大根はサラダ、味噌汁の具、煮物などさまざまな料理に使える野菜です。野菜の中では日持ちがするほうですが、1本が大きいので使いきれなかったり、旬の時期には家庭菜園で取れた大根をもらったりすることもあり、使い切れないと困ったことはありませんか?たくさん大根があるときには塩漬けにすると保存期間が延ばせます。しかし、保存方法によっては早く傷んでしまうこともあるので注意が必要です。そこで、今回は
- 大根の塩漬けの保存方法
- 大根の塩漬けを日持ちさせるコツ
- 大根の塩漬けのおすすめの作り方
- 大根の塩漬けが余ったときのリメイク方法
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目次
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■大根の塩漬けの保存方法
大根は野菜の中では日持ちするほうですが、カットしてしまうと断面から乾燥してしまうので、冷蔵庫に入れても1週間程度しか日持ちしません。しかし塩漬けにすれば、大根に含まれる水分を外に出し、細菌の繁殖を抑えられるので長期保存が可能になります。適切な管理の元では塩漬けにした大根は1年を超えて保存が可能なのだそうです。
浅漬と混同してしまう方もいるかもしれませんが、浅漬は塩分の濃度が低いため野菜に近い食感でサラダのような感覚で食べられるものです。自家製の浅漬は2〜3日しか日持ちしません。一方塩漬けは塩分濃度が高いので浅漬のようにカットしてそのまま食べることはできませんが、保存期間は長くなります。塩抜きをしてシンプルな漬物として食べたり、塩抜きをした上で醤油や味噌、砂糖を使って味付けをして食べます。塩抜きをしたり味を付けたものは保存期間が短くなり、保存方法にも注意が必要です。
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常温・冷蔵の場合
塩漬けにしている間は常温で保存が可能ですが、気温が高いと大根の色が悪くなってしまうことがあります。直射日光が当たらず涼しい場所で保存しましょう。
塩抜きをしたものは冷蔵庫で保存します。大根の塩漬け自体は水分が抜けて傷みにくいのですが、冷蔵庫に入れると他の食材や冷蔵庫内から菌が付着して、カビや腐敗が起こってしまうことがあります。1週間を目安に食べきるようにしましょう。
冷凍は可能?
大根は水分と繊維が多いので冷凍に向かない野菜ですが、塩漬けにすることで水分が抜けて冷凍が可能になります。大根を塩漬けにして冷凍する場合には大根の量の約1%の塩を揉み込んで水気を絞ってから、密閉袋に入れて冷凍庫へ入れます。下味が付くので時短調理にもなり便利です。できるだけ薄くきることで冷凍したことによる食感の変化を感じにくくなります。
加熱するときには解凍せずに使います。生で食べるときには冷蔵庫で自然解凍するか流水に当てて解凍します。
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■大根の塩漬けを日持ちさせるコツ
食材が傷んでしまうのは菌が繁殖してしまうことが原因のひとつです。水分が多かったり、気温が高いと菌が繁殖しやすくなるため傷みやすくなります。大根の塩漬けは、水分を抜くことで適切な管理の元では1年程度保存が可能になるそうですが、自宅では管理が難しいので少しでも保存期間を延ばせるコツをご紹介します。
ジップロックで冷凍する
冷凍することで、乾燥・酸化・菌の繁殖を抑制することができます。冷凍するときにはできるだけ空気に触れないようにするのがポイントです。空気に触れると酸化してしまい色が変わったり風味が落ちたりしてしまいます。冷凍焼けも空気に触れることで起こりやすくなります。
冷凍するときには少量ずつにしたものを1度ラップで包んでからジップロックに入れるようにしましょう。
小分けにカットし保存
小分けにカットすると漬かるのが早くなります。また小分けにしておくことで必要な分を取り出しやすくなり、触れる回数も少なくてよくなるので菌の繁殖を防げます。
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■大根の塩漬けのおすすめの作り方
初めてでも簡単にできる大根の塩漬けの作り方をご紹介します。
大根の塩漬けの作り方
材料
- 大根・・・2kg
- 塩・・・2カップ
- 大根は皮を向いて桶などの容器に入る大きさにカットします。
- 容器に袋を敷き、その中に大根を並べ、まんべんなく塩を入れます。
- 中蓋を敷いて、重石を乗せます。
- 5日程度常温で置きます。
- 桶から出して塩水を切ります。
しょうがを混ぜて浸ける
大根を塩漬けにするときにしょうがを細かく切ったものを一緒に漬けるのもおすすめです。風味を良くするだけでなく、しょうがにはビタミンやミネラルが豊富で、ショウガオールやジンゲロールなどしょうが独特の栄養素も含まれています。体を温める効果や胃腸の調子を整える効果が期待できます。
葉は小口切りにする
大根は白い部分だけでなく、葉も塩漬けにして食べることができます。
材料
- 大根の葉・・・大根1本分
- 塩・・・大さじ2〜3
- 大根の葉を洗って汚れを落とします。
- 小口切りにして水気を切ります。
- 保存容器に入れて塩をまんべんなくかけて揉み込みます。
- 冷蔵庫で保存します。
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■大根の塩漬けが余った時のリメイク方法
大根の塩漬けは、漬物として食べるだけでなく料理にも使えます。コリッとした食感がアクセントになりおいしいですよ。
ポテサラの具にする
大根の塩漬けは塩抜きして、細かく刻んでおきます。いつも通りのポテトサラダを作ったら最後に大根の塩漬けを混ぜます。塩が効いているのでいつもより塩加減は少なくするのがおすすめです。
チャーハンの具にする
大根の塩漬けは塩抜きをして、細かく刻んでおきます。にんじんや玉ねぎ、ベーコンなどを炒めるときに、大根の塩漬けも一緒に炒めます。いつもより少し塩加減を少なめに味付けをしましょう。
まとめ
『大根の塩漬けの保存方法や作り方』をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事をまとめると
- 大根の塩漬けは長期保存したいときにおすすめ
- 冷凍保存すればさらに保存期間が延ばせる
- ポテトサラダやチャーハンなどのアレンジにも使える
大根がすぐに使い切れないほどあるときにはぜひ塩漬けにしてみてください。保存期間が延ばせるだけでなく、副菜としても重宝しますし、他の料理にアレンジも可能です。
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