日本の食卓には欠かせない出汁(だし)。出汁があるかないかだけで料理の仕上がりは全然違ってきます。
手間をかけて昔ながらに出汁を引くのが一番ですが、忙しいとなかなか…。というときに便利なのが出汁パックです。手間をかけずに本格的なうま味を味わえるのが魅力です。
そんな出汁パックですが、お湯で 出汁を取る以外の使い道 があることを知っていますか?
- 出汁パックの中身は食べられる?
- 出汁パックは体に悪い?
- 煮すぎと添加物に注意
- だしパックの上手な使い方
スポンサードリンク
目次
|
|
出汁パックの中身を食べる事はできる?
出汁パックには、鰹節やあご出汁、昆布、干し椎茸など素材も様々ですが、その色んな材料のうま味が相まって味が引き立ちます。
出汁を取った後の出汁パックって、「なんだかもったいない」と感じたことはないでしょうか?実は、出汁を取った後のダシガラも、うま味や栄養は残っているのです。
だしがらふりかけ
一番簡単な使い道が ふりかけ です。塩気がなくても出汁のうま味を堪能することができ、ご飯が進みます。優しい味なので、食欲がない日にも食べられそうです。
⑵フライパンで水分を飛ばすように炒めたら完成!
炒める時に、お好みで醤油やみりんを加えて炒めたり、最後に海苔やゴマなどを加えてアレンジも出来ます。
炊き込みご飯や味噌汁にも
ダシガラでなくても、出汁パックから中身を取り出して使うことも可能です。
炊き込みご飯には、具材や調味料と一緒に炊けば一段と出汁の効いた炊き込みご飯になります。もはや出汁が具材の感覚です。
また、意外にも味噌汁の出汁を作る際にパックから出してダイレクトに出汁を取る方も多くいました。そうすることで、より出汁の香りとうま味が堪能できるそうです。
また、チャーハンやパスタ、納豆に混ぜたり…と出汁パックの使い道は無限です。
スポンサードリンク
出汁パックは体に悪い?
出汁パックを 使う際の注意点 もチェックしておきましょう。せっかく栄養が詰まった出汁、体に悪影響の内容に摂取したいのです。
煮すぎに注意
以前、出汁パックを長い時間煮て作ったものを給食で出したところ、中毒が起きたというニュースがありました。これは、「ヒスタミン中毒」というものです。
食中毒とは、細菌からの感染だけでなく化学物質や自然毒からも起こるもので、ヒスタミンは化学物質から引き起こされる食中毒です。
ヒスタミンとはそもそも、お魚に微量に含まれていることがあり、 一定の量を超えて摂取するとアレルギー症状 のような状態になることがあります。
このニュースによると、出汁を取る時間よりも大幅に煮詰めたそうで、おそらく 煮詰める時間が長いほどヒスタミンが流れ出た という見解です。
これは非常に稀なケースで、出汁パックにヒスタミンが含まれていたとしてもかなり微量です。ですが、無きにしも非ずなので、煮詰めすぎには注意しましょう。
入っている添加物は?
お手軽なものほど、自然ではないものが入っているものです。出汁パックも数え切れないくらいの種類がありますが、そのほとんどに添加物が含まれているのです。
原材料を見てみると、 美味しそうに見せるための着色料 や 傷みにくくする保存料 などたくさんの化学物質が記載されています。これらは、食べてすぐに病気になるのではなく、味覚を壊し体内に蓄積して頭痛や体のだるさ、湿疹、婦人科系の不調など、生活習慣病と言われるものへ影響していきます。
たとえ「着色料・保存料無添加」という出汁パックでも原材料をみると 「調味料(アミノ酸)」「乳酸カルシウム」 などの化学調味料や、「酵母エキス」や「たん白加水分解物」など人工的な調味料が並んでいます。
本来、出汁を取るのに必要な材料(鰹節・昆布・椎茸・焼きあご・イワシなど)のみで作られた調味料無添加のものを選ぶようにしましょう。
スポンサードリンク
出汁パックの上手な使い方
では、出汁パックの使い方について更に掘り下げていきます。無駄のないように 出汁パックを活用 しましょう!
破って使う
・お好み焼きやたこ焼きの味付け・おにぎり・オイルと混ぜてドレッシングに・唐揚げやハンバーグの下味・大根おろしや卵焼きに混ぜる・スープ・野菜炒め
浅漬けにも
なんと、出汁パックの中身で浅漬けまでできるなんて、本当に万能です。
⑵冷蔵庫で1時間ほど寝かせたら完成。
スポンサードリンク
まとめ
この記事をまとめると
- 出汁パックのダシガラは、うま味や栄養が残っている。
- ダシガラで、ふりかけが作れる。
- お味噌汁の出汁も中身を出して取れば香りとうま味が増す。
- パックの中身は、炊き込みご飯や料理の味付け、ドレッシングや浅漬けまで出来る万能調味料。
- ヒスタミン中毒が稀に起きるので、煮出しすぎには注意。
- 徐々に体調を崩していく化学調味料はさけ、調味料無添加のものを選ぶ。
- 出汁パックの中身は、料理に向き不向きがあるので、使い分けよう。
こんなに出汁パックの使い道があったなら、早く知りたかった〜!という情報になっていれば幸いです。
ダシガラを使う際は、フライパンで水分を飛ばせば大丈夫ですが、水分が残ったままのものはなるべくその日のうちに使うようにしましょう。
スポンサードリンク