カルビが胃もたれ・胸焼けする…解消して直す方法は?症状チェック!

日本人なら嫌いな人はいないと言っても過言ではない焼肉。ジュージュー焼いたカルビを口いっぱいに頬張って食べるのは、至福のひと時ですよね。しかし、カルビを食べ過ぎて翌日胃がずっしり重くなってしまったことが誰でも一度はあるのではないでしょうか?

この記事では、カルビを食べたあとに胃もたれや胸焼けしてしまう原因と解消方法について解説します。

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カルビが胃もたれ・胸焼けする原因は?

カルビを始めとした焼肉は、他の食べ物と比較しても脂が多い食材の一つです。そのため、胃にかかる負担も同様に大きいものとなっています。

原因

  • 原因:早食いによる消化不良

    早食いによる消化不良は、胃もたれや胸やけの原因になります。具体的には、早食いをすることで胃が食べ物を消化するスピードをオーバーしてしまうためです。必然的に肉を食べる量が増えることの多い焼肉は、網で焼けたものを焦げないようにどんどん食べていくため結果的に早食いになりやすいと言われています。

    また、よく噛まずにご飯やビールで肉を流し込んで食べる人もしばしば見られます。心当たりがある方は注意するようにしましょう

    対策
    一口ずつよく噛んで食べることを意識する

    よく噛んで食べることで、唾液の分泌量が増加します。唾液にはアミラーゼという成分が含まれており、このアミラーゼが食べ物をしっかりと分解してくれる役目を果たしているのです。

    一口につき30回噛んで食べるように意識すれば、胃の消化機能を促進させて胃もたれや胸やけの発生を防ぐことができますよ。また、大根おろしや、山芋にもアミラーゼは含まれています。カルビを食べる際は一緒に摂取して胃の消化を助けることも大切です。
  • 原因:食べ過ぎによる消化不良

    美味しい焼肉は、ついついたくさん食べたくなってしまうもの。しかし、食べすぎは胃に過度な負担をかけることになります。胃は食べたものを一定期間蓄えたのちに形を変えてから小腸に送り出すメカニズムを持っています。

    食べ過ぎることで、胃の中に食べ物が蓄えられる時間が長くなるため、結果として胃もたれが発生してしまうのです。

    対策
    肉を食べる前に乳製品や野菜を摂取する

    食べ過ぎによる消化不良を防ぐためには、肉だけでなく他の食材をバランスよく食べることが重要です。特に効果が高いのは、食前にヨーグルトドリンクを飲むことで胃酸の中和や胃に粘膜を張って胃の不快感を緩和することが期待できます。

    また、最初からカルビを食べるのではなく、まずはキャベツなどの野菜から食べ始めるのもおすすめです。キャベツに含まれるビタミンUには、胃の粘膜を保護する機能があると言われています。

胃もたれと胸焼けの違いは

胃もたれと胸やけ、同じように使われることが多い言葉ですが、それぞれの定義は以下の通りです。

胃もたれとは
食事のあとや食間に胃が重く感じる症状のことを指します。これは食べたものが胃の中に貯えられる時間が長くなっていることが原因です。胃から十二指腸への排出機能の低下がによって起こりやすくなります。
胸焼けとは
一般的にはみぞおちの上の辺りがジリジリと焼けるような感じがする症状を指します。胸やけによって発生した胃酸が食道へと逆流することで、胃食道逆流症や逆流性食道炎を招く恐れがあります。

胃もたれと胸焼けの違いを理解したあとは、それぞれの症状をチェックしてみましょう。

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胃もたれの症状チェック

アニサキスの恐ろしさ

  1. タバコを吸う、またはタバコの煙をよく吸う環境にいる。
  2. 平日は、ゆっくり食事ができない。
  3. お腹を圧迫する服装、姿勢が多い。
  4. 天ぷら、とんかつなど脂っこい食事が多い。
  5. ストレスを感じることが多い。
  6. 食事はいつも満腹を感じるまで食べる。
  7. 食後すぐにお風呂に入ることが多い。
  8. 朝食を食べないことが多い。
  9. アルコールを飲む機会が多い。
  10. 空腹時でもコーヒーはブラックで飲む。

    引用:健康サイトbyアリナミン製薬

上記の症状に当てはまる項目が多いほど、胃もたれが起きやすくなる傾向があります。 

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胸焼けの症状チェック

下痢・腹痛

  1. 早食いすることが多く、噛む回数が少ない。
  2. お腹の張りを感じ、げっぷが増えた。
  3. 香辛料や炭酸飲料など刺激の強い食事が多い。
  4. 日常的にストレスを感じることが多い。
  5. 最近、暴飲暴食をすることが多い。
  6. 食後すぐにかがんだり、横になることが多い。
  7. 肥満傾向にある。
  8. 毎日アルコールを飲む、または飲む量が多い。
  9. 朝食を食べず、空腹でブラックコーヒーを飲むことが多い。
  10. タバコを吸う(喫煙)、またはタバコの煙(副流煙)をよく吸う環境にいる。

    引用:健康サイトbyアリナミン製薬

上記の症状に当てはまる項目が多いほど、胸やけが起きやすくなる傾向があります。

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胃もたれと胸焼けの解消法は?

下痢・腹痛

ここまでは、胃もたれと胸やけの違いと発生原因についてを説明してきました。ここからは、胃もたれや胸やけになってしまった場合の解消法について解説します。

胃もたれの解消法

胃もたれが気になる時は、温かいお風呂で胃の動きが活発になるようにマッサージを行うのが効果的です。具体的には、湯船の中で両膝を立てゆっくり呼吸をしながら指先で肋骨の下を良く揉むことで、ツボを刺激して胃の機能回復を早めることができますよ。

胸焼けの解消法

胸焼けの解消方法として、まずはベルトを緩めましょう。これは胃酸が食道へ逆流しやすくなる原因となる「胃の圧迫状態」を防ぐためです。食後に横になる際は、背中に座布団などを敷いて上半身が少し傾けることで胃酸の逆流を防ぐ効果があります。

また、食後にはガムを噛むことで唾液の分泌を良くし、アミラーゼによる分解作用を活発化させて胸焼けを抑えることが期待できます。焼肉屋さんの帰りにガムを貰えるのは、口臭予防だけでなく、胸焼け対策も兼ねているということですね。

薬をご紹介

上記の解消方法でも効果がない場合は、市販の胃腸薬を服用しましょう。薬の選び方としては、消化を助ける効果のあるものを選びたいところ。そのため、生薬成分が配合された「健胃剤」や、胃の消化機能を助ける「消化酵素剤」がおすすめです。

ただし、市販薬を服用しても2週間以上症状が続く場合は、別の病気の可能性があるため一度医療機関での受信をおすすめします。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 胃もたれは、胃の中の食べ物が消化不良を起こすことで胃が重くなる症状が出ること
  • 胸焼けは、胃酸が過度に分泌されることで胃がジリジリと焼けるような症状が出ること
  • どちらも自分に当てはまる症状をチェックすることで自己診断が可能
  • 市販の胃腸薬を服用すれば改善できるが、2週間以上改善が見られない場合は医療機関の診断を受けた方がよい

いかがだったでしょうか。胃もたれや胸焼けも焼肉の食べ方ひとつで未然に防ぐことが可能です。大好きな焼肉だからこそ、食べ終わった後に後悔しないようにしたいですね。

この記事が皆さんの参考になれば幸いです。

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