大根おろしを食べて胃が痛くなってしまった経験はありませんか?一方で大根おろしを食べて胃のムカつきが取れて調子が良くなったという人もいますよね。大根おろしは焼き魚や卵焼き、うどんなどに少し添えられているだけで、食事をさっぱりとさせてくれます。夏のバテや風邪で食欲がないときにも大根おろしがあると食欲が出ることがあります。大根おろしは栄養がたっぷり含まれているので健康のためには積極的に食べたい食材ですが、辛味が強く胃の刺激になってしまうことがあるので食べ方には注意が必要です。そこで、今回は
- 大根おろしは胃に悪い?
- 大根おろしで胃痛が来る口コミ
- 大根おろしの成分・栄養素
- 大根おろしの主な作り方
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目次
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大根おろしは胃に悪い?
大根おろしを食べて胃が痛くなったり、吐き気がした経験がある人がいると思います。栄養が豊富で殺菌作用や抗酸化作用もあり、健康のために大根おろしの汁まで残さず飲んでいるという方もいるでしょう。大根はたしかに健康に良い効果が期待できる栄養をたくさん含んでいます。しかし、食べ方や食べる量によっては逆に体調不良の原因になってしまう可能性があるため注意が必要です。
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空腹で食べるのはNG
大根おろしは空腹で食べるのはNGです。大根に含まれる ジアスターゼ という消化酵素は、胃腸の働きを助けて、消化不良や二日酔いなどの胃のムカつきを抑える効果があるとされていますが、空腹の状態で摂取してしまうと胃を刺激しすぎてしまいます。急激に胃が動くことで胃痛や吐き気を引き起こしてしまう原因になり、ひどい場合には迷走神経反射が起こり血圧が低下して意識を失ってしまうことがあります。大根おろしを食べるときには空腹の状態は危険です。何か食べてから大根おろしを食べるようにしましょう。
風邪で喉が痛い時に大根おろしの汁を飲むと治ると言われていますが、大根おろしは汁にもジアスターゼがたくさん含まれています。風邪で食欲がなく胃が空っぽの状態で大根おろしの汁を飲むのも危険なので注意してください。
食べ過ぎも良くない?
健康に良い栄養がたくさん入っている大根も食べ過ぎは禁物です。食べれば食べるほどよい効果が期待できるわけではありません。大根の辛味成分を大量に摂取してしまうと腹痛、吐き気、口臭が強くなるなど悪い影響を引き起こしてしまう恐れがあります。
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大根おろしで胃痛が来る口コミ
大根おろしで胃が痛くなった人の口コミを調べてみました。
「胃が痛くなった」人の口コミ
・大根おろしを食べたらしばらくして30分ほどお腹が痛くなる
・大根おろしを食べると胃がゴロゴロして痛くなる
・火を通した大根は食べられるのに大根おろしを食べるとお腹が痛くなる
「何ともなかった」人の口コミ
・大根おろしは平気だが、大根サラダを食べるとお腹が痛くなることがある
胃腸が弱いひとほど胃痛になりやすい
大根おろしを食べてお腹が痛くなる人は普段から胃腸が弱い人が多いようです。また、煮物は食べられるのに生の大根だとダメな人、大根おろしなら食べられるのに大根サラダはダメな人など症状はさまざまでした。
大根おろしで胃痛が来てしまうのは ジアスターゼという消化酵素 が原因のひとつです。生の大根は食べられないけど加熱すると食べられる人がいるのはジアスターゼが熱に弱い性質があるからです。また、大根おろしは平気で大根サラダが食べられないという人がいたのは、大根おろしの汁気をしっかりとしぼっていて、さらにおろしてから時間が経っていた可能性が考えられます。大根おろしの汁をしっかりと搾ればジアスターゼの量が減ります。そしてジアスターゼには揮発性があるため、おろしてから時間が経つと蒸発してしまいます。ジアスターゼの量がサラダよりも少なかったので大根おろしでは胃痛が起こらなかったと考えられます。
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大根おろしの成分・栄養素
大根にはたくさんの栄養が含まれていますが、大根おろしで食べる時に注目したいのがアミラーゼや抗酸化作用がある成分です。
消化を助けるアミラーゼ
アミラーゼは大根に含まれるデンプン消化酵素のことです。ジアスターゼとも言います。アミラーゼは唾液やすい液にも含まれる成分でデンプンを消化して糖に小腸で吸収されやすい形にする働きをしています。ジアスターゼは胃腸の働きを助ける働きがあるため胃腸薬にも使われている成分です。
抗酸化作用がある
イソチオシアネートは大根の辛味成分です。高い抗酸化作用がある成分で老化の原因になる活性酸素を除去する働きがあるとされています。
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大根おろしの主な作り方
大根は部位によって辛味の強さが違います。葉に近いほど水分が多くて甘みがあり辛味が少なく、先端に行くほど水分が少なく辛味が強くなります。また、すりおろし方で口当たりが変わるので大根おろしを作るときには部位を選び、正しいすりおろし方で作ることが大切です。
まず大根の部位を選ぼう
大根を1/3にカットしたときに上部は甘みがあり辛味が少ないのでサラダや和え物など生食向き、中部は甘みと辛味のバランスが良く上部に近い部分はサラダにも使えます。下部は辛味が強いので下茹でをして煮物に使います。辛味が苦手な人は上部を、大根らしい辛味と甘味が欲しい人は中部の上よりの部分を使うのがおすすめです。
正しいすり下ろし方
大根は皮に近い部分は繊維が通っていて固く辛味が強いため、皮はぶ厚めに剥きます。おろし金に直角に当てておろすと繊維が細かくなり口当たりがよい大根おろしができます。斜めに当てておろすと繊維が粗く残るので大根の食感を感じられる大根おろしになります。
まとめ
『大根おろしは胃に悪いって本当?口コミや栄養、作り方』についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
この記事をまとめると
- 大根おろしで胃が痛くなることがあるが空腹時と食べすぎを避ければ体に良い栄養が摂れる
- 大根おろしには胃の働きを助けるジアスターゼや抗酸化力の高いイソチオシアネートが含まれる
大根おろしは口の中をさっぱりさせられるので、料理に少し添えてあるとうれしいですよね。胃の刺激になってしまうので空腹時や食べすぎには注意して食べるようにしましょう。
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