ドクダミと聞くと、日本では雑草のような扱いですが、実は「十薬」と呼ばれるほど豊富な効能を得られる薬草の一つなんですよ。
特にアジア圏では食用されることも一般的で、魚腥草(ぎょせいそう)と呼ばれ、地方によってはよく食べられる植物のようです。
今回は、そんなドクダミの味はどのような味なのか、食べるメリットについて詳しく紹介していきます。そこで今回は、
- ドクダミは食べれる?
- ドクダミってどんな臭い?
- ドクダミの効果効能は?
これらのテーマで紹介していきます。ドクダミの香りを嗅いだことがある方はわかりますが、なかなかに強烈な匂いです。本当に食べられるのか不安ですよね。詳しく紹介していきますので、是非最後までチェックしてみてくださいね。
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目次
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ドクダミは食べれる?
実はドクダミは食べることができます。匂いが強いため、日本ではあまり食べる方はいませんよね。
しかしアジア圏の国では、ドクダミを調理して食べることはとてもポピュラーで、生のままサラダで食べるといったこともあるようです。なかなか勇気がいりますが、機会があれば試してみたいものですね。
どんな味?
ドクダミの花が咲く前の若い状態であれば、生でそのまま食べることも可能なようです。成長し花が咲くと、茎や葉が固くなり、ドクダミ特有の香りが強く香るため生食はおススメできないようです。
気になるドクダミの葉の味ですが、なんとパクチーの香りにそっくりなようです。若葉であるほどパクチーにそっくりの風味で、成熟してくるとドクダミの香りが強くなり、清涼感が感じられるようになってくるようです。
ミントやライムのような清涼感を感じられるようになってくるようですよ。ただしドクダミの香りも強まります。
どうやって食べる?
おすすめの食べ方は天ぷらや炒め物などです。理由としては、ドクダミの独特の風味は、「デカノイルアセトアルデヒド」と呼ばれる成分が元となっています。
デカノイルアセトアルデヒドは熱にとても弱く、油に溶けやすい成分のため、油で加熱する調理法で食べると香りが和らぎます。初めて食べられる方はこれらの調理方法がおすすめです。
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ドクダミってどんな臭い?
ドクダミの匂いを嗅いだことがないという方もいますよね。あの独特の香りはなかなか例えがありません。爽健美茶などに使われているので、飲むことで少しは感じられるかもしれません。
臭いの原因
ドクダミには「デカノイルアセトアルデヒド」と呼ばれる成分が含まれています。ドクダミの強い臭い成分の元はこの成分です。葉をちぎったりするとこの成分が手につきますが、なかなか臭いが落ちません。
消臭効果も!
ドクダミには強い消臭効果があります。ドクダミが庭に繁茂して困るという方は、ドクダミ消臭剤を作ってみてはいかがでしょうか?
摘んできたドクダミを麻袋やティーパックなどに入れて、冷蔵庫や生ごみの近くなどにおいておくだけです。かなりの消臭効果が期待できるようですよ。
ドクダミの強い消臭効果で臭いを吸収してくれますが、ドクダミの匂いも香ります。苦手な方は注意してください。
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ドクダミの効果効能は?
ドクダミの薬効はとても豊富です。「十薬」と呼ばれ、古来より薬草として重宝されてきました。具体的な効能について詳しく紹介していきます。
血液・血管に関する疾患予防
ドクダミにはカリウムが含まれていることから、高血圧の予防効果が期待できます。また、クエルシトリン・クエルセチン・ルチンと呼ばれるフラボノイド類の成分も含まれています。
動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などの血液や血管に関する疾患の予防が期待できます。
肩こり・冷え性改善
ドクダミには動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などの血液や血管に関する疾患の予防が期待できると紹介しました。血流の改善により、肩こりや冷え性の改善も同様に期待できます。
アトピー・アレルギー症状緩和
ドクダミに含まれるカリウムには、アトピーや様々なアレルギー症状の緩和に効果的です。春先や秋口の花粉症で悩まれている方は、ドクダミを食生活に取り入れると改善が見られるかもしれません。
また、ドクダミの成分を抽出して作った化粧水をお肌に塗ることで、強い抗菌作用により、肌荒れやニキビなどの吹き出物を抑える効果も期待できます。
便秘解消
ドクダミにはマグネシウムやカリウムなど、豊富なミネラル類が含まれています。これらのミネラル成分は、腸内に水分を集め、便を柔らかくしてくれる効果が期待できます。
腸内を刺激し動きを活発にしてくれるため、便秘などで悩まれている方はドクダミを食生活に取り入れると改善が見られるかもしれません。
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まとめ
今回は、ドクダミの薬効やどのような味がするのか詳しく紹介していきました。
この記事をまとめると
- ドクダミは「十薬」と呼ばれるほど様々な薬効が期待できる
- 若葉はパクチーのような風味で、成熟するにつれてドクダミの香りが強くなる
- ドクダミの成分は熱に弱く、油に溶けやすい
- 食用にするのであれば天ぷらや炒め物に使うのがベスト
いかがでしたか?日本では雑草のような扱いを受けるドクダミですが、一歩外に出てアジア圏を見てみれば、食用としてはとてもポピュラーであることが分かりました。
様々な効能が期待できますから、処理に困っている場合は試しに食べてみるのもおすすめかもしれませんね。
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