江別古墳群を解説 アクセス・周辺おすすめランチまとめ

日本の古墳のほとんどが本州や四国、九州にあるなか、珍しい北海道の古墳で、日本最北端の古墳である江別古墳群を紹介していきます。

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江別古墳群とは

江別古墳群は、北海道江別市にある群衆墳で、日本に存在する古墳のなかで最も北に位置する古墳として知られています。

日本の古墳のほとんどは畿内を中心として九州、東北地方にあるものです。

ですが、実は数は少ないものの、北海道にも古墳が存在しています。

北海道にある古墳は、古墳時代に築造されたものではなく、それよりも後の、大和朝廷による蝦夷征討が盛んに行われていた飛鳥時代や奈良時代に作られたものです。

1931年(昭和6年)に地元の小学校教師によって発見されたもので、発見者の名前をとって後藤古墳とも呼ばれていました。

その後の調査で円墳21基が発見されましたが、その後工事によって3基が破壊されてしまっています。

江別古墳群は、石狩平野よりも一段高い場所に築かれており、東北地方で築造されていた群衆墳(末期古墳)の系譜を継いでいます。

北海道のこうした群衆墳のなかで現存しているのは、江別古墳群だけです。

古墳の形状は墳丘長3~10mほどの長円形の墳丘をもち、環状や馬蹄形の周溝が巡らされたものでで、8~10mの大型、5~7mの中型、5m以下の小型の3種類に分類できます。

古墳からは本州から伝わったとみられる出土品が見つかっているため、被葬者は、本州とつながりをもっていた地元の有力者であるという説と本州から移住してきた人間であるという説の2種類があります。

江別古墳群の存在は、この地域と本州とのつながりを示すものですが、どうして北海道でこの地域だけに古墳群が造られたのかもわかっておらず、謎の多い古墳です。

1998年に国の史跡にも指定されています。

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江別古墳群の基本情報

読み えべつ
所在地 北海道
住所 北海道江別市元江別858番4
地域 北海道
形状 古墳群(円墳)
大きさ 3m~10m 18基
被葬者 不明
時代 8~9世紀
作られた時期 古墳時代後期

出土品

江別古墳群から見つかった出土品は、土師器や本州からもたらされたとみられる須恵器鉄鏃(てつぞく)刀子(とうす)鋤先(すきさき)などがあります。

これらの出土品は、古墳時代後期における本州と北海道との交流を知る上でとても重要な発見であるといえます。

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江別古墳群の展示館へ行こう

引用:www.city.ebetsu.hokkaido.jp

概要

江別市郷土資料館は、先史時代から現代に至るまでの江別市の歴史をテーマごとに展示・紹介している資料館です。

江別古墳群からの出土品をはじめとして、国の重要文化財や、市の指定有形文化財にもなっている黒田清隆直筆の扁額(へんがく)などの開拓時代の資料まで、豊富な展示品を誇ります。

見どころ

江別郷土資料館には、江別古墳群のジオラマのほか、先史時代の土器約400点を展示敷いている圧巻のコーナー、元江別1遺跡土壙墓(どうこぼ)からの国の重要文化財である出土品など貴重な品々が多数展示されていますので、ぜひ一度足を運んでみてください。

住所 江別市緑町西1丁目38
お問い合わせ 011-385-6466
開館時間 9:30~17:00(ただし入館は16:30まで)
休館日 月曜日
料金 大人200円、小中学生100円
見学時間の目安 約45分
アクセス JR函館本線「江別駅」より徒歩で約15分

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江別古墳群周辺のおすすめスポット

見どころ1 江別チャシ跡

引用:shirobito.jp

チャシとは、アイヌ語で「柵」や「囲い」「砦」を意味する言葉で、北海道に500以上あるアイヌの城のような施設です。

チャシは高い場所に造られ、濠や崖によって周囲から隔てられた施設で、アイヌの文献資料が残っていないため、なんのための施設なのか詳しいことはわかっていません。

江別チャシ跡もそんなチャシの1つで、一見するとただの丘や草むらのようにしか見えませんが、入り口には「江別チャシ跡」の標柱が建てられていて、注意深く観察すれば、かつて濠だった場所など遺構を見つけることができるかもしれません。

住所 北海道江別市元江別857・858-2
アクセス JR新札幌駅から北海道中央バス55「見晴台」下車 徒歩約4分

見どころ2 千古園

引用:www.ebetsu-kanko.jp

江別の開拓の功労者であり、東西野幌開拓を行った北越殖民社の創設者の一員である関矢孫左衛門の住居跡地です。

現在は公園になっているため、古墳散策に疲れたら、この公園で休息をとるのもいいでしょう。

春には桜が咲き誇り、花見も楽しめるため多くの人が詰めかけるスポットにもなっているので、この季節に訪れるのもオススメです。

住所 北海道江別市東野幌375番地
アクセス JR野幌駅よりJRバス「殖民社」下車 徒歩約2分

江別古墳群へのアクセス

江別西ICから道道江別インター線を東へ約5分

電車

JR江別駅から徒歩約1時間

バス

JR江別駅から中央バス「見晴台」下車 徒歩約5分

江別古墳群周辺のランチおすすめ3選

hez Kino (シェ・キノ)

江別古墳群の近くにあるフレンチレストラン。

シェ・キノとは「木の下(キノ)の家」という意味のフランス語です。

ランチメニューはプチランチ1550円や、デセールランチ1850円などがあります。

住所 江別市見晴台71番地の2
お問い合わせ 011-381-3589
営業時間 ランチ 11:30~14:00、ディナー 17:30~21:00
定休日 火曜日

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ファームレストラン食祭

ファームレストラン食祭は、できるだけ化学調味料を使わない安全安心の料理を提供することを目指したこだわりのレストランです。

風の村安心季節のランチセットは1500円で、メインディッシュは3種のなかから選ぶことができます。

住所 北海道江別市元野幌919番地
お問い合わせ 011-802-6688
営業時間 11:00~16:00
定休日 水曜日

ダイニング木の家

江別古墳群のそばにあるイタリアンレストランで、自分の家のダイニングにいるようなゆっくりとした時間の流れるくつろいだ空間で食事を楽しむことができます。

ランチメニューもコース料理になっていて、木の家ランチは1460円です。

住所 江別市元江別886-8
お問い合わせ 011-676-8255
営業時間 ランチ 11:30~14:30(Lo 14:00)

ディナー17:30~21:00(Lo 20:30)
定休日 月曜日

まとめ

江別古墳群は、北海道では珍しい古墳というだけでなく、日本最北端にある古墳群として、古墳好きなら一度は足を運んでみたい場所です。

周辺には資料館やアイヌ時代、開拓時代を知ることのできるスポットもあるため、ぜひ一度北の大地を訪れてみて、雄大な自然のなかで育まれてきた歴史を感じてみるのはいかがでしょうか。

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