“ココナッツ”は、ココナッツミルクなど加工品をメインとして食べられている果物ですが、生のココナッツの食べ方について知っていますか?中には白い果肉が含まれていますが、どう食べるものなのでしょうか?また、ダイエット効果など体に嬉しい効能はあるのでしょうか?今回は、
- ココナッツの白い部分は何?
- 白い部分の栄養と効能
- 白い部分の取り方
- 果肉を使ったオススメレシピ
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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ココナッツとはどんな食べ物?
“ココナッツ”は、ヤシの木にできる果実です。そのため別名『ヤシの実』とも言われています。ココナッツの大きさは直径30ほどで、重さは4kg近くにまで成長します。
果皮は茶色いのが一般的ですが、熟す前は緑色をしています。ココナッツの皮は厚く、食べられるのは中身の”胚乳”と呼ばれる部分です。ココナッツには液体と固形の胚乳があり、液体はそのままジュースとして、固形はお菓子やオイルに加工されます。若いものであれば柔らかいので、そのまま生で食べることもできます。
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ココナッツの白い部分は何?
ココナッツは厚い皮に覆われていますが、その中には“白い部分”があります。この白い部分は『胚乳(はいにゅう)』と呼ばれるもので、ココナッツの食べる部位です。
ココナッツミルクの原料にもなっているところで、固形の胚乳を刻み水に混ぜて沸騰するまで煮詰め、ココナッツの水分だけを濾したものです。また、ココナッツを使用したお菓子もこの胚乳と呼ばれる部位が使われています。
ちなみに、ココナッツウォーターは液体状の胚乳部分です。「外皮>白い部分(固形胚乳)>液体胚乳」という3層になっており、脂肪分を含んでいません。
ココナッツの白い部分の栄養と効能
ココナッツの白い部分=胚乳部分には、どんな栄養素が含まれているのでしょうか?栄養素と効果について見てみましょう。
栄養素
ココナッツの実には、カリウム・マグネシウム・鉄分などのミネラル類が豊富に含まれています。また、ココナッツミルクやココナッツウォーターとは異なり、食物繊維も多いのが特徴です。100gあたり9gの食物繊維が含まれ、便秘解消効果やダイエット効果、高血圧予防に効果的です。
- カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
- カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
- 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
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効果・効能
ココナッツの果実には食物繊維が多く含まれているため、便秘解消など腸内環境を良くする効果を期待することができます。また、カリウムも多く、高血圧予防やむくみ解消、冷え性改善に効果的です。
- 便秘解消
- 貧血予防
- むくみ改善
- 冷え性改善
- 高血圧予防
ココナッツの白い部分の取り方
ココナッツの加工品は気軽にココナッツを食べることができる食材ですが、生のココナッツの実はどのように食べたら良いのでしょうか?最後に、ココナッツの果肉の食べ方についてご紹介します♩
- ナイフを使って果肉を削ぎ落とす→熟れている場合
- スプーンを使って果肉をすくう→若い場合
熟れたココナッツの味は剥がしにくいので、ナイフなどを使って削ぎ落とすように取るのがコツです。若いものは熟れたものより柔らかいので、スプーンでも取ることができます。
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ココナッツの果肉を使ったレシピ・食べ方
ココナッツの白い部分である果肉を使ったおすすめレシピをご紹介!生のココナッツを食べるには、こんなアレンジ方法があります。
カレー
刻んだココナッツは、そのままカレーに入れても美味しく食べることができます。シャキシャキとした食感なので、アクセントになりますよ◎
ココナッツミルク
グリーンカレーやレッドカレーなど、タイカレーにはココナッツミルクが必須です。ココナッツミルクのマイルドさは激辛のカレーと相性が良く、ほどよい味わいに調整してくれます♩家庭でもココナッツの果肉からココナッツミルクを作ることができるので、是非挑戦してみてください。もちろんそのまま飲んでも美味しいですよ◎
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まとめ
この記事をまとめると
- ココナッツの白い部分は、胚乳と呼ばれる部分
- 胚乳には固形胚乳と液体胚乳がある
- 固形胚乳→ココナッツミルクやお菓子の原料
- 液体胚乳→ココナッツウォーターの原料
ココナッツの白い部分は、胚乳と呼ばれる可食部です。生でそのまま食べることができ、食物繊維が豊富に含まれています。日本ではなかなか生ココナッツを食べる機会はありませんが、体に良いのでチャンスがあれば是非食べてみてください。
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