えびの保存方法・保存期間の目安を解説!冷蔵・冷凍、それぞれの場合をご紹介!

みなさま、えびはお好きですか?和・洋・中と様々な料理のメイン、名脇役としても活躍してくれるえび。えびの旬は秋~春と言われており、今の季節にぴったりの食材です。今回は、そんなえびの美味しさをしっかりとキープしながら保存する方法・その期間についてご紹介したいと思います。

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えびってどんな食材?

分類 甲殻類
旬の時期 秋~春(10~5月)
主な漁獲地 北海道
漢字表記 海老、蛯

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えびの保存メモ

  1. 養殖のものは薬剤が使われている場合があるので、塩水で良く洗いましょう。
  2. 頭と背ワタを取り除くこと。特に背ワタは汚染物質が溜まりやすいので、しっかり取れているか確認が必要です。

えびの種類は3000種以上も!?

えびの種類は世界中に3000ほどあると言われています。しかし、日本で食用として出回っているものはわずか20種類ほどです。

その中でもスーパーでよく見かけるえびは、ブラックタイガー(和名:うしえび)、バナメイエビ、アルゼンチン赤えびです。今回はこの3種類のえびの特徴をみていきましょう。

  • ブラックタイガー:名前のとおり見た目は黒味が強いですが茹でると綺麗な赤色に変化します。大ぶりでプリッとした食感が特徴的でエビフライ、エビチリなどに使用されることが多いです。
  • バナメイエビ:ブラックタイガーより柔らかい食感が特徴的でより安く手に入れることができます。その理由は、ブラックタイガーよりバナメイエビの方が成長が早く、病気にも強いといったような点から養殖しやすいからです。どちらも美味しく味の違いはほとんどありませんが、強いていうなら食感に若干の差があるといったところです。
  • アルゼンチン赤えび:ブラックタイガーやバナメイエビは養殖ものがほとんどですが、アルゼンチン赤えびは全て天然ものです。ですので、生でも美味しく食べることができ、もちろん火を通して召し上がることが可能なため万能食材と言われています。回転寿司でもアルゼンチン赤えびはよく見かけますね。

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えびの主な栄養素!高たんぱくでビタミンEが豊富

えびは高タンパク、低脂肪でビタミンEがとても豊富に含まれており、ダイエット、美容にもとても良いと言われています。せっかくいただくなら全てのえびを美味しく食べたいですよね。

  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。

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旬の美味しいえびの見分け方

えびは一年中収穫できる種類が多いため旬がはっきりとしない場合が多く、魚のように脂がのる時期というものがありません。旬なえびは種類によって異なりますが、美味しいえびを選ぶ際のポイントを3点抑えておきましょう。

  1. 色艶がよいもの(鮮度が落ちると、首の付け根がゆるくなり頭部が黒ずんでみえるため。)
  2. 殻が透き通ているもの
  3. 透明感があって形がしっかりしているもの

えびの冷蔵保存の方法

保存期間。日持ちの目安は?

冷蔵保存する場合の保存期間は、パーシャル室で2~3日、冷蔵室で1~2日になります。えびは日持ちしない食材なので、忘れてしまわないうちに今日使うもの以外は冷凍保存してしまうことをおすすめします。

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保存方法は?

えびを冷蔵保存をする際のポイントは、みそが入っている頭は傷みやすいので取り除くという点です。

  1. 水分を拭き取る・・・購入後はえびを早めにトレイから出し、しっかりとペーパータオルで水分を拭き取りましょう。
  2. 頭つきは取る・・・頭がついているものは傷みやすいので取り除き、そのまま引っ張って背ワタを取り除きましょう。
  3. ポリ袋に入れる・・・下処理をしたら、ポリ袋(ジップロックなどでもOK)に入れて密閉し、パーシャル室に入れましょう。(パーシャル室とは、冷蔵庫の種類によって異なりますが、メイン扉を開けて1番下の引き出しになっている場所になります。)

えびの冷凍保存の方法

保存期間。日持ちの目安は?

冷凍保存する場合の保存期間は、2~3週間になります。

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保存方法は?

えびを冷凍保存をする際は、背ワタを取りフライ衣をつけて冷凍すると、凍ったまま揚げることができるのでとても便利です。なので今回は、フライ衣をつけて冷凍する方法も一緒にご紹介します。

  1. 洗って背ワタを取る・・・まず水500ccあたり大さじ1の塩を入れた塩水を作ります。その塩水で洗って汚れを落とし、冷凍する前に爪楊枝などを使い背ワタを取り除いておきましょう。
  2. 冷凍用保存袋へ・・・氷水にくぐらせ、冷凍用保存袋や密閉容器に入れて冷凍します。むきえびも同様にして冷凍しましょう。衣をつけて冷凍する場合

①の後に、小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけ、冷凍用保存袋(ジップロックなど)に入れて冷凍します。こうしておくことで使用する際は凍ったまま揚げることができ、とても便利です。この一手間がお仕事終わりに疲れて家に帰ってきた時のあなたの救世主になるかもしれません。

まとめ

えびの保存方法と保存期間の目安についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

  • 冷蔵での保存期間の目安:パーシャル室で2~3日
  • 冷蔵での保存期間の目安:冷蔵室で1~2日
  • 冷凍での保存期間の目安 2~3週間

えびの外殻に含まれる不溶性食物繊維のキチン質には免疫力強化作用があります。そして赤い色素のアスタキサンチンには強力な抗酸化作用があります。なのでえびは丸ごと食べることによって老化の防止が期待できます。

えびは冷凍保存をすると、おみそ汁などの美味しい出汁にもなるので、調理目的に合わせて保存方法を選んでみてください。ぜひ今回の保存方法を実践し、ご家庭で美味しくえびを召し上がってみてください。

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