デコポンの食べ過ぎで腹痛・下痢に!毎日食べると太る?カロリーは?

柑橘類の中に”デコポン”がありますが、食べ過ぎると腹痛や下痢を起こすことがあると知っていますか?また、ダイエット中に食べても良い果物なのでしょうか?今回は、

  • デコポンを食べ過ぎるとどうなる?
  • カロリーは高い?太る?
  • デコポンの栄養と効果

これらのテーマについて紹介いたします。

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デコポンとはどんな果物?

分類 ミカン科ミカン属
別名 不知火(しらぬひ)
旬の時期 3〜4月
主な生産地 熊本県 / 愛媛県

デコポンは、1972年に清見オレンジと中の3号という柑橘類を掛け合わせて誕生した果物です。別名「不知火(しらぬひ)」と呼ばれています。

デコポンの糖度は厳しく決められており、糖度13度以上でなければデコポンとして出荷することができません。甘みの強いデコポンですが、一番の特徴はヘタ部分がボコッと出ているところです。この部分が「デコ」と呼ばれています。

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由来

『デコポン』という名前は、でっぱりの「デコ(凸)」と親である「ポンカン」という品種が由来となっています。

どんな味?甘い?

デコポンは、どれを選んでも甘みを感じることができる柑橘類です。糖度は13度以上という決まりがあるので、しっかりとした甘さがあります。果肉はぷりっとしていて噛みごたえのある食感です。また、香りが強いのも特徴です。

旬の時期

デコポンは、3〜5月の春の時期が旬となっています。ビニールハウスで栽培されたものは12月から収穫可能で、5月まで採ることができます。

生産地

デコポンの生産地は熊本県が1位で、生産量は約1万2,000トンです。熊本県に次ぐデコポンの生産地ランキングは、下記となっています。

生産地ランキング
  • 1位…熊本県
  • 2位…愛媛県
  • 3位…和歌山県
  • 4位…佐賀県
  • 5位…広島県

デコポンに含まれる栄養と効果

栄養素

デコポンの代表的な栄養素はビタミンCで、強い抗酸化作用で風邪予防や美肌効果など嬉しい効果を期待することができます。それに加えて体内でビタミンAに変換されるβクリプトキサチンエネルギー作りに必要なビタミンB1体内の塩分調整を行うカリウムなどが豊富に含まれています。

  • β-クリプトキサンチン:β-クリプトキサンチンは、βカロチンの5倍以上の抗酸化作用を持ち、体内の酸化することで生じる体調不調やトラブルを解消する力があります。高血圧や動脈硬化といった血液、血管内のトラブルによる病気や、シミを予防するため美肌効果、最近では糖尿病にも効果があるとされています。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。

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デコポンを食べる効果

デコポンには美容や健康に効果的な栄養素が豊富に含まれていますが、その中でも特に注目したい効能はこちらです。

便秘解消

デコポンの薄皮には食物繊維が多く含まれており、 腸内環境を良くするため便秘解消や予防に効果 があります。食物繊維が豊富なことから、下痢の時にはあまり食べない方が良い果物とされています。

美肌効果

デコポンに含まれるビタミンCには強い抗酸化作用があり、 シミ予防やシワ予防など美肌効果 が期待できます。便秘が解消されるとニキビなどの吹き出物ができにくくなるため、腸内環境が良くなることも美肌に繋がります。

肝臓機能アップ

体内でビタミンAに変化するβクリプトキサンチンは、 肝障害のリスクを軽減する働き があることがわかっています。また、食物繊維などの機能性成分も多いため、 正常な肝機能を保つのに効果的 です。

デコポンの食べ過ぎは太る?ダイエット効果は?

「デコポンの食べ過ぎは太る?」と疑問に思う方もいるようですが、食べ過ぎたからといって太ることはありません。デコポン1個あたりのカロリーは約80kcalですが、ほとんどが水分でできています。

デコポンを食べ過ぎても太ることはありませんが、食べ過ぎると人によって様々な症状が出ることがあります。食物アレルギーとして「果物アレルギー」もあるので注意しましょう。

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デコポンを毎日食べるとどうなる?

デコポンを食べ過ぎると、体質や体調によって下記のような症状が出ることがあります。どんな症状があるのかチェックしていきましょう。

腹痛・下痢

デコポンには豊富に食物繊維も含まれています。食物繊維は適量であれば腸内環境を良くする働きがあるのですが、過剰摂取してしまうと消化しきれず腹痛げ下痢の原因となります。

普段から胃腸が弱い方や、下痢や腹痛を繰り返す「過敏性腸症候群」の方は特になりやすいようです。ちなみに、みかんの果肉よりも薄皮に食物繊維が多く含まれています。

吐き気

デコポンの酸っぱさはクエン酸でできており、胃が弱っている時は刺激となり吐き気を起こすことがあります。稀な症状ではありますが、胃が疲れている時はみかんの食べ過ぎに注意しましょう。

柑皮症

柑皮症とは、柑橘類に含まれるカロテンという成分が手や顔・足などに沈着したもので、デコポンのように皮膚が黄色くなる症状です。血中カロテン濃度が高くなることで起こり、特に病気への心配はありません。オレンジジュースや野菜ジュースを飲むことによっても起こり得る身近な症状となっています。

  • β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。

デコポンを食べるタイミングは夜?朝?

デコポンなど果物類は、 朝食べることによって胃腸の働きを良くする効果 があります。夜みかんももちろんOKですが、朝は一番栄養の吸収率が高いタイミングでもあるため、朝みかんが効果的です◎

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まとめ

この記事をまとめると

  • デコポンには肝機能アップ効果・美肌効果などが期待できる
  • 食物繊維が豊富なので腹痛や下痢の原因となることがある
  • 1個あたりのカロリーは約80kcal!食べ過ぎても太ることはあまりない
  • 柑橘類の食べ過ぎは、柑皮症になることもあるので注意

デコポンはビタミンCたっぷりの果物ですが、食べ過ぎると腹痛や下痢を起こすこともあります。太るほど高カロリーの果物ではありませんが、手が黄色くなったりと影響はあるので、食べる量には気をつけてくださいね!

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