大根の漬物が酸っぱい理由は?おいしく作るコツは?日持ち期間も

自分で漬けた漬物が酸っぱくなっていた経験はありませんか?漬物は塩分濃度が高いので日持ちするイメージがありますが、漬物はどれも日持ちするというわけではなく、種類によっておいしく食べられる期間は違います。浅漬けのような塩分が少ないものは冷蔵庫に入れていてもあまり日持ちしません。漬物が腐ると酸っぱくなったり、匂いや色に変化が現れます。でも、たくあんやぬか漬けの場合には腐っているのではなくて発酵が進みすぎたり、ぬか床の状態が悪かったりすると酸っぱくなってしまうことがあります。そこで、今回は

  •  大根の漬物が酸っぱい理由
  •  大根の漬物をおいしく作るコツ
  •  大根の漬物はどのくらい日持ちする?
  • 大根の漬物のおすすめ市販品2選
についてご紹介いたします。

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大根の漬物が酸っぱい理由  

大根の漬物が酸っぱくなってしまうと『傷んだ?』と思うかもしれませんね。確かに傷んだときにも酸っぱくなってしまいますが、傷んでいなくても酸っぱくなることがあります。ぬか漬けの場合にはぬか床の状態によって酸っぱい漬物ができてしまいます。他の漬物でも発酵するタイプのものは発酵が進みすぎて酸っぱくなることがあります。

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ぬか床の湿度が原因  

ぬか漬けを漬けていると、野菜から出た水分でぬか床が水っぽくなってしまうことがあります。そのままにしておくと 乳酸菌が過剰発酵してぬか漬けが酸っぱくなってしまいます。 

ぬか床の塩分が足りない

野菜から出る水分が出るので、ぬか床は繰り返し使うと塩分が薄まってしまいます。塩分が不足すると乳酸菌が活発になりすぎるため、ぬか床が酸っぱくなり、漬けた野菜も酸味が強くなってしまいます。

ぬか床をかき混ぜていなかった

ぬか床の中には乳酸菌などの菌がいます。乳酸菌は酸素が少なくなると活発になり過剰に増殖してしまいます。乳酸菌が増えすぎるとぬか床が酸っぱくなるため、漬ける野菜も酸っぱくなってしまいます。 2〜3日に1回はかき混ぜてぬか床全体に空気を行き渡らせるようにしましょう。 

市販のたくあんも酸っぱくなる

市販のたくあんも未開封のまま日が経つと袋がパンパンに膨らんでしまうことがあります。袋がパンパンになるのは中で発酵が進み過ぎて膨張してしまったためです。漬物は発酵することで乳酸菌が増殖するため、その他の菌は繁殖しづらく傷みにくいですが、乳酸菌が増えすぎると風味が変化して酸っぱくなってしまいます。

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大根の漬物をおいしく作るコツ  

大根の漬物をおいしく作るためには乳酸菌が過剰に増殖しないようにして、発酵が進み過ぎないようにすることが大切です。

よく揉み込みのが大切  

ぬか床の中にいる乳酸菌は酸素を嫌います。酸素が少なくなると活発になり過剰に増殖して発酵を進めてしまいます。酸素がぬか床に行き渡るようにぬか床を揉み込んでよく混ぜておきましょう。気温が高いほど発酵が進みやすいのでぬか床を常温に置いている家庭は夏は1日1回は混ぜるようにしてください。気温が低い冬は2〜3日に1回混ぜます。

水気をしっかり切る

ぬか床に水分が多いと塩分濃度が増えて乳酸菌が活発になり、ぬか床自体が酸っぱくなってしまいます。水分が増えるとぬか床が柔らかくなりますが、それも発酵を進めてしまう原因になると言われているので、 ぬか床に水が溜まっていたらキッチンペーパーなどを使って吸い取るようにしましょう。 

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大根の漬物はどのくらい日持ちする?

大根の漬物は種類によって日持ちする長さが違います。塩分が多いほど日持ちしやすい傾向があります。

冷蔵で3~4日  

食べ頃になった漬物は、冷蔵庫で保存します。常温だと傷みが早くなるので特に夏場は出しっぱなしにならないように注意してください。

漬物は傷みにくいと思っている方が多いと思いますが、漬け液やぬか床から出してしまうと賞味期限は短くなります。

  冷蔵庫で保存できる期間の目安
浅漬け 漬け込んでいる期間を含めて4〜5日
ぬか漬け ぬか床から出して1〜2日
たくあん 漬け液から出したら1〜2日、漬け液に入った状態で約1週間

汁気を取って冷凍で長持ち

大根の漬物は意外と賞味期限が短いのでたくさんあると食べきれないことがあります。そのようなときには冷凍保存をすれば日持ちさせることができます。大根の漬物はカットして汁気を取り、1食分ずつをラップに包んでから密閉袋に入れて冷凍します。冷凍した場合には2〜4週間程度日持ちします。解凍は冷蔵庫に移して自然解凍しましょう。冷凍している期間が長くなると冷凍焼けをして食感が悪くなってしまいます。

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大根の漬物のおすすめ市販品2選  

おすすめの市販の漬物をご紹介します。

昔からの漬物屋 樽の味 いなか漬け  

昔なつかしい酸っぱいたくあんが好きな人におすすめの漬物です。天日干しした大根を使っているので『コリッ』と歯ごたえがよいのも特徴的です。ぬかと塩で180日以上も熟成発酵して作られます。

まるたか大根浅漬け

あっさりした味わいで大根の甘みが感じられる浅漬けです。糖しぼりでキュッとしめた大根は食感がよく、甘塩仕立ての2度漬けというこだわりが光る漬物です。

まとめ

『大根の漬物が酸っぱい理由は?おいしく作るコツと日持ち期間』についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • 大根のぬか漬けが酸っぱくなるのはぬか床が原因かも
  • たくあんは発酵が進みすぎると酸っぱくなる
  • 漬物の日持ちはぬか床や漬け液から出すと1〜3日

大根の漬物が酸っぱくなってしまうのは乳酸菌による発酵が進みすぎたことが原因のひとつです。傷んできても酸っぱくなることがあります。漬物はぬか床や漬け液から出すとあまり日持ちしないので冷蔵庫で保存してできるだけ早く食べきるようにしてくださいね。

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