プリッとして和洋中のどの料理とも相性の良い食材のエビ。でも料理する時にエビの背わたを取るのは手間がかかってとても面倒に感じますね。
そこで今回は
- エビの背わたは食べられる？
- エビの背わたで食中毒になる？
- エビの背わたの取り方
について紹介していきます。
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目次
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エビの背わたは食べられる？
背わたは何？
エビの背わたとはエビの消化器官、いわゆる腸の部分になります。エビの背中にうっすら透けて見える緑っぽい黒色の線のようなものが背わたです。頭の方からしっぽの方まで真っ直ぐに入っています。たまに背わたのないエビを見ることがあるかもしれません。
なぜ取るの？
腸の部分なので食べた時にじゃりっとして砂が入っていたり、苦味や臭みなどを感じたりして、エビのおいしさを下げてしまいます。
ひいてはエビを使って作った料理全体がおいしくなってしまったり、エビの色も悪くなってしまいます。
手間がかかって面倒かもしれませんが、なるべく背わたを取りましょう。
養殖のエビは出荷前にエサを与えなくなるので、消化器官にエサなどが残っていない状態になり、黒い背わたが透明になって見えなくなります。
背わたがなくなるわけではありませんが、臭みやえぐみは少なくなります。
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エビの背わたで食中毒になる？
食中毒にはならない
エビの背わたを食べて食中毒になるということはありません。エビで食中毒になるときは、保存状態などが悪く、エビ自体が悪くなってしまっている時です。
エビ自体が悪くなっていると、内臓である背わたの臭みやえぐみがより強くなるので、食中毒は背わたのせいだということになってしまったのでしょう。
エビの背わたを食べたことで直接病気になってしまうことはありませんが、背わたの臭いや色がいちじるしく悪い場合にはエビ自体も悪くなっている可能性が高くなっている場合がありますので、注意してください。
下処理しないとどうなる？
エビの背わたを取る下処理をしないと、かなりの臭みやじゃりじゃり感が残ってしまい料理の味が落ちてしまいます。せっかくおいしいエビ料理を作っても、ちょっとした下処理をしなかっただけで、料理がおいしくなくなってしまうのは残念ですね。
また、背わたを取らなかった場合には出来上がりのエビの色も悪くなってしまいます。エビの背わたが気にならないくらいのうすい色の場合は腸の中がきれいな状態ですので、無理に取り出さなくても、臭みや風味が気にならないかもしれません。
黒い色の背わたが見える場合にはなるべく背わたを取りましょう。
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エビの背わたの取り方
茹でてから背わたを取り除くのは難しいので、エビの背わたは調理する前に取り除きます。
殻つきのエビの場合は背中の身と殻の間に竹串を入れて背わたを上にすくい上げるようにして背わたを引き出します。
細くやわらかく、もろいので途中でプチッと切れやすいです。そーっと慎重に取り除いてくださいね。
殻むきエビの場合は、竹串を背中にさして引き出して取るパターンと、背中側に包丁で切り込みを入れて背わたを取るパターンがあります。
竹串で取る場合は殻つきと同様にして取り除きますが、包丁で切れ込みを入れてとる場合は、えびを寝かせて背側に数ミリ頭から尻尾の方へ切れ込みを入れて、背わたをかき出します。
竹串で背わたを取る方が楽ですが、途中で背わたが切れてしまい、きれいに取りきれないこともあるので、包丁で切り込みを入れたほうがきれいに取れます。
ただ、茹でるとエビの身が縮んで切り込みを入れたところが開いてしまうので、エビの形がきれいになるように、切れ込みをきれいに入れましょう
爪楊枝を使う
竹串を料理で使うことはなかなかないので、家にないという方も多いのではないでしょうか。竹串がない場合はおうちによくある爪楊枝で代用できますよ。
フォークを使う
長めのフォークで簡単にエビの殻と背わたを取る方法もあります。殻つきで頭がない状態のエビをむくことができます。
背中からエビの殻と身の間にフォークの先端を１本だけ差し込みます。そのまま上に引き揚げると殻が取れてきますので、尻尾の方までからを引き離します。殻が離れると背わたも出て来るので、手ですーっと引き出します。
冷凍エビでも取った方がいい？
冷凍エビでも背わたが目立つようであれば、調理した時に苦味を感じてしまうので取ったほうがよさそうです。
1度冷凍してしまっているので解凍してからだと、竹串で取るのは難しいとおもいます。包丁で切れ目を入れてから、竹串で取るようにしてください。
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まとめ
「エビの背わたの取り方や食中毒、食べた時」などについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
この記事をまとめると
- エビの背わたはエビの腸の部分、臭みや苦味などがある
- エビの背わたを食べても食中毒にはならないが、臭いがきつい場合はエビ自体が悪くなっているかも？
- エビの背わたは竹串で引き出したり、包丁で切れ込みを入れて取る
エビの背わたを取るのって本当に面倒ですよね。でも多くのことを知ってしまうと、取ったほうがいいなと思ってしまいます。
おいしいエビをもっとおいしく食べるために背わたはなるべく取りましょう。やってみると案外難しくなく、慣れれば時間もさほどかからなくなりますよ。おいしいエビを手に入れたら、背わたをしっかり取ってくださいね。おいしいエビライフを。
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