ナッツアレルギーでもココナッツオイルは食べられる?症状は?

アレルギーがあると「これを食べたら症状がでるのでは?」と不安になることも多いです。ナッツアレルギーはアナフィラキシーを起こしやすいと言われています。

ナッツ類は種類が多く全てのナッツ類が食べられないことは稀で特定のナッツにアレルギーが出ることが多いです。そこで、今回は

  • ナッツアレルギーでもココナッツオイルは食べられる?
  • ナッツアレルギーの主な症状
  • 子供のナッツアレルギーは治る?

についてご紹介します。

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ナッツアレルギーでもココナッツオイルは食べられる?

ナッツアレルギーの人はココナッツオイルを食べることができるのでしょうか?ココナッツオイルは料理やスイーツなど様々な場面で使うことができます。

また、マッサージする時に使う方いて、美容法面でも活躍します。アレルギー症状が出てしまえば使うことはできません。

厚生省アレルギー物質を含む食品に関わる表示義務より以下のものが示されています。

クルミ、アーモンド、ハシバミ、カカオ、ココナッツ、ピーナッツ、ブラジルナッツ、カシューナッツなどが適応になります。

引用:妹尾小児科

アレルギー反応はタンパクにIgE抗体が反応することで起きます。タンパクを構造しているアミノ酸配列が同じ、似ている場合には違うタンパクでもIgE抗体が反応してしまうことがあります。

ナッツアレルギーの方はココナッツオイルに反応してしまう人もいるので注意が必要です。

ナッツアレルギーの人が食べてはいけないもの

ナッツアレルギーの方はナッツ類には何があるのか知っていますか?

  • クルミ
  • カシューナッツ
  • アーモンド
  • マカダミアナッツ
  • ピスタチオ
  • ヘーゼルナッツ

ナッツ類は種実類と呼ばれるもので木の実や種の一部を食用としています。ナッツアレルギーだからといって全てのナッツ類が食べられない訳ではありません。

ですが、同じ科のナッツだとアレルギーが出る、アミノ酸配列が同じや似ている場合はアレルギー反応がでるので個別の診断が必要な場合があります。

ナッツ類以外でもマメ科のピーナッツ、ヤシ科のココナッツ、ヤオギリ科のカカオなども注意が必要になります。

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ナッツアレルギーの主な症状

ナッツアレルギーはナッツ類を食べることで様々な症状がでます。ナッツアレルギーは呼吸困難、アナフィラキシーなど重篤な症状がでるケースもあります。

ナッツはお菓子作りや調味料などにも使用されることもあります。口にする機会が多いので微量でも口にしないようにしましょう。

蕁麻疹

蕁麻疹もアレルギー症状の一つです。

  • 赤み
  • 腫れる
  • ブツブツ
  • 痒み

特定の食品を口にしたり、触れることで赤みや痒みなどが出ることがあります。しばらくすると跡形もなく消えてしまうのが特徴です。

短くても数十分、長くても数日で消え、症状が酷いと何日も残ることもあります。

口の痒み

口の痒みは口腔アレルギー症候群とも言われアレルギーの原因になる食べ物を食べた時に出る症状です。

  • 唇や口の中に痒み
  • 唇や口の中の腫れ
  • イガイガ

アレルギーの原因である食べ物を食べた15分以内に症状が出ることが多いです。

下痢・腹痛

アレルギーはアレルゲンのタンパクにIgE抗体が反応することで起きます。

  • 皮膚症状
  • 粘膜症状
  • 消化器症状
  • 上気道症状
  • 下気道症状
  • 全身症状

様々な症状が出ますが、下痢や腹痛は消化器症状になります。アレルギーは皮膚が痒くなる、赤く腫れるなどの症状じゃないからアレルギーじゃないと思う方もいます。

特定の食べ物を食べて腹痛や下痢を起こしているのならアレルギーの可能性があります。

吐き気・嘔吐

アレルギー症状は吐き気や嘔吐などもあります。吐き気や嘔吐は遅延性アレルギーになり特定の食べ物を食べても直ぐには出ません。

  • 胃もたれ
  • ムカムカする

激しい嘔吐や吐き気だけじゃなく、「ちょっと体調が悪い」くらいの軽い症状の時もあります。

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子供のナッツアレルギーは治る?

幼児のナッツアレルギーが増えていることは知っていますか?食文化の欧米化に伴い日本のナッツ類の輸入、消費量が増えてきたことが原因の一つと考えられています。

  • クルミ:約60%
  • カシューナッツ:約20%
  • アーモンド:約5%

特にクルミとカシューナッツを初めて食べる時には注意しましょう。

乳児期に発症した食物アレルギーは適切な医療を受けることで3歳頃までに5割、小学校入学までには8~9割の人が治ると言われています。

ナッツを食べられるのは何歳から?

ナッツは誤嚥しやすい食べ物です。子供に食べさせる時は注意が必要です。誤嚥事故も多く小さな子供には食べさせない方がいいです。

5歳以下にはナッツを与えないようにと注意喚起されています。理由は誤嚥や窒息の多さです。3歳頃には乳歯が生えそろいますが上手く飲み込むことができないこともあります。

飲み込みという強調運動が上手くできるようになるのが6歳頃なのでナッツも6歳頃からの方が良さそうで

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まとめ

「ナッツアレルギーでもココナッツオイルは食べられる?症状は?」についてご紹介しました。

この記事をまとめると

  • ナッツアレルギーの人はココナッツオイルでも症状が出ることがある
  • ナッツアレルギーの症状は「蕁麻疹」「口の痒み」「下痢、腹痛」「吐き気、嘔吐」などがある
  • 子供のナッツアレルギーは3歳頃までに5割、小学校入学までには8~9割の人が治ると言われている

ナッツアレルギーはナッツ類の中でも特定のものを食べるとアレルギー症状が出ます。ナッツ類全てにアレルギーが出るのは稀です。

また、豆類ではありますがピーナッツにも反応する方も多いです。どのナッツが食べられてダメなのかを知りたい方は検査をしてみるといいかもしれませんよ。

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