海老の塩焼きを殻ごと食べると?栄養は?バーベキューでは?食べれる種類は?

バーベキューやグリル、フライパンで塩焼きにした海老は殻ごと食べていますか?殻を剥いて食べていますか?そもそも殻を剥いてから焼くから殻は食べないという人もいるかもしれませんね。でも、海老は殻ごと焼くことで旨味を含んだ水分が蒸発するのを防げるため、殻が焦げてしまったとしても身はふっくらジューシーでパサパサになりません。また海老の殻は栄養がたっぷり含まれているので、できれば食べたほうが栄養面では良いですが、下処理をしないと海老独特の臭みが強く食べにくいです。そこで、今回は

  •  海老の塩焼きは殻ごと食べても大丈夫?
  •  海老の塩焼きの作り方(下処理や焼く方法)
  •  海老を殻ごと食べられるレシピ
についてご紹介いたします。

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海老の塩焼きは殻ごと食べられる?

海老は殻ごと料理されることが多いですが、殻は食べて良いかわからないので殻ごと出されても剥いて食べるという人が多くいます。硬くて食感が悪くなるので剥くという人もいるでしょう。また、 『海老の尻尾には毒がある』 という話を聞いたことがある人もいるかもしれませんね。海老は殻ごと食べられるのかや、海老の殻に含まれる栄養について解説します。

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海老の殻は食べても大丈夫?

結論から言うと 海老の殻は食べられます。 塩焼きで使われるような大きな海老だから殻が気になってしまいますが、サクラエビやアミエビなど小さな海老は殻ごと食べていますよね。海老は殻ごと食べられますし、尻尾に毒もありません。

なぜ海老の尻尾に毒があると言われるようになったのかを調べてみると、いくつか勘違いされやすい事例があることがわかりました。

汚れ

エビの尻尾は袋状になっているため、汚れが溜まりやすいです。エビの尻尾が黒っぽく見えるのも汚れを含んだ水が溜まっているからです。この黒っぽい水を取り出すと尻尾は半透明になります。この変化がまるで毒を抜いたように見えることから尻尾に毒があると勘違いされたようです。

伝染病

海老などの甲殻類がかかる伝染病に『急性肝膵臓壊死症』があります。2020年には沖縄の養殖場で、2021年には広島の養殖場で発生したことがあります。人への感染事例はなく、食べても健康への被害はないとのことですがニュースでも報道されたことから、このイメージで海老に毒があると勘違いされることがあるようです。

アレルギー

海老はアレルギーを起こしやすい食材です。症状は軽度から重度までさまざまですが、食べ物アレルギーはこれまで食べていたもので急に発症することがあります。これまでは問題なく食べられていたのに、ある時突然海老を食べて蕁麻疹や嘔吐、喉のかゆみなどの症状がでた場合には海老にあたったと思ってしまうことがあります。

MEMO

海老の殻や尻尾は食べられますが、硬いので口の中をケガしないように食べるときには注意してくださいね。

海老の殻は栄養が豊富

海老の殻には カルシウム・アスタキサンチン・キチン などの栄養が含まれます。

  • カルシウム:骨や歯を作ったり、筋肉の収縮や細胞分裂、神経興奮の抑制、血液凝固作用などの働きがあります。
  • アスタキサンチン:抗酸化作用が高く、活性酸素を除去する働きがあります。
  • キチン:甲殻類の殻の主成分になる物質で免疫力の向上、血圧やコレステロール値を下げる働きがあります。

 

殻ごと食べられる海老の種類

世界中には約3,000種類もの海老がいると言われていますが、食用にできる海老は20種類ほどです。基本的にどの海老も殻が食べられますが伊勢海老やロブスターなど大きな海老の殻は硬くて食べにくいです。

バナメイエビ・赤海老・ブラックタイガー・車海老・芝海老・甘海老などは香ばしく焼いたり、パリッと揚げると殻ごとでも食べやすいです。

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海老の塩焼きの作り方

海老はしっかりと下処理しないと独特の臭みが残ってしまいます。海老の下処理の方法と、おいしい海老の塩焼きを作る方法をまとめました。

海老の下処理方法

海老の下処理方法
  1. 海老に塩をまぶし、水を溜めたボウルの中で塩を揉み込むように洗う。
  2. キッチンペーパーで水気を取る。
  3. 海老の節に爪楊枝を浅くさして背わたを引っ掛けて取り出す。
  4. 海老の両面に塩を多めに振りかける。

フライパンで焼く

熱したフライパンの上に海老を並べて身が白っぽくなるくらいまで5分程度焼き、裏返して5分程度焼きます。殻が赤くなり、少し焦げ目が付くくらいが目安です。

グリルで焼く

グリルに並べて焼く5分焼き、裏返して3分焼きます。火が強すぎると焦げてしまうので注意してください。

バーベキューで焼くときのポイント

火力が強すぎない網の端で焼くのがポイントです。尻尾やひげに焦げ目が付くくらいが食べごろの目安です。

美味しく焼くポイント

海老を美味しく焼くためには 『下処理』 が最も重要です。海老の殻や尻尾には汚れが付いているので塩で揉み込むようにしっかりと洗って汚れを落としましょう。焼くときは火力が強すぎると身が焼ける前に殻が焦げてしまいます。火力の調節に注意してくださいね。

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海老を殻ごと食べられるレシピ

塩焼き以外で海老を殻ごと食べられるレシピをご紹介します。

ガーリックシュリンプ

ガーリックシュリンプは大人気のハワイ料理です。

ガーリックシュリンプの簡単レシピ
  1. 下処理をした海老8尾をビニール袋に入れる
  2. ①にみじん切りにしたにんにく2片、ハーブソルト小さじ1/2を入れ軽く揉んでから冷蔵庫で1時間寝かせる
  3. フライパンにオリーブオイルを多めに入れて海老をこんがり焼く

海老の唐揚げ

海老の唐揚げ簡単レシピ
  1. 下処理をした海老の水気をしっかりと拭き取る
  2. 片栗粉をまぶして油で揚げる
  3. 塩を振りかける

まとめ

『海老の塩焼きは殻ごと食べられる?殻に含まれる栄養』についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • 海老の殻は食べられる
  • 海老の殻は栄養が豊富
  • おいしく食べるためには下処理が重要

海老の殻はカリッと焼くと香ばしくておいしいです。カルシウムだけでなく、アスタキサンチンやキチンなど健康に良い栄養が摂れるので、ぜひしっかりと下処理をして殻ごと食べてみてくださいね。

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