方が食べやすいので、しっかり煮込み食べやすい固さにしましょう。

がんもどきの中には様々な野菜が入っています。子供には食べにくい食材が入っている時には取り除いて食べさせてあげた方が安心です。

無理に食べさせることはありませんが、嫌がる時には味噌汁など他の食べ物と混ぜて食べさせると食べやすくなります。

スポンサードリンク

まとめ

「がんもどきの原料が含むアレルギー、離乳食はいつから食べられる」についてご紹介しました。

この記事をまとめると

  • がんもどきの原料は大豆が使われていて、アレルゲンを含む食品に指定されている
  • 「蕁麻疹」「喉の痒み、イガイガ」「腹痛、下痢」「嘔吐、吐き気」「発熱」などの症状が出る
  • 安心して食べられる年齢は離乳食完了期を過ぎてからの1歳過ぎ頃

がんもどきには細かい野菜も入っているので栄養もあり離乳食に使えれば嬉しいですね。離乳食に使う時には細かく刻み、油抜きをしっかりすれば食べさせることはできます。

がんもどきに限らず初めて食べさせる食品は1口、2口の少量から始めて様子をみながらにしましょう。

スポンサードリンク