卵って独特のにおいがしますよね。生卵をお皿に出したら、そのお皿がずっとくさい!という経験はありませんか?今回は
- 卵の殻がくさい!その理由
- 食器がいつまでもくさいときの対処法
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目次
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卵の殻が臭いのはなぜ?
卵のパックを開けたらくさい。これは卵の殻がにおうのでしょうか?
基本は無臭
卵の殻には周囲のにおいを吸収しやすいという特徴があります。特に果物のにおいは卵殻に残りやすいと言われているため、保存の際には注意が必要です。
また卵のにおいを「生臭い」「魚くさい」と感じる人もいるようです。
オゾン臭や塩素臭がすることがある
卵のパックを開けたときに、卵の殻からこのようなにおいがすることがあります。
- オゾン臭 ・・・ 生臭い、薬品臭、鼻にくるにおい
- 塩素臭 ・・・ プールのにおい、漂白剤のにおい、薬品臭
洗浄後の乾燥が不十分だと臭いが出る
塩素などの薬品臭を感じることがあるのは、雨期に卵殻洗浄後の乾燥が不十分になると起こりやすくなります。
一般的にスーパーなどで販売されている卵は、オゾン水や次亜塩素酸ナトリウムなどを用いて卵の殻を洗浄します。
この薬品が残った状態か、パック内ににおいがこもったことが原因だそうです。
卵自体に問題はありませんが、やはり外側とはいえ薬品を使って洗浄されているという事実は気分のいいものではありませんね。
卵が産まれたときの外気温でも臭いが変わる
たまごは基本的に無臭ですが、わずかに独特の鶏舎臭があり、人によってはそれを強く感じることがあるようです。
多くの場合は体温がおよそ41℃の鶏から産み落とされたあと、徐々に冷えていく過程で周囲のにおいを吸い込んだもので、気温が下がる冬期には特に起こりやすくなります。
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食器ににおいがついてしまった時の対処法
鶏卵のにおいが気になる人は、食器についたにおいも気になるようです。通常は洗えば取れるはずですが、それでも気になる場合の対処法について調べてみました。
アルコール系洗剤を使う
基本的には通常の洗い方で大丈夫です。食器洗い洗剤をつけたスポンジで洗ってください。
ほとんどの場合、それだけで食品のにおいは気にならなくなります。
それでもまだ卵臭さが気になる場合には、アルコール系の洗剤を使ってみてください。
卵はアルカリ性なので、アルカリ性の生卵のにおいを洗い流すにはアルコール系の洗剤が効果的です。
もしアルコール系の洗剤を常備しているなら、この方法が一番早く、確実ににおいを落とすことができます。
それが難しいなら家庭にある塩をふりかけて置いておく、という方法もあります。
塩を振りかけたらしばらく置いて、その後拭き取るだけ。たったこれだけでにおいの元を取り除くことができるんですよ。
クエン酸で浸けおきも有効
アルコール系の洗剤が手元にない場合は、クエン酸に食器を浸けおくことでにおいを消します。
クエン酸がない場合にはお酢を使う手もありますが、逆にお酢のにおいがついてしまうので微妙なところです。
これも難しいとなると、最終手段は塩素系漂白剤です。
塩素系漂白剤はなぜ最終手段かと言うと、料理をのせる食器に使うようなものではないからです。
塩素系漂白剤は効果が非常に強い薬品です。それが万が一にでも口に入るようなことがあれば、大惨事になるのは想像に難くありません。
できればこの方法は使わないように、時間がかかったとしても他の安全な方法で対処することをおすすめします。
どうしても塩素系漂白剤を使うなら、漂白剤が絶対に残らないようにしっかりと洗い流すなど、少し対策が必要ですね。
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臭みの強い卵は質が劣る?
それでもどうしても卵がくさい!こんなときは、卵の状態が悪いのでしょうか?
生臭さは鮮度が落ちている証拠
単純に鮮度が落ちてくると卵はにおいが強くなってきます。
硫黄のような強烈なにおいがしていればそれは腐っているので、その場合は迷わず破棄してくださいね。
とはいえ感じ方には人によって差があるのも事実です。
卵黄中に含まれるトリメチルアミンという成分が、生卵が苦手な人にとっては生臭いと感じることがあるようです。
一方でこの生臭さが卵らしいコクや風味として愛されている部分もあります。難しいですね。
鶏の餌の種類によっても違いがある
卵が生臭い場合には、鶏が食べていた餌の影響が考えられます。
日本では多くの養鶏場で餌に魚粉を混ぜて与えているそうで、それが卵のにおいに影響している可能性がるというのです。
海外では鶏に魚粉は与えないらしく、海外で長く生活していた人が日本の卵を食べると、生臭く感じることもあるとか。
なるべく無臭のものを選ぶようにしよう
購入時に異臭がするようなら問題ですので、お店の人に確認を取った方が良いでしょう。
確認してみて「このにおいは問題ない」ということがわかれば安心できるかと思います。
また購入時ににおいが確認できるような販売の仕方なのであれば、やはり無臭のものを選ぶのが一番安全ですよね。
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まとめ
この記事をまとめると
- 卵の殻がにおう原因は、餌や産卵期の温度が関係している
- 食器のにおいはアルコール系洗剤かクエン酸で取れる
卵は使用頻度が高いので、常備しているという家庭が多いと思います。そんな身近な食材である卵の困った事態に、素早く対処できれば安心ですよね。
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