塩蔵わかめが臭い?臭み取りの方法は?腐るとどろどろに?保存方法は?

日本人にとって、とくに馴染みが深く食べる頻度が多い海藻と言えば、やはりわかめでしょう。その中でも、一年中わかめを楽しめるように加工されているのが塩蔵わかめです。

この塩蔵ですが、乾燥わかめとは特徴が大きく異なります。

  • 塩蔵わかめの賞味期限について
  • 塩蔵わかめが臭い原因はこれ
  • 塩蔵わかめの正しい保存方法を解説

今回は、こちらについて詳しく解説していきます。

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塩蔵わかめの賞味期限・日持ち

塩蔵わかめとは?

わたしたちが日常的に目にするわかめの加工製品は大きく分けて2種類あり、その一つが今回解説する塩蔵わかめ、もう一つが乾燥わかめです。ここでは塩蔵わかめの特徴と2つのわかめの違いについて解説します。

塩蔵わかめ

塩蔵わかめは、文字通り生のワカメを湯通しした後に塩漬けしたわかめのことを指します。乾燥させる工程がないため、わかめの食感をより楽しむことが出来るのが大きな特徴です。

塩蔵ワカメは塩に漬かった状態であるため、そのまま食べるには塩分が多すぎる上何より美味しくありません。そのため、真水で戻しながら塩分を抜く必要があります。

乾燥わかめ

乾燥わかめは湯通したわかめをそのまま乾燥させたわかめのことを指します。乾燥させることで常温保存及び長期保存が可能になることが大きな特徴です。

また、わかめにはフコダインと呼ばれる成分が含まれていることで知られています。乾燥わかめと塩蔵わかめが同じ量であれば、乾燥によって成分が凝縮されている分、乾燥わかめに含まれるフコダインがより多くなります。

なお、乾燥わかめもまた使用する前に水で戻す必要がありますが、量を誤ると使い切れないくらいの量に増えてしまうため注意が必要です。

賞味期限

塩蔵わかめの賞味期限は包装された状態のものをお店で購入した場合、必ず製品のパッケージに記載されています。

食品の賞味期限は各食品メーカーが科学的な検証の結果設定しています。同じ塩蔵わかめであっても使用する塩の量や濃度の違いで設定される賞味期限が異なるのが面白いところです。

一般的な塩蔵わかめの賞味期限としては、未開封状態であれば冷蔵保管で約3ヶ月の日付を設定しているメーカーが多くなっています。

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塩蔵わかめの臭みの原因

乾燥わかめと違い、生に近い食感を持つ塩蔵わかめには独特の臭いがあります。人によっては、この臭いを不快に感じてしまう場合もあるようです。

ここでは、塩蔵わかめの臭いについて解説します。

磯臭さが特徴

塩蔵わかめの特徴といえば、独特の磯臭さです。わかめ好きには「この臭いがしないとわかめじゃない!」という人も多いです。

臭み取りの方法

塩蔵わかめの磯臭さを取るには、沸騰したお湯の中に塩蔵わかめを入れて1分程度湯通しすることで解消させることが出来ます。

同時に塩分も抜くことが出来るのでおすすめですがあまり長時間湯通ししてしまうとわかめがグズグズと溶け出してしまい食感が台無しになってしまうため注意しましょう。

腐っている塩蔵わかめの見分け方

磯臭さとは違った臭さがある場合、そのわかめは腐敗している可能性があります。腐敗したわかめを食べてしまうと

  • 嘔吐
  • 腹痛
  • 下痢

などの食中毒症状を発症してしまう可能性があります。もしも、腐敗したわかめを食べてこのような症状が出た場合は、個人での判断は避けて速やかに病院で医師の診察を受けるようにしてください。

なお、腐敗が進行したわかめの特徴は以下の通りです。

  • 外観:色が茶色く変化しており、わかめの端がドロドロと溶けている
  • 臭い:磯臭さとは違う生臭さがある

塩蔵わかめを使用する際は、「外観」と「臭い」の2つを意識すると塩蔵わかめの変化に気づきやすいでしょう。特に一度開封したわかめは、品質が劣化しやすいため注意が必要です。

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正しい保存方法・保存期間

保存・日持ち

冷蔵方法・保存期間

未開封状態の塩蔵わかめは、原則として冷蔵保存が基本です。速やかに冷蔵庫に入れれば、製品パッケージに記載されている賞味期限内は美味しく使用することが出来ます。

一度開封した塩蔵わかめの保存方法は後ほど解説します。

冷凍方法・保存期間

未開封状態であれば、塩蔵わかめを冷凍保存することで約1年間日持ちさせることが可能です。ただし、こちらも一度開封してしまった場合は正しい保存方法を守る必要があります。

開封後の場合は

冷蔵保存

開封後の塩蔵わかめはしっかりと封をして速やかに冷蔵庫内で保存しましょう。開封後の塩蔵わかめは、パッケージに記載されている賞味期限に関わらず1ヶ月以内に消費するようにしましょう。

一度開封したら賞味期限はどうなる?
食品メーカーが設定している賞味期限日付は、あくまで「未開封状態」を担保するためのものです。一度開封してしまった食品は、空気に触れることで急速に品質が劣化してしまいます。そのため、賞味期限日付は効力を失ってしまうのです。

冷凍保存

開封後の塩蔵わかめを冷凍保存する場合は、予め塩抜きをしておくと使いやすくて便利です。

  1. 塩蔵わかめを十分に塩抜きする
  2. 塩抜きしたわかめの水分を十分に切る
  3. 包丁で1回分ずつわかめをカットする
  4. カットしたわかめをラップに包み空気を抜く
  5. ジップロックにラップに包んだわかめを入れて空気を抜きチャックをする
  6. ジップロックの表面に冷凍実施日を記入する
  7. 冷凍庫内に速やかに保存する

この方法で冷凍保存した場合、約1ヶ月間使用が可能です。

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まとめ

この記事をまとめると

  • 塩蔵わかめは乾燥わかめと異なり食感を楽しむことが出来るが、賞味期限が短くなっている
  • 塩蔵わかめには独特の磯臭さがあるが、湯通しすることである程度は解消が可能
  • 磯臭さとは異なる異臭がする場合は、腐敗が進行している可能性があるため注意が必要
  • 一度開封した塩蔵わかめは、正しい保存方法を守ることで約1ヶ月間は美味しく食べることが出来る

いかがだったでしょうか。

ミネラルやカルシウムが豊富に含まれているわかめは、毎日食べたい食材の一つです。適切な保存方法をしっかり守って毎日の食卓でわかめを楽しみましょう。

この記事がみなさんの参考になれば幸いです

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