大根を生で食べるなら何が良い?危険な方法は?アレンジ方法も

大根おろしや大根サラダなど旬の大根は甘みが強く生で食べてもおいしいですよね。でも生の大根を食べたあとでお腹が痛くなったり、吐き気がしたという経験はありませんか?火を通した大根なら平気なのに、生で食べると調子が悪くなることがあるという人もいるでしょう。これは大根に含まれるジアスターゼという成分が関係しています。また、体調に変化はなくても生で食べると強い辛味を感じてしまうこともありますよね。大根を生で食べるときには食べる部分や下処理が大切です。そこで、今回は

  • 大根を生で食べる方法 
  •  大根を生で食べる際の注意点
  •  生の大根で使える部位は?
  • 生の大根のおすすめアレンジ
についてご紹介いたします。

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大根を生で食べる方法  

大根を食べた時に強い辛味を感じることがあります。でも同じ調理法でも辛くないこともあるので、辛い大根に当たってしまったときには『ハズレた』と思うかもしれませんね。大根の辛味の元はイソチオシアネートという成分です。この含有量が収穫時期や部位によって違うため辛味を感じたり、感じなかったりすることがあります。辛味の強い大根に当たってしまうとがっかりしてしまいますが、辛味を軽減させる方法があります。また、甘みの強い品種もあるので大根の辛味が苦手な方は品種で選ぶのもおすすめです。

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塩茹でで辛味を抜く  

辛味の強い大根は塩ゆですることで辛味を抜くことができます。大根の辛味の元になっている イソチオシアネート という成分は水に溶けにくい成分なので水にさらしてもあまり辛味を抜く効果はありませんが、熱に弱い性質があるため茹でることで辛味を軽減できます。さらに塩を使えば大根の水分と一緒に辛味成分が流れ出るためより辛味を軽減させられます。

甘みの強い品種を選ぼう

現在市場に流通している大根の9割が青首大根という品種です。青首大根は葉に近い1/3程度の部分が青く先端が白いのが特徴で、みずみずしく辛味が少ない大根です。冬に収穫されるものほど甘みが強い傾向があります。また部分によっても辛味が違い、青い部分から先端に向かうにつれて辛味成分が多くなるため、辛味を感じやすくなります。

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大根を生で食べる際の注意点  

煮物にした大根は平気なのに、生で食べるとお腹の調子が悪くなるという方がいます。これは大根に含まれる ジアスターゼ という酵素が原因です。ジアスターゼは胃腸の調子を整え消化を助ける働きがありますが、刺激が強いため体調が悪い時や大量に摂取してしまうと腹痛や嘔吐を引き起こすことがあります。ただ、人によってはまったく平気なこともあるため、生の大根で体調が悪くなってしまう方は下処理をしたり、食べ方に注意するようにしましょう。

下処理をしっかり行う  

生の大根を安全に食べるためには下処理が大切です。ジアスターゼは水に溶けにくいので、水でさらしても効果はありません。しかし、塩もみをすれば大根の水分と一緒に流れ出るため腹痛が起こりにくくなります。塩もみをしたあとは水でさらしてからしっかりと水気を切るようにしましょう。

体に合わない場合はやめておく

人によって生の大根を腹痛を起こさず食べられる量は違います。体調によっても左右されるので、体調が悪い時には生で食べないようにしましょう。また下処理をした大根でも大量に食べるとお腹が痛くなってしまう可能性があります。さらに、空腹時に生の大根を食べると胃腸の刺激になり腹痛を起こしやすいとも言われています。何か食べてから食べるだけでも違うかもしれません。

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生の大根で使える部位は?

 

大根は部位によって辛味が違います。生で食べるときには辛味が少ない部分を使うようにしましょう。

根元が甘くて使いやすい  

大根は葉に近い根元の部分ほど水分が多く甘みがあります。先端に近くなるほど水分が少なくなり、繊維が多くなって辛味が強くなるため生で食べるには不向きです。サラダに使用するなら葉に近い部分の1/3くらいまでが良いでしょう。

中部の根元側も使いやすい

大根を1/3に分けたときの中部は水分があり、辛味と甘みのバランスが取れた部分です。大根らしさを感じながら生で食べるには中部の根元側を使うのもおすすめです。中部の下側はサラダにするには少し辛味が強くなってしまいます。

生で食べるなら冬大根がおすすめ

大根には夏大根と冬大根がありますが、冬大根は寒さから守るため糖度が増し辛味成分が抑えられるのでサラダに向いています。逆に夏大根は暑さから守るため辛味成分を蓄えるため辛味が強くなります。

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生の大根のおすすめアレンジ  

生の大根がおいしく食べられるアレンジレシピをご紹介します。

大根の和え物  

辛味のある大根もマヨネーズと和えるとマイルドになり食べやすくなります。

材料

  • 大根・・・葉に近い部分1/3程度
  • マヨネーズ・・・大さじ2めんつゆ・・・大さじ1
  • 塩・・・少々
  • こしょう・・・少々
作り方レシピ
  1. 大根は厚めに皮を剥き千切りにする
  2. ボウルに入れて塩もみをして水で流す
  3. 水を切った大根をボウルに入れてマヨネーズ、めんつゆと混ぜ合わせる
  4. こしょうを加える

きゅうり、ハム、ツナなどを入れてもおいしいです。

シャキシャキ大根サラダ

シャキシャキの大根サラダにするためには千切りにした大根を冷水(氷水)に浸けるのがポイントです。冷えるとパリっとした食感になります。塩で揉むとしんなりしてしまうので、シャキシャキの食感を楽しみたいときには塩もみはしないようにしましょう。ザルに上げて水気を切ったらふんわりと皿に盛り付けます。ドレッシングは食べる直前にかけます。

 

■まとめ

『大根を生で食べるときの注意点や部位による違い』についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

この記事をまとめると

  • 大根は丈夫ほど辛味が少ないので生で食べるのに向いている
  • 塩もみをすると辛味が抜ける
  • 生の大根は食べすぎると腹痛や嘔吐の原因になる

生の大根はシャキシャキとしたみずみずしい食感でとてもおいしいですが、胃腸の刺激になりやすいジアスターゼという成分が入っているので食べすぎには注意が必要です。塩もみをしたり、上部を食べるようにするなど食べ方に注意したいですね。

 

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