ドライマンゴーの食べ過ぎは太る?体に悪い?カロリー・ダイエット効果

ドライフルーツには色々な果物が加工されていますが、“ドライマンゴー”は食べ過ぎると何か体に影響はあるのでしょうか?ドライフルーツを食べ過ぎると腹痛や下痢になることがあることを知っていますか?今回は、

  • ドライマンゴーの栄養 / 効能
  • 食べ過ぎると腹痛や下痢になる?!
  • ドライマンゴーのダイエット効果 / カロリー
  • 1日の摂取目安量は?

これらのテーマについて紹介いたします。

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ドライマンゴーってどんな食べ物?

“ドライマンゴー”は、名前の通り果物のマンゴーを乾燥させたものです。水分が抜けているため、栄養素が凝縮しています。

マンゴーの歴史は長く、ミャンマーやインド東部では約4,000年前から栽培が行われていたと言われています。日本には明治時代に伝来し、本格的に栽培されるようになったのは1970年代のことです。

黄色い皮は熟すと赤色に変わり、トロピカルな南国の味が特徴です。現在、日本では沖縄県や宮崎県などの暖かい地域を中心に栽培・生産が行われています。

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ドライマンゴーの栄養と効能

ドライマンゴーにはどんな栄養成分が含まれているのでしょうか?マンゴーの持つ栄養素とそれによる効果効能について見ていきましょう。

栄養成分

マンゴーは抗酸化作用のあるビタミンCビタミンEをたっぷり含み、葉酸・カリウムも豊富で栄養価値の高い果物です。また、乾燥させてドライフルーツにすることで、ぎゅっと凝縮され食物繊維が多く含まれています。

  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • 葉酸:葉酸は、細胞分裂の核酸合成に不可欠であり、胎児の発育や妊婦において重要なビタミンです。胎児の場合は、脊椎の正常な分化を促進し先天性の奇形リスクを減らします。赤血球の分化に特に関わっており、貧血予防に効果があります。アミノ酸代謝にも関わるビタミンです。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。

効果・効能

抗酸化ビタミンはがんの抑制や、免疫機能を高める効果があります。また、疲労回復効果もあるので、疲れやすい夏に食べたい果物です。

  • がん抑制
  • 疲労回復
  • 美肌効果
  • 老化防止

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ドライマンゴーの食べ過ぎは体に悪い?

マンゴーは高栄養で美容効果や健康効果がありますが、「ドライマンゴーは体に悪い」と言われることもあるようです。そのように言われてしまう理由には何があるのでしょうか?また、その理由は事実なのかどうかについても解説していきます。

ニキビができやすい?

マンゴーを食べるとニキビができやすくなると言われることがありますが、マンゴー自体にニキビの原因となる成分は含まれていません。この理由は事実ではないでしょう。マンゴーによる腸内トラブルによってニキビができやすくなるという流れで、「マンゴー=ニキビができやすい果物」と言われるようになったと考えられます。

糖分が多く太る

マンゴーは濃厚な甘さが特徴的ですが、甘い分糖分が多いのは事実です。マンゴー100gあたりに含まれる糖質量は約17gで、柑橘系やりんごなど他の果物と比較すると高い数値となっています。ちなみに、1日の糖質目安量はコチラです。

  • 女性……270g
  • 男性……330g

アレルギー

マンゴーには、唇の痒みや口内の痒み・腫れ・喉のイガイガなど「アレルギー反応」を起こす可能性があります。人によってはかなり強いアレルギー症状が出る果物で、 花粉症やゴムアレルギーの方が発症しやすい という傾向もあります。

食べてからアレルギー症状が出るまでの時間は、数分〜2時間以内が平均と言われています。

ドライマンゴーを食べ過ぎると腹痛・下痢になる?

ドライマンゴーを食べることで腹痛や下痢を起こす可能性もあります。マンゴーに含まれるいくつかの成分が原因となっており、その成分はまとめて「FODMAP」と呼ばれています。FODMAPとは下記の成分のことで、それぞれ多く含まれているほど胃腸への影響が大きく、腹痛や下痢を引き起こしてしまいます。



FODMAPとは?
  • F…Fermentable:発酵性
  • O…Oligosaccharides:オリゴ糖
  • D…Disaccharides:二糖類
  • M…Monosaccharides:単糖類
  • P…Polyols:ポリオール(多価アルコール、糖アルコール)

これらの成分を多く含む食材は「高FODMAP」、あまり含んでいない食材は「低FODMAP」と呼ばれています。必ず腹痛や下痢を起こすわけではありませんが、普段から胃腸が弱い方は注意してください。

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ドライフルーツは食物繊維が凝縮!

ドライフルーツは小腹が空いた時のヘルシーなおやつとしても人気ですが、ドライフルーツのマンゴーと生のマンゴーを比較すると、ドライフルーツの方が食物繊維が凝縮されているのです!

POINT

食物繊維は乾燥しても壊れることなく残る!

食物繊維はドライフルーツになっても壊れずに残るため、水分が抜けた分凝縮されるというわけです。食物繊維だけではなく他の栄養素も凝縮されているため、果物によっては生で食べるよりも効率良く栄養を摂ることができます◎

ドライマンゴーのダイエット効果

ドライフルーツを間食に食べることで、ダイエット効果があると言われています。確かにチョコレートやクッキーなど脂質の多いお菓子を食べるよりも、食物繊維など体に良い栄養素が豊富なドライフルーツを食べた方が健康的です!

しかし、マンゴーには甘味もあるためカロリーや糖質が気になる方も多いのではないでしょうか?

カロリーは低い?

ドライマンゴーのカロリーは、1枚あたり約45calとなっています。一度に5枚食べると200kcalを超えます。また、糖質に関しては1枚あたり約8gとなります。これは、ドライフルーツの中でも特に高い数値です。食べ過ぎると太る原因になるので注意しましょう。

注意

カロリー・糖質共に低いわけではないので食べすぎに注意!

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ドライマンゴーの1日の摂取量目安

1日あたりどのくらいなら食べても大丈夫なの?と思うかもしれません。生のマンゴー・ドライマンゴー、それぞれの摂取目安量を確認してみましょう。

生のマンゴー

生のあんずを食べる場合の1日の目安量は、1個までとなっています。

ドライマンゴー

ドライフマンゴーを食べる場合の1日の目安量は、2〜3枚程度となっています。ドライフルーツの摂取量目安が少ないのは、乾燥させることで栄養素が凝縮しているからです。

まとめ

この記事をまとめると

  • マンゴーには食物繊維が豊富なので、食べ過ぎで腹痛や下痢を起こすことがある
  • ドライフルーツは特に栄養素が凝縮されているため、食べる個数は少なくてもOK!

ドライマンゴーは高カロリー高糖質なので、食べ過ぎには注意してくださいね。

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