ためしてガッテンで紹介されてから、かなり広く知られるようになったえごま油。健康食品として非常に優秀であるえごま油ですが、使い方を間違えると人体に害を及ぼす可能性があるとも言われています。今回はえごま油を食べる前に、知っておきたい重要なポイントをご紹介します。
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目次
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えごま油の危険性
加熱すると危ない?
えごま油をフライパンに入れて3分ほど経過した時点で、厚生労働省が掲げる販売してはならないとする数値を超える酸化の値になったという結果があります。 酸化した油は毒性の物質になるとも言われているため、えごま油を加熱したり揚げ物に使うことは控えた方が良さそうです。
油=加熱するものという考えを持つ人も少なくありません。あらかじめえごま油と加熱についての知識をしっかり身につけておくことは、健康な体を維持していく上で必要な知識であると考えられます。
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カップラーメン容器が溶ける?
えごま油はカップ麺や納豆の容器などに使われている、発泡ポリスチレン容器を変質させる作用があります。なので直接その容器にえごま油を垂らしてしまうと、発泡ポリスチレンが溶けてしまうと言った事例があるそうです。
これは他の油にも言えることなので、えごま油にだけ特筆した注意点ではありませんが知っておいた方が良いでしょう。
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妊婦に向かない?
えごま油に含まれる不飽和脂肪酸のα-リノレン酸を分解するとドコサヘキサエン酸(DHA)という脂肪酸に分解されます。これは母体や胎児の健康を適切にサポートし、健康な妊娠のために必須な栄養素です。現在は妊娠した女性は1日あたり最低500mgのDHAを摂取するように推奨されています。しかしごく限られた女性しか推奨レベルを摂取できていないのが現状です。なのでえごま油は、むしろ母親と赤ちゃんにおすすめな食品であるといえます。心配な方はドクターや、栄養士の意見を聞きつつ適切な量を取り入れてみてください。
飽和脂肪酸はおもに動物性の脂肪に含まれます。特にα-リノレン酸・リノール酸・アラキドン酸などの不飽和脂肪酸は体内で合成できないため、必須脂肪酸と呼ばれています。これらは動脈硬化や血栓を防ぎ、血圧を下げるほか、LDLコレステロールを減らすなど、さまざまな作用を持っています。
えごま油の効果
ダイエット効果
えごま油に含まれるα-リノレン酸には新陳代謝を上げ脂肪の燃焼を促進する効果があり、ダイエットにも効果的です!しかし、とればとるほど脂肪の燃焼を上げられるというわけではありません。 1日の摂取推奨量である小さじ一杯ぶんを目安に毎日摂取してみてください。
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血液をサラサラに
えごま油には動脈硬化を予防したり、血液をサラサラにする効果があり心臓疾患の予防に有効であるといわれています。良質の油は健康な体を作るのにとても重要です。栄養を全身に運ぶ血液をきれいにすることができれば、身体全体をケアできると言うこと! 血液をサラサラにする効果がある玉ねぎのサラダに、ドレッシング代わりにえごま油と塩をかけて食べるとさらに血液をきれいにすることができますよ!
メンタルヘルスにも効果がある
実はえごま油には不安な気持ちを改善したり、鬱の症状を和らげるといった精神面での効果も期待されています。このことからメンタルヘルス業界では、食事療法の中にえごま油を取り入れているところもあります。
体質にもよる
えごま油を吸収しにくい人
体質によってはえごま油を吸収しにくい人もいるようです。そうした人はえごま油を吸収できずに排出してしまうためお腹がゆるくなってしまうという事例もあります。自分の体に合っているかは食べてみないとわかりません。えごま油を食べた後に体の状態をしっかり観察することをお勧めします。
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体調不良の時は控えよう
体調不良で腸の動きが悪くなっている場合は、油の吸収は負担が大きくなってしまい吸収されずに排出されてしまう恐れがあります。上記で説明した油を吸収しにくい人いがいでも、体調不良や疲れがたまっている際にえごま油を摂取するとお腹がゆるくなってしまうということもありますので注意してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?えごま油についての知識を深めることは、健康を維持するために重要なポイントです。
この記事をまとめると
- えごま油は加熱調理や発泡ポリスチレン容器に使用すると危険!
- 母親や赤ちゃんの栄養摂取にえごま油はとても有効!
- 注意して使えば健康をサポートする素晴らしい食品である。
えごま油は加熱調理や発泡ポリスチレン容器に使用しなければ、非常に様々な健康をサポートしてくれる素晴らしい食品です。食品に対する知識をしっかり身につけ、健康なカラダをつくりましょう。
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