大根は太る食べ物?ダイエットに効果あり?食べすぎると危険?

大根は生でも、炊いても、炒めても様々な調理法で大活躍の食材です。歯も皮も食べられるので捨てるところのない食材でもあります。

この記事では大根は太る食べ物なのか、ダイエットに効果があるのか食べすぎると危険なのかについて解説していきます。ぜひ最後までお読みください。

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大根の栄養が凄い!

大根には実はすごい栄養価があるのです。詳しくみていきましょう。

イソチオシアネート

イソチオシアネートという栄養成分を知っていますか。どんな効能があるのか、解説していきます。イソチオシアシアネートはアブラナ科の野菜に含まれる機能成分です。

アブラナ科の野菜には、大根の他にキャベツ、ブロッコリー、かぶ、わさびなどがあります。

大根はもともとイソチアシアネートが含まれているのですが、大根をおろした時に発生する辛味成分に含まれています。大根おろしに含まれる、イソチオシアネートの主な効能には下記のものがあります

・抗酸化作用・がん予防・殺菌作用・整腸作用

ビタミン

大根100gあたりの栄養素を、下記の表にまとめました。

栄養素  
カリウム 230mg
ビタミンC 12mg
カルシウム 24mg
葉酸 34ug

<日本食品標準成分表参照>

ビタミンCは、コラーゲンを作るのに欠かせないビタミンです。カリウムは、体の中にある余分な水分を体外へ排出する働きがあります。カルシウムは、骨や歯を作るのに欠かせない栄養素ですね。

ちなみに切り干し大根は、大根を干して作る食材ですが切り干し大根にするとカリウム、カルシウム、葉酸と全ての栄養価がアップします。

消化酵素

大根には消化酵素のアミラーゼ、プロトアーゼ、リパーゼが含まれています。それぞれの特徴をみていきましょう。

  • アミラーゼ・・・デンプンを分解して糖に変える酵素
  • プロトアーゼ・・・タンパク質を分解する酵素
  • リパーゼ・・・中性脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解する酵素

大根に含まれる消化酵素が、様々な食材を体内で分解しているのがわかりますね。様々な食材を分解するので「大根はを食べると消化がよくなる」と昔からいわれているのでしょう。

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ダイエットのお供に最適!

ダイエット

大根はダイエットにも効果的な食材なのです。効能をまとめました。

脂肪燃焼効果を上げてくれる

ダイエットの時には、食事と運動で体にアプローチする人も多いでしょう。運動をして効率的に脂肪を燃やすには脂肪燃焼効果のある食べ物を食べるのが必須になります。

大根に含まれるイソチオシアネートには、脂肪燃焼効果があるのです。イソチオシアネートは大根の辛味成分で、大根おろしにすることで効果が高まります。脂肪燃焼効果をあげたいのであれば、大根おろしで食べるといいでしょう。

便秘の改善も

大根には水溶性と脂溶性両方の食物繊維が含まれています。実は、便通をよくするには水溶性と脂溶性両方の食物繊維と水分が必要なのです。

水溶性食物繊維は固い便を柔らかくし、脂溶性食物繊維には便の量を増やして外に出しやすくする働きがあるのです。便秘に悩む人は大根とともに、水分も多めにとりましょう。

むくみも除去してくれる

大根にはカリウムが含まれています。カリウムには、体内の余分なものを体外に排出する働きがあります。ダイエット中には、体内の巡りをよくし代謝を上げていくことで体が変わってきます。

余分なものを溜め込まない体にするためにも、カリウムを含む大根はダイエットに向いている食材といえます。

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体に良いけど食べ過ぎは禁物

体にいいことづくめの大根ですが、食べ過ぎたらどうなるのでしょうか。

胃を荒らしてしまう可能性も

大根に含まれる消化酵素は適量であれば、消化をよくする働きがあります。しかし食べすぎると、胃酸が出すぎて胃の調子が悪くなる場合があります。胃酸がたくさん出ると、消化不良や胸焼けが起きてしまうので食べ過ぎには十分注意しましょう。

一日の推奨摂取量は?

大根は調理法により、栄養価もかさも違ってくるので一日の推奨摂取量はこれだけと断言はできないのですが、大根おろしだと小盛り程度になります。ちょうど鍋に入れる時に、手でつまめる程度と覚えておきましょう。

大根は大きさによりばらつきがありますが、おおよそ6〜8㎝くらいの大きさが一日の摂取量の目安になります。

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まとめ

ここまで大根は太る食べ物なのか、ダイエットに効果があるのか食べすぎると危険なのかについて書いてきました。

この記事をまとめると

  • 大根おろしに含まれるイソチオシアネートには、抗酸化作用、がん予防、殺菌作用などのすごい効能がある。

  • 大根はダイエットに効果的で、脂肪燃焼効果、便秘予防、むくみ予防などダイエットをサポートする効果が詰まっている食材である。

  • 大根は食べすぎると、下痢になったり、胃酸が出すぎて胃を荒らしてしまう可能性もある。

  • 大根の一日の摂取量の目安は、長いままの状態で6〜8cm程度が目安である。

大根には、がん予防、ダイエット効果など健康を気にする人には嬉しい効能がたくさんありますね。けれど食べ過ぎには要注意です。

大根は冬が旬の野菜です。鍋の時に大根おろしを取り入れるなど、今までの食生活に適度に大根を取り入れて、健康な体を作っていきましょう。この記事が、あなたのお役に立てれば嬉しいです。

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