ココアは寒い時期になると飲みたくなるものですが、子供にはいつから与えてもう良いのでしょうか?赤ちゃんに与える時の注意点などにも着目しました。今回は、
- ココアは何歳から飲める?
- ココアに含まれる栄養と効能
- ココアの飲み過ぎは下痢になる?
- 赤ちゃんにココアを与える時の注意点
これらのテーマについて紹介いたします。
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ココアとは?
“ココア”は、カカオ豆を原料とする飲料です。カカオ豆からココアパウダーと呼ばれる油分を抽出して取り除き、粉末にしたものがココアです。
飲み物としてのココアには、これに砂糖や脱脂粉乳などが加えられており、『調整ココア』と呼ばれています。調整ココアはお湯を注いで飲まれており、無調整のココアはお菓子やパンなどに使われることが多いです。
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ココアに含まれる栄養・効能
ココアの栄養
ココアの主成分はカカオポリフェノールです。ポリフェノールとは強い抗酸化作用のある成分で、アンチエイジング効果も持っています。ココアは意外にも栄養価が高く、糖質・カルシウム・鉄分・ビタミンB群も含んでいる特徴があります。
- カカオマスポリフェノール:カカオマスポリフェノールはカカオ豆に存在するポリフェノールで、抗酸化作用をもち体の活性酸素を除去する効果を持っています。抗酸化力で、虫歯菌の増殖を抑え、胃潰瘍原因のピロリ菌や腸内の悪玉菌の増殖を抑えます。ストレス耐性アップ効果もあります。
- 糖質:糖質は、主に植物が光合成によって作られる栄養素で、体内にブドウ糖に分解されエネルギーになります。1gで4kcalのエネルギーを持ち、体を動かす、生体維持に欠かせない大きなエネルギー源です。
- 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
ココアの効能
ココアに含まれるポリフェノールや、テオブロミン、食物繊維などの栄養素には下記のような効果を期待することができます。
- 動脈硬化予防
- 脳機能の改善
- むくみ解消
- 血圧の正常化
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ココアは何歳から飲める?
ココアを子供に与えられるのは、“離乳食期を終えた1歳から”とされています。離乳食が始まるのは生後5〜6ヶ月で、離乳初期初期→中期(生後7〜8ヶ月)→後期(生後9〜11ヶ月)を経て、普通食が食べられるようになります。
ココアを飲み物として与えても良いのは、これらの離乳食期を終えた赤ちゃんです。赤ちゃんは生まれてすぐに飲むミルクから『フォローアップミルク』というミルクを飲むようになりますが、フォローアップミルクを飲むようになったら、“ココアを混ぜて与えても良い”と言われています。この時期は、生後9ヶ月頃です。
月齢の小さな赤ちゃんには、ココアが刺激となって下痢や腹痛の原因となることもあるので与えないようにしましょう。
ココアで下痢になる原因
赤ちゃんがココアを飲んで下痢や腹痛となる原因は、ココアに含まれる食物繊維にあります。食物繊維は野菜や果物なといった食材に含まれているイメージが強いですが、実はココアにも含まれる栄養成分です。
消化器系が未発達の赤ちゃんは、食物繊維を上手く消化できずに下痢を起こしてしまいます。下痢や腹痛を防ぐためには、与える量に注意しましょう。
1日に飲んでもいい量は?
消化器系がしっかりするまでの3歳頃までは、1日に飲むココアの量は1杯までに抑えるようにしましょう。
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まとめ
この記事をまとめると
- ココアを飲み物として与えても良いのは、離乳食を終えた1歳から
- 生後9ヶ月頃のフォローアップミルクにココアを混ぜてもOK
- ココアには食物繊維が含まれるため、飲み過ぎは下痢や腹痛の原因となることも
- 赤ちゃんにココアを与える際は、量に注意!
ココアには食物繊維が含まれているため、月齢の小さい赤ちゃんには刺激となってしまうことがあります。飲み物として与えても良いのは1歳以上なので注意しましょう。また、ミルクに混ぜて飲ませることはできるので、徐々に慣らしていくのもおすすめです。
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