いぶりがっこは体に悪いの?栄養は?一日どれくらいまで食べてもいい?

皆さんはいぶりがっこという食材をご存知でしょうか?東北の方の人ではよく食べているという方が多いと思いますがそれ以外の地域ではあまりメジャーな食材ではありませんよね。

いぶりがっこは本当においしく私もいっぱい食べたら止まらなくなってしまうくらいでした。ですがいぶりがっこの食べ過ぎは体に良くはないと言います。ではどんな成分が体に悪影響を与えてしまうのでしょうか。

今回の記事では、

  • いぶりがっことは?
  • 特徴は?
  • 体に悪いって本当?
  • 身体に良い成分もある?

これらについて解説していきたいと思います。 

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いぶりがっことはどんな食べ物?

「いぶりがっこ」という名前は聞いたことがあっても、食べたことはないという方もいらっしゃると思います。

ここでは、いぶりがっこの特徴や味などについて解説していきます。

特徴

いぶりがっこは、秋田県発祥の漬物で、大根を燻製にして米ぬかで漬け込んだものです。「がっこ」は秋田の方言で「漬物」を意味し、燻す=いぶりと合わせて「いぶりがっこ」というそうです。

作り方の手順

大根の収穫

8~10本ずつ編み込み

つり下げ

燻煙乾燥(4~5日間)

漬け込み

熟成

他の漬物と大きく違うのは、一度燻してから米ぬかに漬け込むことです。そうすると、漬物でありながら燻製のような芳醇な香りがつき、癖になる味わいになります。

どんな味?まずい?美味しい?

塩味が強いものや甘味が強いものなどがありますが、味はたくあんを燻製にした感じだと思ってもらうとわかりやすいと思います。噛めば噛むほど燻製独特のスモーキーな香りと、米ぬかの風味が広がります。

燻製が好きな方なら、お茶請けやお酒のおつまみなどに最適ですが、苦手な方は箸が進まないかもしれませんね。

なぜ秋田の名物なの?

いぶりがっこは、豪雪地帯の秋田県内陸南部で、数百年前から大根の保存のために作られていました。秋田県では日照時間が短く、冬の気温も氷点下になるため、軒先に大根を干すと凍ってしまいます。

そのため、囲炉裏の煙を利用して大根を干し始めたことが始まりだったと言われています。

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いぶりがっこは体に悪い?

自然由来のもので作られる発酵食品のいぶりがっこは体にも優しいイメージがありますが、実際はどうなんでしょうか。気になる塩分やカロリーを見ていきましょう。

塩分量が高めなので注意

いぶりがっこの 塩分量は100gあたり3〜4g ほど。もともと保存がきくように作られたいぶりがっこは、やはり塩分が多いです。

そのため、料理に加える際は塩分をいつもより少なくするとちょうどいいかもしれません。

カロリーは低めだが、糖質が若干高め

 100gあたりのカロリーは85kcal 。ザラメ糖などを使っているとしても、主原料が大根なのでそこまでカロリーは高くありません。

ですが、 糖質は100gあたり約14g と漬物の中ではやや多めです。たくあんと比べると約8倍の糖質量となります。

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いぶりがっこの一日の適量は?

では、どのくらいの量だと問題ないのでしょうか。お漬物はついパクパクとお箸が止まらなくなりがちです。特に、いぶりがっこに多い塩分量に注目してみましょう。

一日量はどれくらい?

いぶりがっこに多い塩分に着目します。目標としている 食塩摂取量は男性が8g、女性が7gです。また、高血圧などの持病がある方は6g未満が理想 とされています。

お漬物は、2切れ程度で1g前後の塩分を摂取することになります。それに、おかずやお味噌汁を食べるとなるとやはり食べ過ぎは塩分過多になってしまう可能性があります。

おかずの塩加減なども調節しながら、食べるようにしましょう。また、使うお塩も質のいい天然のお塩をオススメします。

食べ過ぎるとどうなる

食塩の過剰摂取は、様々な症状と病気につながります。まず一番わかりやすいのがむくみ。塩分を過剰に摂ると、それを薄めようと体内の水分が排出されずに細胞から溢れ出ていいるのです。そして、高血圧にもつながります。

これは、動脈硬化・脳出血・心筋梗塞・脳梗塞など命に関わる病気のリスクが高まってしまうので気をつけねばなりません。

そのほかにも、肝臓に負担がかかってしまったり、不整脈により息切れやめまいが起きたりと、 塩分過多は体に支障をきたす要因となってしまいます。 

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いぶりがっこを食べるメリット

ここまでは食べ過ぎると体に悪いということをお伝えしましたが、逆に、いぶりがっこが体にいいとされる効能もあるんです!

それは腸内環境を整えてくれる善玉菌の一つ、植物性乳酸菌にあります。消化を促し免疫力を高めてくれる効果があります。

さらに、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富で、抗ストレス作用のあるアミノ酸も含まれているため、塩分には気をつけながら取り入れていきましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • いぶりがっこは、秋田県発祥の漬物
  • 大根を燻製にして米ぬかで漬け込んだもの
  • 体にわるいと言われるのは塩分と糖質が高いから
  • 食べる時は2切れ程度に抑えておいたほうが良い
  • 食べ過ぎると高血圧を引き起こすことも
  • 腸内環境を整えてくれる善玉菌を増やしてくれる
  • ビタミンやミネラルも豊富!

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。

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