ビールのおつまみの定番として必ず上がるほど枝豆は人気があります。
さやを軽く押すと出てくるつるりとした豆は独特の歯ごたえとうま味を持ち、お酒が飲める飲めないにかかわらず、食べ始めると止まらないという人もいるのではないでしょうか。
また、枝豆のさわやかな黄緑色は見た目のアクセントとして様々な料理に使用されることも多いようです。
しかし、枝豆を買ったのはいいものの、量が多くて持て余してしまったり、時間の都合で今は調理できないという場合があります。
そんな時のために、今回は枝豆を保存する目安期間に加えて冷蔵・冷凍・常温での保存方法について紹介していきます。
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目次
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枝豆ってどんな野菜?
分類 | マメ科ダイズ属 |
原産地 | 中国 |
由来 | 枝に付いたままのさやごと茹でていたことから |
英語で言うと | green soy beans |
旬の時期 | 7月から9月 |
枝豆とは成長途中の若い大豆を食用として収穫したものを指し、未熟なため野菜として扱われています。
日本での主な産地は北海道・千葉県・群馬県ですが、全国各地で栽培されています。
枝豆専用として存在する品種はなんと400種以上もあるそうです。
海外においても日本食ブームの影響から「edamame」と呼ばれて人気が高まっているそうです。
未熟とは言っても大豆に負けないくらい栄養価が高い野菜で、たんぱく質はもちろんの事、スタミナ不足に効くビタミンB群が豊富です。
さらに大豆には無いビタミンCもたっぷり含まれているため、お肌にも良い効果が期待できます。
また、必須アミノ酸であるメチオニンはアルコールの分解を促す働きがあるため肝臓の負担を軽くしてくれます。お酒のお供として栄養的にも申し分ない組み合わせと言えるでしょう。さやごと塩ゆでにしていただく定番の食べ方のほかに、豆をご飯と一緒に炊いた豆ごはんやミキサーにかけてポタージュにしたりと様々なお料理に変身します。
枝豆をつぶした餡をおもちにたっぷり乗せていただく「ずんだ餅」は宮城県を中心とした東北南部地域の郷土菓子として有名です。
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枝豆の見分け方
枝豆は、収穫した瞬間から味が落ちると言われているほど鮮度の落ちやすい野菜です。
鮮度の良さが味の良さにつながるので、おいしい枝豆を選べるように見分け方をご紹介していきます。
鮮度の良い枝豆を見分けるポイント
鮮度の良い枝豆の選び方は大きくまとめると3つあります。
- 葉・枝つきで売られているもの。
- さやが緑色でうぶ毛がついているもの。うぶ毛が立っているもの。
- さやにふっくらとした豆が入っている。
生の枝豆に枝や葉を付けたままなのは少しでも味の劣化を防ぐためです。
さやを枝から切り離すと一気に味が落ちます。
購入するときはなるべく枝つきのものを探し、枝と枝の間隔が狭くてさやが密生しているものを選びましょう。
枝豆のさやに生えたうぶ毛ですが、収穫したての時はビロードのように細かくまっすぐ生えています。
鮮度が落ちたものや質が良くないものは、うぶ毛があまり生えていなかったり倒れているので、選ぶ時はよく観察しましょう。
枝や葉がしおれたり枯れているものは鮮度も落ちているので避けてください。
冷蔵保存する場合
保存期間の目安
冷蔵室での保存は1日~2日が目安です。
冷蔵での保存方法
枝豆を保存するには、なるべく乾燥を防ぐことがポイントです。
さやは枝に付けたままで枝を上下共に1cm残して余分な枝を切り、これを新聞紙に包んだらポリ袋に入れて冷蔵庫で保存します。
新聞紙とポリ袋で包むことで程よい湿度を保ち、中の枝豆が乾燥するのを防ぐことができます。
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冷凍保存の方法
保存期間の目安
冷凍での保存期間の目安は2か月です。
冷凍での保存方法
枝豆を冷凍保存するなら塩ゆでしましょう。
- まず流水の中でこすり洗いをして汚れを落とします。
- さやの端を片方切り落としてから多めの塩でよく揉んだあと、お湯を沸かします。
- 沸騰したお湯に塩を少し加え、塩もみした枝豆をそのまま入れます。
- 枝豆を硬めにゆで上げたら、ザルに取って冷まします。
ゆでた枝豆を水にさらすと水を吸ってしまい、味が水っぽくなってしまいます。
うちわをあおぐか扇風機を使って冷ましましょう。
冷ました枝豆は冷凍用保存袋にいれて保存します。
さやの端を切り落とすのは、塩味が染み込みやすくするためです。
また、枝豆をゆですぎるとせっかくのうま味が流れ出てしまうため注意してください。
解凍方法は、前日に冷蔵庫に一晩おいて自然解凍するか、袋ごと流水にさらして解凍しましょう。
常温保存の方法
保存期間の目安
常温での保存期間は1日です。
常温での保存方法
枝豆は鮮度が落ちやすい野菜ですので、常温での保存には向いていません。
どうしてもという場合には、軽く湿らせたキッチンペーパーで包んだ上から新聞紙でくるみ、冷暗所に置いておきます。
ですが、なるべく早く調理するか冷蔵庫へ保管しましょう。
まとめ
今回は枝豆の保存期間や保存方法について以下のようにまとめていきました。
- 冷蔵の保存目安:新聞紙とポリ袋に包んで1~2日
- 冷凍の保存目安:塩ゆでしたもので2か月
- 常温の保存目安:冷暗所で1日(常温保存には向いていない)
枝豆の旬である夏は気温と湿度が高い季節ですから傷みが早く進みます。
ですので、冷蔵保存して数日のうちに食べきるか、冷凍保存にしておいたほうが良いと言えます。
食材を無駄にしないためにも適切に保存して、おいしく、無駄なくいただきましょう。
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