ホイップクリームやコーヒーフレッシュなど、植物性のクリームも便利で美味しいですよね。しかし植物性の生クリームはふわっと軽い食感のため、ケーキのデコレーションなどに使用すると角が立たずうまく飾れないということもありますよね。
植物性の生クリームを固くする方法はないのでしょうか?そこで今回は、
- 植物性の生クリームとは
- 生クリームの種類
- 植物性の生クリームを固める方法
これらのテーマで紹介していきます。是非最後までチェックしてくださいね♪
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目次
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植物性の生クリームとは
植物性の生クリームとはどのようなものなのでしょうか?動物性の生クリームとの違いなどについて紹介していきます。
どんなもの?
植物性の生クリームとは、パーム油や菜種油、大豆油といった植物性の油を原料としたクリームです。動物性の生クリームに比べ、「価格が安い・溶けにくい・さっぱりとしている」といった違いがあります。
ポイント
- 原材料の種類の欄に「クリーム」と表記できるのは、添加物などを使用せず、生乳のみで作られたクリームになります。植物性の生クリームは、その他の添加物や植物性脂肪分を加えてあるため、正確には生クリームとは表記できません。
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生クリームの種類
生クリームの中でも、純生クリームやホイップクリームなど、いろいろな種類の商品が販売されていますよね。それぞれの商品の特徴はどのようなものがあるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
純生クリーム
純生クリームとは、純脂肪のみで作られたクリームのことで、濃厚なコクや芳醇な風味、くちどけの良さなどが特徴的な商品です。乳脂肪分が非常に高く、35%~50%の商品が多いです。お菓子作りにも良く使用されます。
ホイップクリーム
ホイップクリームとは、脂肪分を泡立て器やハンドミキサーなどで念入りに混ぜ、空気を多く含むことでふんわりと仕上げたクリームの事です。植物性脂肪のみで作ることもありますし、動物性脂肪を混ぜて作る場合もあります。
純生クリームのみでホイップしたクリームに比べ、さっぱりとした軽い味わいになります。
フレッシュクリームというものもある
クリームの中にはフレッシュクリームと呼ばれる商品もあります。コーヒーなどにプチっと蓋を開けて少量使用するコーヒーフレッシュなどがフレッシュクリームにあたります。フレッシュクリームも添加物や植物性油脂などで作られています。
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植物性の生クリームを固める方法
植物性の生クリームのみでホイップクリームを作る場合、ふわっとした食感のためどうしても柔らかい仕上がりになってしまいます。植物性生クリームでホイップクリームを作る場合、固く作る方法はないのか、詳しく見ていきましょう。
冷やす
生クリームは非常に繊細な食品のため、温度管理がとても重要になります。プロのパティシエの方たちも、一年中冷房を付けていたりと温度管理にはかなり神経を使っているようです。それくらい生クリームの温度管理は大切です。
生クリームを作る際はボウルの下に氷水を張った容器を置いたり、調理器具をしっかりと冷やすなど、常に低い温度で管理する必要があります。
混ぜるスピードを早める
生クリームをしっかりと固めるためには混ぜるスピードも大切です。ゆっくりだらだらと混ぜていても一向に固まりません。なぜ生クリームを混ぜると固まるのかというと、脂肪分を覆う膜に傷がつき、脂肪同士が空気を含んでくっつくからです。
しかしゆっくりと混ぜていると、なかなか空気が混ざらないので脂肪の膜だけが壊れてしまい、うまく泡立たなくなってしまいます。生クリームは混ぜすぎもよくありませんし、混ぜなくても良くないため、微妙な力加減を必要とする繊細な食品なのです。
器具が汚れていないか確認する
生クリームを固める際は泡立て気を使ってシャカシャカと混ぜ合わせていきますが、使用する泡立て気に油分や水分が付着していないか確認しましょう。生クリームはとても繊細な食品なので、少量の水分や油分により泡立たなくなってしまう可能性があります。
使用する調理器具はしっかりと洗浄し、清潔な状態のものを使用するようにしましょう。
植物性生クリームは固まりにくい
植物性の生クリームをできるだけ固く作るコツについて紹介していきましたが、成分の問題でどうしても動物性の純生クリームよりは柔らかい仕上がりになってしまうことを知っておきましょう。
お肉の脂は冷えると白く固まりますが、オリーブオイルなどの植物油脂は冷やしておいても固まりにくいですよね。これは植物油脂のほうが固まる温度が低いためです。
動物性の生クリームは乳脂肪分が35%~50%と、脂肪分の含有量が非常に多いです。そのため固まりやすく、風味の良い生クリームに仕上がります。
まとめ
今回は、植物性の生クリームの特徴や、生クリームを固まりやすくするためのコツなどについて紹介していきました。
この記事をまとめると
- 植物性の生クリームとは、パーム油や菜種油、大豆油といった植物性の油を原料としたクリーム。
- 生クリームを固い仕上がりにするためには、低温管理の徹底や清潔な道具を使用すること、混ぜ方の工夫などにより解決する場合も。
- 植物性の生クリームは、成分の問題で動物性の生クリームよりは柔らかい仕上がりとなる。
いかがでしたか?植物性生クリームは安価で手軽に使える点にメリットがありますが、ケーキのデコレーションとして使用するのは不向きといえるかもしれません。折角ケーキを手作りするのであれば、値段は張りますが純生クリームを使用することをお勧めします。
最後までご覧いただきありがとうございました♪
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