数多くの料理と相性がぴったりの大根。ですが、そのような大根でも食べ合わせが悪い食材があるのをご存じでしたか。そこで、大根と食べ合わせが悪い食材について調べてみました。この記事では、
- 大根の特徴
- 大根と食べ合わせが悪い食材
- 食べ合わせが良い食材
以上のテーマについて解説します。
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目次
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大根の特徴
大根の特徴について、このテーマではご紹介します。
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旬・主な生産地
大根の旬の時期は、12月〜2月ごろです。全国的に生産されていますが、特に北海道・千葉・青森が最も生産されています。
カロリー・栄養素
大根のカロリーは18kcalと低いため、太るという心配はありません。含まれている栄養素は、
- イソチオシアネート
- 消化酵素
- ビタミンC
- β-カロテン
- ビタミンC
- カルシウム
- カリウム
大根は、葉にも栄養はたくさん含まれているため処分するのではなく、茹でてお味噌汁に入れたり和物にしたりするのもおすすめです。
大根の健康効果
大根には、実は多くの健康効果があるのをご存知でしたか。一つ目は、便秘解消・腸内環境の改善効果です。全体の約95%が水分の多い大根は、腸内の便を柔らかくするだけでなく食物繊維も入っているため、便秘改善に効果的です。
腸内環境の改善は、肌荒れ予防など美容面にも繋がってくるため積極的に摂取しましょう。二つ目は、消化の促進です。腸内環境の改善に役立つ大根ですが、消化酵素も含まれており消化不良を解消してくれます。
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大根と食べ合わせが悪い食材
続いて、大根と食べ合わせが悪い食材をご紹介します。
にんじん
にんじんと大根は、同じ野菜なのでサラダなどの料理に一緒に入れている人も多いですが、実は食べ合わせが悪い食材です。食べ合わせが悪い理由ですが、にんじんに含まれるアスコルビナーゼという酵素が原因です。
アスコルビナーゼは、大根に入っているビタミンCを破壊します。せっかくのビタミンCによる美肌効果などが得られません。
煮物ならOK
ですが、煮物で一緒に煮込んで食べるのは問題ありません!ビタミンCは、元々水溶性の成分のため茹でると外へ流出します。そのため、煮物にすることで流出したビタミンCが汁に成分が染み込むので、結果的に摂取可能です。
また、にんじんに入っているアスコルビナーゼは、熱に弱いため煮物など加熱をするとビタミンCの破壊の促しは起きません。生のにんじんと大根の食べ合わせは悪いですが、食べる場合は煮物料理をしましょう。
しらす干し
しらす干しと大根の組み合わせも食べ合わせが悪いです。栄養素が多くしらすには、必須アミノ酸であるリジンという成分が入っていますが、大根がこの成分の吸収を防ぎます。
お酢で対策!
しらす干しと大根の食べ合わせは悪いですが、解決策として「お酢」をかけると効果が得られます。先ほどご紹介した通り、リジンの吸収を防ぐ働きを大根は持っていますが、お酢はその働きを止めてくれます。
そのため、どちらの栄養素もしっかり摂取が可能のため、しらす干しと大根を一緒に食べる時は、お酢をかけましょう。
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食べ合わせが良い食材
食べ合わせが悪い食材がある一方で、良いものももちろんあります。
鶏肉
食べ合わせが良い食材の一つ目は、鶏肉です。鶏肉は、タンパク質やビタミン類も多くお肉のなかでもカロリーが低い分類に当てはまるため、一緒に調理をしている人も多いです。
豆腐
食べ合わせが良い食材の二つ目は、豆腐です。豆腐は、ビタミンEやB1ナイアシンなどの栄養素が入っており、美容・健康面どちらにもメリットのある効果を持っています。
かぼちゃ・なす
食べ合わせが良い食材の三つ目は、かぼちゃ・なすです。かぼちゃと大根は一緒に食べると、消化不良などの改善に効果的です。一方で、なすと大根の食べ合わせはガン予防にも繋がるため、一緒に調理するのもおすすめですよ。
梅干し
食べ合わせが良い食材の四つ目は、梅干しです。梅干しが持つ成分であるクエン酸やカテキン酸は、腸に刺激を与えてくれるため便秘改善だけでなく、抗菌作用により腸内環境を整えてくれます。
先ほど解説した通り、大根には食物成分や水分が多く入っているため、こちらも腸内環境改善に効果的です。「梅流し」という料理があるように、大根と梅干しの食べ合わせは腸内環境を綺麗にしてくれますよ。
その他
また、梅干しやかぼちゃ以外にも大根と食べ合わせが良い食材は多くあります。紫蘇との食べ合わせは、声が枯れた時に改善ができるような効果が得られるので、他の食材でもぜひ試してみてください。
おすすめの献立例
大根を使用したおすすめの献立は、鶏肉との煮物です。甘辛い味付けにすると、子供も好きなおかずの一品になります。
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まとめ
今回の記事内容で解説したことをまとめますね。
この記事をまとめると
- 大根と食べ合わせが悪い食材は、にんじんで含まれているアスコルビナーゼが大根のビタミンCを破壊する働きを持つ
- にんじんと大根を食べる時は、煮物にするとアスコルビナーゼは働きを失うため食べても問題がない
- 一方で、食べ合わせが良い食材は、鶏肉や梅干しでビタミン類が摂取できるだけでなく、便秘改善に効果的
ぜひ、大根を食べる時は、食べ合わせが良い・悪いの食材を意識してみてくださいね。
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