「コーンスープ」と「コーンポタージュ」には違いがあることを知っていますか?それぞれとうもろこしのスープの呼び方ですが、どんな違いがあるのでしょうか?今回は、
- コーンスープとコーンポタージュの違い
- 栄養成分に違いはある?
これらのテーマについて紹介いたします。
スポンサードリンク
|
|
コーンスープとコーンポタージュは違う?
コーンスープとコーンポタージュ、全く同じものを指すのでは?と思っている方が多いかと思いますが、実はこの2つには違いがあります。普段何気なく飲んでいるコーンスープとコーンポタージュには、どんな違いがあるのでしょうか?どちらもとうもろこしを使ったものですが、見た目でわかる違いがあるのです。
“コーンスープ”とは、とうもろこしの粒をそのまま加えたスープです。ツブツブした食感を楽しむことができます。
それに対して“コーンポタージュ”とは、とうもろこしの粒を裏ごししていてツブツブのないスープです。この2つの違いは、とうもろこしの粒が入っているか入っていないかなのです!ちなみに、「ポタージュ」はフランス発祥の料理です。
スポンサードリンク
栄養成分は同じ
コーンスープもコーンポタージュも、粒の有無の違いなので含まれている栄養素は全く同じです。しかし、コーンスープの方がとうもろこしの実が入っているため、栄養素の含有量は少々多くなります。
コーンスープとコーンポタージュには、とうもろこしが持つ食物繊維やカリウム、牛乳によるタンパク質や脂質が含まれています。
-
水溶性食物繊維:水溶性食物繊維は、食物繊維の中で水に溶けやすい分類のもので、主な働きは腸内細菌の餌となり、善玉菌を増やすと同時に酪酸や酢酸と言ったエネルギーの材料になります。腸内環境を整える効果が高く、便秘や下痢と言った不調を改善していきます。免疫力や肌も綺麗にする栄養素です。
-
不溶性食物繊維:不溶性食物繊維は、食物繊維の中でも水に溶けることが出来ないため腸内まで届きます。腸まで消化されないため、便として排出されるのが不要性食物繊維です。腸管を適度に刺激をするため、蠕動運動が活発化し食べ物の吸収や消化を助ける働きがあります。善玉菌の栄養にもなるため腸内環境もよくなることが知られています。
-
たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
-
カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- 脂質:脂質は、1gあたり9kcalのエネルギーを生み出す三大栄養素の中での一番のエネルギー源です。人間の体内では、取り入れた糖質をグリコーゲンとして保存するだけではなくて脂質にすることで、生体維持に必要なエネルギーが無くならないようにしています。細胞膜やホルモンの材料になり、コレステロールや中性脂肪として存在しています。
スポンサードリンク
コーンスープ・ポタージュの効果
コーンスープやコーンポタージュには食物繊維が含まれているため、便秘を解消したり腸の善玉菌を増やしたりと、腸内環境の改善効果が期待できます。
また、とうもろこしの栄養素として有名なカリウムには、むくみ解消効果があります。体内の余分な水分を排出する作用があるため、デトックスにも効果的です。
しかし、1食分は約100kcalほどあり、低カロリーではないのでダイエット中の飲み過ぎには注意しましょう。「コーンスープダイエット」という言葉もあるようですが、ダイエット効果はあまり期待できません。寝る前など夜は代謝量が減るため、飲むなら朝がオススメです。
スポンサードリンク
まとめ
この記事をまとめると
- コーンスープとコーンポタージュの違いは、とうもろこしの粒の有無!
- 栄養成分は同じだが、粒を含むコーンスープの方が含有量は多い
- 主な栄養には食物繊維やカリウムがある
一見全く同じ料理を指す言葉ですが、実はとうもろこしの粒が入っているかいないかという大きな違いがありました。ダイエット効果はそこまで期待できませんが、食物繊維やカリウムなど栄養もあるので、適度に食事に取り入れてみてくださいね♩
スポンサードリンク