マテバシイとどんぐりの見分け方|食べられる?毒性・食べ方・特徴は?

どんぐりは秋にコロコロを実を落とす植物ですが、食べられるものなのでしょうか?毒性や成分、そして「マテバシイ」という植物との違いについて着目しました。今回は、

  • どんぐりとはどんなもの?
  • マテバシイとの違いは?
  • 食べられる?毒性はない?

こちらのテーマについて紹介いたします。

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どんぐりとは?

特徴

どんぐりは、秋に実を付けるブナ科の植物です。ブナ科の植物にできる実には、共通して尖った先端、硬い表面の皮、つるつるの上部につぶつぶの下部といった特徴があります。

どんぐりには「帽子」と呼ばれる部分がありますが、「はかま」と言われることもあります。どんぐりは種類によって細長いものや、まんまる型のものなど形は様々あります。



食べられる?毒性は?

実は、どんぐりには毒性と呼ばれるがあります。どんぐり=リスなどの小動物が食べているイメージがありますが、『タンニン』というものが含まれているので、人がそのまま食べると全く美味しくありません。

人もどんぐりを食べることはできるものの、タンニンには強い渋みがあるので、そのまま食べると下痢や腹痛といった症状が出ることがあります。栄養成分としては、でんぷんが多く含まれています。

  • タンニン:タンニンはポリフェノールの一種で、植物の渋みの味を持つ物質です。ワインやお茶、柿に含まれており、人間の体内の細菌の増殖を抑え駆除をする力があるので、食中毒の予防や風邪の予防に役立ちます。便を硬くして下痢を改善する効果もある栄養分です。

食べ方

どんぐりを食べることはほとんどないかと思いますが、いざ食べるとなった場合はアク抜きが必要になります。とは言っても、どんぐりのアクは非常に強いので時間がかなりかかるものです。

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マテバシイとは?

マテバシイは、ブナ科マテバシイ属に属しているもので、アク抜きせずに食べられるどんぐりです。別名で「マテバガシ」「マテガシ」「マタジイ」「アオジイ」「トウジイ」とも呼ばれています。

樹木は15mにまで成長するほど大きく、幹は表面が滑らかな淡灰褐色で縦に筋が入っていて下部の枝がない樹形になります。

街路樹や防風樹、防火樹として使われることが多いので、街中でも比較的見つけやすい木です。葉っぱが大きいので防音効果もあり、大気汚染にも強いことから、車通りの多い場所でも多様されています。

まとめ

この記事をまとめると

  • どんぐりはブナ科の植物で、人もどんぐりの実を食べることができる
  • そのまま食べるとアク成分のタンニンが多く、下痢・腹痛を起こす
  • 食べるには長時間のアク抜きが必要で非常に手間がかかる!
  • マテバシイはアク抜きをしなくても良いどんぐり
  • 街路樹・防風樹など街中でも多様されている植物

どんぐりは子どもが集めることも多いかと思いますが、実は人も食べることができる木の実の一つでした。もちろんそのまま食べてしまうとお腹を壊してしまいますが、かつては食料として食べられていたものでもあります。どんぐりが食べ物?と意外だったかもしれませんが、アク抜きすれば食べられる木の実なのでした。

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