コーヒーの中毒性!カフェイン依存症・カフェイン中毒症状|治し方は?

コーヒーは普段から飲んでいると日常に欠かせない飲み物となりますが、コーヒーに含まれるカフェインには中毒性があります。飲み過ぎなければ特に問題はありませんが、1日に何杯も飲んでいるとカフェイン中毒になることもあるんです。今回は、

  • カフェイン中毒・依存症の症状
  • カフェイン中毒の治し方
  • 離脱症状とは?いつまで続く?
  • コーヒーの飲み過ぎによる副作用

これらのテーマについて紹介いたします。

スポンサードリンク

コーヒーは中毒性がある!飲み過ぎは病気?

コーヒーは朝の始まりや仕事中、勉強中、リラックスしたい時など様々なシーンで飲まれている飲み物ですが、コーヒーには『中毒性』があります。その原因は、コーヒーに含まれているカフェインです。

人によっては1日のうちに何杯も飲む方もいて、“カフェイン中毒”や”カフェイン依存症”と呼ばれることもあります。カフェイン中毒とは、一体どんなものなのでしょうか?

スポンサードリンク

カフェイン中毒とは?

カフェイン中毒とは、カフェインを過剰摂取した際に起こる症状のことを言います。カフェインはコーヒー以外にも緑茶や紅茶・エナジードリンクなどに含まれている成分ですが、カフェイン中毒は“薬物中毒”として扱われています。

カフェインを含むコーヒーなどを飲まないと、イライラして落ち着かなくなることをカフェイン中毒と呼んでいます。

カフェイン中毒の症状

一度にたくさんのカフェインを摂取したり、毎日継続的にカフェインを多く摂っていると、急性中毒が起こります。カフェイン中毒の症状には軽症のものから重症のものまであり、時には命に関わることもあるのです。主な中毒症状には、このようなものがあります。

症状
  • めまい
  • 頭痛
  • 食欲不振
  • 嘔吐・吐き気
  • 頻脈・不整脈
  • 低血糖
  • 高血圧
  • 意識障害
  • 低カリウム血症
  • 痙攣・手の震え

めまいや頭痛・吐き気といった症状はカフェイン中毒の中でも軽症ですが、酷い場合は意識障害を起こしたり、頻脈や不整脈に繋がることもあります。

カフェイン中毒により救急搬送されたケースも多くあります。興奮状態になったり、嘔吐が止まらなかったりと、搬送される方の症状は様々です。

コーヒーの飲み過ぎで死亡する?

ある調査によると、2012年〜2017年の5年間にカフェイン中毒によって救急搬送された方は100人以上もいて、そのうちの5人は死亡したとの報告があります。原因はコーヒーだけではなく、エナジードリンクの過剰摂取も含んでいるようです。

スポンサードリンク

コーヒーの飲み過ぎによる副作用は?

カフェイン中毒まではいかなくても、コーヒーを飲みすぎることで副作用を起こすこともあります。

コーヒーの副作用
  • 腹痛・胃痛
  • 下痢
  • 高血圧
  • 太る

カフェインには消化器官を刺激する働きがあるため、過剰摂取によりお腹が緩くなることがあります。元々お腹が弱い方は特に腹痛や下痢を起こしやすいので、飲みすぎないように注意しましょう。便秘気味の方は、便秘解消になることもあります◎

また、コーヒーを飲むと太る原因はカフェインに含まれる『コルチゾール』という成分によるものです。体内に多量のコルチゾールが入ると、食欲抑制の働きをするセロトニンの分泌が減ってしまいます。すると体が糖分を欲するようになり、より多くの糖分を摂ろうとしていつも以上に食べてしまいます。また、脂肪の分解を抑制する作用もあるため、カフェインを摂取すると太ることに繋がるのです。

カフェイン依存症の治し方・治療方法

「コーヒーがなかなかやめられない…!」普段からコーヒーを飲むことが習慣となっている方は、そんな風に思うのではないでしょうか?カフェインには中毒性があるため、スッとやめるのは難しいかもしれません。

カフェイン依存症の治し方としては、”体内からカフェインをなくすこと”です。体の中に残っているカフェインを抜くことで、カフェイン依存症は治ると言われています。

カフェイン依存症が酷くない場合は、数日カフェインを含む飲み物を飲むことをやめれば、自然と治っていきます。しかし、依存度が高い場合は離脱症状が出ることもあります。

離脱症状とは?

カフェイン依存症が酷い場合、突然カフェインの摂取をやめることで下記のような症状が出ることがあります。

離脱症状
  • 頭痛
  • めまい
  • 抑うつ気分になる
  • 注意散漫
  • 嘔吐・吐き気

たばこと同じで、これまで体に入れていたものを急にやめると、体が様々な離脱症状を起こしてしまうのです。

離脱症状はいつまで?

上記のような離脱症状は、カフェインを最後に使用してから12~24時間後に始まり、1~2日後にピークを迎えると言われています。継続期間は2~10日間ほどですが、頭痛に関しては3週間近く長引くこともあります。

1日何杯でコーヒー中毒になる?

1日に摂っても良いカフェイン量は、だいたい400mgと言われています。コーヒー1杯分に含まれるカフェイン量は約80mgなので、5杯が1日に飲んでも良いMAXの量です。

スポンサードリンク

コーヒーを飲まないと眠い…!

これまで眠気覚ましとしてコーヒーを飲んでいた方は、やめるのは難しいですよね。カフェインには眠気を覚まして、仕事中や勉強中に集中できるメリットもあります。

1日に4〜5杯までなら安全に摂取できるカフェイン量なので、朝一番に飲んで午後まで飲まないようにするなど、1日の飲む量を減らしてみましょう。

まとめ

この記事をまとめると

  • カフェインには中毒性があり、カフェイン中毒やカフェイン依存症と呼ばれる
  • 1日に摂っても良いカフェイン量は400mg(コーヒー5杯分)!
  • カフェイン依存症の治し方は、体内からカフェインを抜くこと
  • 酷い場合は離脱症状が出ることもある

コーヒーにはリラックス効果や眠気覚ましなど嬉しい効果もある反面、依存すると命の危険性を伴う飲み物です。適量であれば毎日飲んでも影響はあまりないので、飲む量に注意しながら日常に取り入れてみてください。

スポンサードリンク