ココナッツは妊娠中でも食べられる?栄養補給に使える?どんな効果?

ココナッツと言えば南国の果実ですね!最近では日本でもたくさんの場所で使われることが多くなりましたよね。

実際にココナッツを調理に使ったことはないという方がほとんどだと思いますが、実はココナッツは非常に優秀な栄養素を豊富に含んでいる素晴らしい食材なのです。

しかし食べ物に敏感な妊娠中のお母さん達はココナッツを食べて良いのか心配になりますよね。

そこで今回の記事ではココナッツとはどのような食材なのか、どんな栄養素が含まれているのか、妊娠中に食べても問題がないのかについて解説していきたいと思います。

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ココナッツってどんな食材?

“ココナッツ”は、ヤシの木にできる果実です。そのため別名『ヤシの実』とも言われています。ココナッツの大きさは直径30ほどで、重さは4kg近くにまで成長します。

果皮は茶色いのが一般的ですが、熟す前は緑色をしています。ココナッツの皮は厚く、食べられるのは中身の”胚乳”と呼ばれる部分です。ココナッツには液体と固形の胚乳があり、液体はそのままジュースとして、固形はお菓子やオイルに加工されます。若いものであれば柔らかいので、そのまま生で食べることもできます。

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ココナッツの白い部分は何?

ココナッツは厚い皮に覆われていますが、その中には”白い部分”があります。この白い部分は『胚乳(はいにゅう)』と呼ばれるもので、ココナッツの食べる部位です。

ココナッツミルクの原料にもなっているところで、固形の胚乳を刻み水に混ぜて沸騰するまで煮詰め、ココナッツの水分だけを濾したものです。また、ココナッツを使用したお菓子もこの胚乳と呼ばれる部位が使われています。

ちなみに、ココナッツウォーターは液体状の胚乳部分です。「外皮>白い部分(固形胚乳)>液体胚乳」という3層になっており、脂肪分を含んでいません。

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ココナッツは妊娠中でも食べられる?

ココナッツは妊娠中に「食べても良い」食材です。

むしろココナッツにはたくさんの栄養素が含まれていますので、妊娠中の栄養補給源としてとても優秀な食材といえます。またココナッツは妊娠中に体に悪影響を与える作用が全くないので安心して口に入れることができるものです。

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ココナッツの白い部分の栄養と効能

ココナッツの白い部分=胚乳部分には、どんな栄養素が含まれているのでしょうか?栄養素と効果について見てみましょう。

栄養素

ココナッツの実には、カリウム・マグネシウム・鉄分などのミネラル類が豊富に含まれています。また、ココナッツミルクやココナッツウォーターとは異なり、食物繊維も多いのが特徴です。100gあたり9gの食物繊維が含まれ、便秘解消効果やダイエット効果、高血圧予防に効果的です。

  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
  • 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
  • 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。

効果・効能

ココナッツの果実には食物繊維が多く含まれているため、便秘解消など腸内環境を良くする効果を期待することができます。また、カリウムも多く、高血圧予防やむくみ解消、冷え性改善に効果的です。

ココナッツの効果

便秘解消

貧血予防

むくみ改善

冷え性改善

高血圧予防

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妊娠中に嬉しい栄養素はこれ!

ココナッツが妊娠中に特に効果的と言われているのは「カリウムが豊富」なところと、「食物繊維が豊富」であること、「ココナッツミルクに葉酸が含まれる」ということです。

カリウムがつらいむくみを軽減

カリウムは体の中の水分量を適切な量に調節してくれる栄養素です。妊娠中はむくみやすいと言われており、体がパンパンで苦しくなってしまう人が多いです。カリウムを積極的に摂取することでむくみを予防することができます。

食物繊維で肥満を予防

食物繊維は妊娠中に生じやすい便秘を改善してくれる効果があります。それだけでなく食べたものの糖質や脂質の吸収を抑えてくれる働きがありますので、体重のコントロールにも使えるといったメリットがあります。

葉酸が先天性障害のリスクを減らす

ココナッツ自体にはあまり葉酸が含まれていないのですが、ココナッツの中に入っているココナッツミルクには葉酸がたくさん含まれています。

葉酸は妊娠中に摂取することで赤ちゃんの先天性障害のリスクを大幅に軽減することができると言われている優れた栄養素です。

これらの栄養素をバランスよく摂取することができるココナッツは、妊娠中にあった優秀な食材といえるでしょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?今回の記事をまとめると、

この記事をまとめると

  • ココナッツはヤシの木にできる果実のこと
  • 非常に高い栄養価を持っており妊娠中におすすめな食材のひとつ
  • カリウムが妊娠中のつらいむくみを軽減してくれる
  • 食物繊維は妊娠中の大変な体重コントロールにも役に立つ
  • ココナッツミルクに含まれる葉酸は赤ちゃんの先天性障害のリスクを大幅に減らす 

今回のように食品についての様々な知識を紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますので、ご興味のある方は是非ご覧になってみてください。 

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