お菓子などに使われている”ココアバター”。どんな成分や効果があるのか知っていますか?あまり知られていないものですが、実は化粧品など肌に塗るものにも用いられています。アレルギーや副作用はないのでしょうか?今回は、
- ココアバターって何?
- カカオバターとの違い
- ココアバターにアレルギーはある?
これらのテーマについて紹介いたします。
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目次
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ココアバターとは?
“ココアバター”とは、チョコレートの原料でもあるカカオ豆に40〜50%含まれている脂肪分です。カカオ豆を発酵させ、乾燥や粉砕、除皮したカカオニブに焙煎や圧搾を加えて取り出したものです。
ココアバターは淡いクリーム色で、味や香りはありません。本来、独特な香りがありますが、脱臭処理を行うことで限りなく無味無臭に仕上げています。また、ほんのり甘い香りがすることもあります。ココアバターは34度になると溶ける性質を持っています。
カカオバターとの違い
ココアバターの他に“カカオバター”と呼ばれるものがありますが、どちらも同じものを指します。カカオは植物名で、ココアは食品名という違いがありますが、物自体は全く同じなのです。
使い方
ココアバターは主に、お菓子や化粧品・薬品・軟膏などに用いられています。化粧品や軟膏など、肌に塗るものに利用されているのは、ココアバターのと溶けが非常に良いためです。
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ココアバターの美容効果と成分
ココアバターには、強い抗酸化作用を持つポリフェノールが含まれています。ポリフェノールには体の老化の原因となる活性酸素と闘う効果があるため、美肌などアンチエイジングに効果的です。ココアバターの美容効果には、このようなものがあります。
- 保湿力アップ
- 美白効果
- 日焼け防止効果
- 肌を柔らかくする効果
これらの効果と含まれる栄養成分の関係について見てみましょう。
ビタミン類
ココアバターには、ビタミンA・ビタミンE・ビタミンFが含まれています。これらのビタミン類には、肌に栄養を与えて余分な脂分を取り除く働きがあります。これによって肌のトーンアップが期待できます。
ポリフェノール
ポリフェノールには抗酸化作用がありますが、日焼け止め効果もあることがわかっています。ココアバターに含まれるパルミチン酸という成分も、市販の日焼け止めに使用されているものです。
オレイン酸
ココアバターに含まれるオレイン酸は、人の皮脂にも含まれている油分です。そのため、肌をしっとりさせる保湿効果が期待できます。
また、パルチミン酸、ステアリン酸という成分にも抗酸化作用があるため、シワ予防やシミ予防などアンチエイジング効果を期待することができます。
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ココアバターは体に悪い?
ココアバターに含まれる様々な栄養成分により、美容効果が期待できる食品であることがわかりました。しかし、“ココアバターは体に悪いの?”と疑問に思われることもあります。
ココアバターに体に悪い成分は含まれていませんが、食品になっている場合の食べ過ぎはNGです!ココアバターに含まれる脂肪分はオレイン酸などの体に良いものですが、脂質には変わりないので過剰摂取は太る原因となります。
ココアバターはチョコレートに用いられることが多いですが、その場合砂糖も含まれているので、食べ過ぎると糖分の摂りすぎとなりますのでダイエット中は特に注意です。
また、化粧品や軟膏など肌に塗るものにも多く用いられていますが、人によっては肌に合わないこともあります。肌が荒れてしまうようなことがあれば、使用するのをやめましょう。
ココアバターにアレルギーはある?
アレルギー食品は多数ありますが、ココアバターにはカカオ本来の成分が含まれていないため、アレルギー反応を起こすことはありません◎
カカオ豆は体質によりアレルギーを起こすことがありますが、ココアバターとして加工されたものは安全です。
また、ココアバターには牛乳などの乳製品も含まれていないので、乳製品アレルギーの方でも安心して食べることができます。
ココアバターにアレルギー成分は含まれていない!
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まとめ
この記事をまとめると
- ココアバターはカカオ豆を原料とする脂肪分
- ココアバターの使い道は、お菓子などの食品・化粧品・薬品・軟膏など
- ココアバターは美肌効果などアンチエイジング効果・美容効果が高い!
- ココアバターにアレルギー成分は含まれていない◎
ココアバターそのものを食べることはほとんどありませんが、チョコレートなどのお菓子類や化粧品など幅広い商品に用いられています。体に良い油分によって美容効果や健康効果が期待できるので、機会があれば是非試してみてください。
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