枝豆は何歳から食べられる?離乳食はOK?アレルギーなど注意点

これから暑くなってくると美味しい旬の枝豆。可愛いわが子にも旬のものを食べさせたいと思うのが親心ですよね。でも、枝豆って赤ちゃんの離乳食で食べさせても大丈夫なのでしょうか?そこで今回は、

  • 枝豆は何歳から食べさせていいの?

  • 子供にあげる時の注意点は?

  • 枝豆にアレルギーはある?

という疑問について詳しく解説していきます。食物アレルギーについても詳しく解説していきます。

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枝豆は何歳から食べられる?

与えられる時期

小さな子供に枝豆を与える時期と与えかたを一覧にまとめました。

年齢 食べさせ方
生後5~6カ月の離乳食 与えない
生後7カ月~の離乳食 すりつぶす・スープにする
3歳~5歳 茹でてから刻む
6歳~ 茹でてそのまま食べさせて良い

そのまま食べさせていいのは6歳以上、すりつぶした場合は離乳食になれたころ(7カ月以降~)からあげるようにしましょう。

大人と同じように枝豆を粒のまま食べさせると、小さい子供はのどに詰まらせる危険があります。

消防庁では5歳以下の子供には硬い豆やナッツ類など窒息の恐れがあるものは食べさせないように注意喚起しています。小さい子供や赤ちゃんは噛み砕く力が小さく丸呑みしてしまう恐れがあるので大人が注意してあげましょう。

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子供に枝豆を与える時の注意点

アレルギー

枝豆もアレルギーを発症する可能性のある食品です。大豆アレルギーはよく表示されているので知っている人もいると思いますが、実は大豆と枝豆は同じものなのです。

  • 大豆:成熟して茶色くなった時期に収穫したもの
  • 枝豆:未成熟のうちに収穫したもの

ですから、大豆アレルギーがある人は枝豆もアレルギー症状を発症してしまいますので注意しましょう。赤ちゃんの離乳食にして初めて食べさせるときは特に注意が必要です。アレルギーを発症させないように次のように食べさせましょう。

  1. すりつぶした枝豆をスプーンの先につける
  2. 赤ちゃんの唇に軽くスプーンをつけ、なめさせる
  3. 皮膚に湿疹が出る・粘膜に異常が出たるなどのアレルギー症状が無いか数時間様子を見る

いきなり食べさせるとアレルギーを発症する恐れがあるので、アレルギーになりやすい食品は特に慎重にあげるようにしましょう。

柔らかく茹でる

6歳以上の子供でものどに詰まらせたり誤飲する可能性はありますので、子供に食べさせるときは少し長めに茹でてやわらかくした状態で食べさせましょう。

柔らかく茹でると消化もしやすくなりますよ。また、離乳食を卒業した3歳以上の子供に与える時は誤飲を防ぐために刻んでから食べさせるようにしましょう。

塩分を抜く

冷凍の枝豆は初めから塩が振ってあるものも多いですが、内臓がまだ十分に発達していない赤ちゃんや小さな子供にとっては塩分が多すぎて消化器官に負担がかかってしまいます。

冷凍のものは水に浸して15分くらいおいて塩抜きしてからレンジで温めましょう。

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枝豆アレルギーの主な症状

アレルギー

蕁麻疹

食物アレルギーの症状として代表的なのが皮膚の症状です。蕁麻疹や肌のかゆみ、赤く腫れるなどの症状が出ます。子供がかゆがって引っ搔いてしまうと、血が出たり、ひっかき傷からばい菌が入って化膿したりしてしまうので注意しましょう。

下痢・腹痛

食物アレルギーは消化器官にも症状が出る場合があります。下痢や腹痛は一見、食中毒の症状なのかアレルギー症状なのか判断が付きにくいのですよね。枝豆以外の大豆製品でも下痢や腹痛を頻繁に起こすようであればアレルギーの可能性が考えられます。

嘔吐・吐き気

嘔吐・吐き気も食中毒でもよくみられる症状です。発症までの時間をそれぞれこのようになっています。

  • アレルギー:食後1時間~4時間以内
  • 食中毒:食後30分~3時間程度

食中毒とアレルギーは発症までの時間を比較してもほぼ変わりがなく、どちらの症状か判断が付きにくいですね。

他の大豆製品でも嘔吐してしまう・毎回枝豆を食べると嘔吐してしまうなどの場合はアレルギーが疑われますので一度病院で検査を受けることをおすすめします。

発熱

アレルギー症状では発熱を伴うこともあります。アレルギーには食後比較的すぐに発症する「即時型アレルギー」と食後数時間~十数時間以上経って発症する「遅延型アレルギー」があります。

アレルギーでの発熱は食中毒の他に風邪などと勘違いしやすいので、皮膚にも症状が出ていないかも確認しましょう。また、発症前にいつ・何を食べたかも把握できるようにしておきましょう。

アナフィラキシー

食物アレルギーで一番怖いのがアナフィラキシーショックです。アナフィラキシーショックは、アレルゲンとなる物質を摂取したことで全身の免疫反応が出て、意識がもうろうとしたり、けいれんを起こしたりします。

アナフィラキシーショックは迅速な対処が必要となります。救急車を呼んで待つ間、嘔吐したもので窒息するのを防ぐために横向きで寝かせて待ちましょう。

アナフィラキシーショックの多くは食後8時間以内に発症しますが、食後72時間後に発症したケースもありますので、注意が必要です。

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まとめ

いかがでしたか?これから旬を迎える枝豆。大人が美味しそうに食べていると、子供もほしがることがありますが、食べさせるときには注意が必要だとわかりましたね。今一度注意点をまとめておきましょう。

この記事をまとめると

  • 離乳食で食べさせていいのは7カ月以降~

  • 初めはなめさせる程度でアレルギー反応の有無を確認する

  • 3歳以上5歳未満は刻んでから与える

  • 大人と同じように食べていいのは6歳以上から

  • 子供に食べさせるときは塩分に注意する

  • アレルギーは皮膚・消化器官・全身に症状が出る

という内容について詳しく解説してきました。赤ちゃんに初めて食べさせるときは十分に注意して与えるようにしましょうね。